仮面ライダーウィザード感想 (11話〜20話)


第11話「守り抜く約束」

 戦闘後、直己を強引に連れて行こうとする木崎。止めた晴人の言葉は「まだお仕置きしてない」でした。あははは。そしてそれで一応止まっちゃってる警察は何なんだ…! 直己がここに来た理由を聞き出してますが、重要なのは一人で来たことだし、何で言わなかったんだって方を聞くべきなんじゃ。
 とりあえずそれだけで直己はまた連れ去られました。「いつまでもお前のような化物のところに置いておけるか」木崎さんはずっと魔法使いを監視してたはずですが、それでこういう結論なのかなぁ…。暴走したことがあるならともかく…。
 一方輪島さんの方もまだ警察。「なんか乗らなくてさー」で何もやってないようですが。「悠長なことを言ってる暇はないんだ!」思わず怒鳴ってる木崎さんですが、即座に「失礼」と…この人常識あるのかないのかよくわかんないな。ファントム倒したいってことも悪い人じゃないこともわかるけど、それはそれとして取ってる手段が酷いんだけど。
 で、「一刻も早く魔法の力を手に入れなければならない」の木崎さんに対し「指輪だけ手に入れても仕方がない」の輪島さん。力を得ることへの資格がどうとかって話になったかと思えば「ぶっちゃけ指輪を使えるのは魔法使いだけなんですけどね」に何か木崎さん驚いてる? え、指輪さえ作れば自分たちも使えると普通に思ってたんでしょうか。何かその手段用意してたわけじゃないのかよ…!
 彼が何をどこまで知ってるのか最後まで見てもさっぱりわからない。
 そしてここで直己くんをどこかへ移す準備完了。見張ってた晴人が付いて行きます。同時にそれを見上げてるファントムたち…ですが、メデューサからは「今度は手玉に取られないようにしないとね」…うん、どう見ても囮作戦だろうと思ってたからメデューサのこの言葉怖かったよ…! 結局囮に引っかかったの晴人だけなんだけど…!
 っていうか晴人も晴人で警察が襲われまくってる中、何してたんでしょうか。直己がやられそうになってからようやく来るって。どんなタイミングだ。
 フェニックスの方もウィザードの相手のために来てます。「おれは何度死んでも蘇る。不死身のファントム、フェニックスだ!」の言葉にようやく、あ、そうかフェニックスか…と思いました。名前を全然認識出来てないな私…。
 結局晴人が囮に気付いた辺りで戦闘は終了。「囮を使うなんてどういうつもりだ」「他の誰かを危険にさらして」との晴人ですが、一応警察だからなぁ…。「直己くんを守るためなら手段は選ばん!」とか言っちゃった木崎さんですが、これが「一般人を守るためなら」って言ったらどうだったんだろう。
 まあともかく、ここで回想に入り、直己の父親が死んだ事件を語ってます。魔宝石を手に入れたのは直己父のようですが、その辺も、何をどこまでわかってたのかも結局よくわかんないな。
 あと声が届く距離で結構普通に話してるのに何か違和感あった。
 父親が自分のために死んだと聞けば直己がショック受けるから、とのことで何も話さなかったという木崎。それで都合悪いこと隠してると誤解されたんだよな…普通に仲良くやってたのに、そういう発想にしかならなかったのかな直己…。
 木崎さん、結構言動も表情も正直なんだけどなぁ。
 で、そんな話してる間に本物の直己も襲われてます。本物は全く顔も隠さず移動させるのか…。囮が上手く行ってるかどうかの判断もないんでしょうか。木崎さんのところに肝心の直己を狙うファントムが来てないのは気付いてなかったのかな。

 襲われた直己ですが、一応まだ凛子がいたため「ガルちゃんたちお願い」で使い魔にファントム襲わせてます。結構役立ちますね使い魔。って合体した! いや、これCMで見てたけど。何か普通に合体するんだな。
 まあ大した時間稼ぎにはならず、凛子も飛び出しますがやっぱりどうにもならず。ここでファントムから父の死の真相を聞かされ絶望の直己。ああ、この絶望はちょっとわかりやすいな。
 ここで晴人がやってきてウィザードVSファントムです。直己には木崎が語りかけてます。「駄目だ。絶望するんじゃない。お父さんの死を無駄にするな!」このシーンで何か感じたのは凛子ちゃんっぽいですが。
 晴人は急いで敵さん始末。また固まってる敵に「引っかかったな」でコピーしてひたすら銃弾打ち込み「同じところに何度も当てればいいってことさ」とか言ってるんですが、敵のあの技って前回普通に攻略してなかったか。力技で。
 まあともかく敵さん撃破。直己がやばいですが、そこは「諦めるな」「まだおれがいる」と最後の希望のウィザードが直己の中へ。直己の精神世界の敵は…手が這ってるみたいでちょっと気持ち悪いな。これも無事撃破し、直己はゲートじゃなくなりました。やっぱ逃げる必要なくなるのが一番ですね。なんか泣きそうだな木崎。
 この後、「いろいろと誤解してすみませんでした」とか謝ってる直己。一度気付けばあっさりですね。「おれも国安に入ろうと思います」とか新しい希望も出来てめでたしめでたし。
 輪島さんも店に戻ったようです。なんかお祝いしてます。そんなノリでいいのか。もう輪島さんがいいならいいのか。「お土産」で警察の持ってた魔宝石持って来ましたよ。「この力をたくせるのはお前しかいない」とか言ったそうですよ。こっちももう完全に認めたのか…。それでいいのか。今後は普通の協力者になるんですかね。もみ消しとかはやってくれてたしね。
 そして次回…ようやく瞬平がどうにかなるんだろうかどうにもならないんだろうか。


第12話「希望の和菓子」

 前回の魔宝石からとっとと指輪完成です。やる気になると速いっぽい。2個あることについて、まあそういう気持ちを受信したらしいですが、あの大きさから作ってるんだから2個ぐらいあっても普通じゃないかと思ってしまった。余った部分どうしてるんだろう。
 とりあえず「似てるな」とか別のリングと比べてますが、リング正直よくわからない。ハリケーンとどう違うんだ、とか思った。ああ、ドラゴンのリングと比べてたのかな…? ぱっと見じゃ同じにしか見えないよ!
 晴人がパワーアップしたことで「ぼくも助手としてレベルアップする」と頑張る瞬平。何するのかと思えば、彼氏に水ぶっかけた女性に「今、あの人を絶望させましたね!」ってそうくるか…! 「ごめーん、人違い」晴人は綺麗に割り込んでくるなぁ。このあとも晴人がフォローに大忙しという状態ですが、晴人はなんかあんまり気にしてなさそうだな…ゆるいなー。
 まあ一応「空回りしすぎ」「今日はもういいから、どっかで頭冷やせ」と言ってますが。言うことは言う。

 そしてとぼとぼ歩いているとこで高校時代の先輩という人に遭遇する瞬平。和菓子屋で働いてるようです。…瞬平は卒業してから何してるんだろうな。
 この和菓子屋が今回のファントムのターゲット。お使いしてる先輩の和菓子を全部引っくり返すとか、闇雲に襲うだけじゃない敵は怖いですね。
 そして「化物に襲われてお菓子が全部駄目になった?」「子どもだってそんな言い訳しないわよ」と言われてる先輩。そりゃそうだろう。ホントにまんま言ったのかよ…! 言っても信じてもらえないことぐらいは想定できるだろうと思うんだけど。そうじゃないなら晴人が魔法使ってやればいいのに。
 結局これで「松木庵さんとのお付き合いも今日までです 」とか言われちゃう和菓子屋さん。言い訳が悪かったんじゃないかなぁやっぱ…。あと結局、松木庵の味にこだわってたわけでもないってのが大きいんでしょうが。
 この後「先輩、絶望しちゃ駄目です」「希望を持ちましょう」と一生懸命な瞬平。和菓子を売り歩くことに。完全な押し売りですが、一個一個は高いものでもないし、瞬平なら最初は結構さばけそうですよね。ただ継続しては無理だよなぁというところに突然やってくるセールスマンさん。「これは素晴らしい」「こんな美味いまんじゅう今まで食べたことがない」と毎日500個の発注です。正直特撮だとこのぐらいのノリは普通にありな気がしますが、展開的には不安しか覚えない。
 大喜びの瞬平に「凄すぎて逆に不安だろ」「大丈夫なのか」とか突っ込んでくれてたのにほっとしましたが、結局注文は受けたようです。怪しんでたのに口約束だけなんですか、契約書どころかデパートに確認もしてないのか。いや、デパート側はあのファントムで処理できるのかな。
 和菓子屋さんたちは一生懸命オリジナルまんじゅう作りしてましたが、どうなるか想像つくからもうこの辺怖くて仕方なかった。晴人はずっと微妙な反応してるしさー。あ、車に張り付くクラーケンはちょっと可愛い。
 結局騙されてたってことで絶望しかける和菓子屋の親父さん。こっちがターゲットだったと。そういうことか。最初、この親父さんがファントムならいいのにとちょっと思ってたんですがね…真っ当に来たなぁ…きつい。
 っていうか「やっぱり親方さんがゲートだったか」ってそこまで思ってたのかよ晴人! この件で絶望するのは親父さんもお弟子さんも一緒だからわかんなかった。
 とりあえず普通に戦闘開始。晴人が早速新しいリング使ってます。「ハリケーン」「ドラゴン」と来てようやく意味わかりました。
 この戦闘を見ながら瞬平、「凄い。ぼくにも何か出来ることは…」って更に見てる方を不安にさせる言葉だな…! 結局トドメ刺されそうになったファントムが飛び出して瞬平を捕まえ、攻撃できるならしてみろ状態。ああ、もう…。
 役に立たないどころか足手まといになってる瞬平。次回で何かしらフォローはある…んだろうか。怖いなぁ。
 っていうかホントウィザードって希望を叩き落す展開がくるから見てて怖いんだよなぁ…。


第13話「夢を継ぐ者」

 瞬平を盾にしてる敵さん。どうやって逃げるのかと思ったら高所から落としてその隙に、か。落とされた瞬平はウィザードの風で助けられました。ああいう咄嗟の魔法はいいな。
 で、改めて全員で面影堂に。晴人は親方がゲートだと気付いてたのか、という問いに「確信はなかったけどな」との言葉。でも怪しんでたんなら言っちゃ駄目だったのかなぁ。瞬平は空回ってるとはいえ絶望させないように、ってしてるけど、晴人はファントムさえ倒せばいい、なのかな。言ったところで変わらないと思ったのかな。
 結局この状況で店は閉めることに。元々経営やばかったですしね。早速店仕舞いとしようとする親方ですが、ファントムがまだ狙ってくるかも、ってことでそっちは弟子に任せることに。この場合面影堂に篭って、敵が襲ってくるの待つしかないんだろうか。
 親方さんは割と聞き分けよく引きましたが、このあと「あんたが一緒なら大丈夫なんだろ」と出かける提案。実際ずっとあそこに居るわけに行きませんよね。面影堂に居たら安全ってのもよくわからないし。「自分の命を危険に晒しても?」って言うけど、重要なのは晴人が居るか居ないかなじゃないのかな。
 で、その親父さんの用件は弟子を別の和菓子屋さんに頼むことでした。店が潰れても弟子が「一人前になって、うちの味をちょっとでも覚えててくれたら」ってのが希望に繋がってるってのはいいですね。が、それをしっかり聞かれる晴人たち。やばい、と慌ててメデューサを追う晴人、戦闘開始です。またディフェンド連続してますよ、一応時間稼ぎにはなるのかな。敵に捕まったのは水になって抜けてます。あれホント便利だな…。
 が、結局やっぱ強いメデューサ。思い切りやられましたが「ゲートが絶望する様を指をくわえて見ているがいい」で去って行きました。あれ、それでいいんだ。彼女たちがウィザードちゃんと抑えるか倒すかすれば今後楽そうなのになぁ…。
 とりあえず今やばいのは弟子、ということで「テツヤさんがいそうな場所を教えてくれ」と晴人。いや、店仕舞いさせてるんだから店じゃないのか。店に居たけど。

 その頃、瞬平の方は凛子ちゃんに愚痴ったり先輩を励ましたり、松木庵の元取引先に頭下げに行ったり、まあいろいろ頑張ってます。相変わらず空回ってるし、元取引先にはかなり迷惑なことしてますが、少なくとも先輩はこの姿に思うところあったようですね。店に帰ってまんじゅうを作り、これが親方に認められました。ちょうど世話した就職先から何か作って来いと言われてたこともあり「このまんじゅうがお前の履歴書だ」ということでまんじゅうを届けに行く弟子。
 「一人前になんの、楽しみにしてるからな」「おれが親方の希望になります」こっちはいい感じにまとまってました。
 あ、この辺見て晴人も反応してます。「そっか、夢を継いだのはおれの方だったな」って忘れてたのか晴人? 「おれも受け止めてやんないと」とか言ってますが、今まで受け止めてなかったのか。深く考えてなかっただけか。

 弟子の運ぶまんじゅうですが、結局襲われて地面に落下。って、一応包んであるとはいえ、落下しちゃったのはどうなんだ…!
 このあとまんじゅう守って戦うウィザードはちょっと笑いましたが、せめて最初から箱に残ってて欲しかった…! 弾かれた最後の一個は瞬平が必死の思いでキャッチ。ここで役立つのかよ…! でもあれ、ホントに無事と言えるのか。
 まあともかく瞬平が頑張り、最後の希望が残して戦闘の続き。空中戦ちょっと面白い。スモールとか戦闘中に使うの怖くないか! 上手いこと敵がぶつかりましたが。結構慣れてるよなぁ晴人。
 最終的に敵さんはなんか大爆発起こしてました。空中じゃなかったら凄い被害になりそうだな。空中でもあれだけど。

 最後、結局店は閉店。弟子の方は無事別の店に就職出来たようですね。まあこれでいいんだ的な流れの中、自分が何やったかは全くわかってない瞬平。うん、まあ瞬平はそんな感じでいいんだろうな。
 「これからも頼りにしてるぜ。魔法使いの助手としてな」受け入れるって、こう言ってやるってことだったのかな。この先もどれだけ役に立つのかさっぱりわかりませんが、まあ頑張れ瞬平…。


第14話「帰って来た映画監督」

 布の向こうの敵ボスさん。普通にベッドに寝てるのか。なんかシュールな光景。青い魔宝石とか出してます。魔宝石ってそういえばなんなんだ。
 その頃、晴人とコヨミはデート中。というかたまには連れ出してるということですが、普通にデートですね。コヨミちゃんがファッションショーしてますが、格好変わるとまだ誰だかピンと来なくなるな…。「他のも着てみろ」と遊ばせて、終わったあとに帽子プレゼント。スマートだな晴人は…。どうにも晴人の他人に対する気持ちって見えないのでコヨミのことどう思ってるかさっぱりわかんないけど。不思議な関係だよなぁ。
 そしてそんなやりとりしてるところに現れる使い魔。さっき敵ボスを覗いてた奴ですが「使い魔?」「また見たことない奴だな」って、え、使い魔ってそういうもんだったの。これはケロベロスかな? よくわからないながらもとりあえず追っかけます。途中で化物に遭遇したという人を見付けたので、使い魔はコヨミちゃんが単独で追うことに。普通に洞窟まで案内するからびっくりした。「この中に入るの?」とかちょっと嫌がってるのもやっぱ普通の子だよなぁコヨミちゃん。中には誰もいませんでしたが、魔宝石があったのでお持ち帰り。どういう意図なんだこれは…。

 晴人の方はメデューサに襲われてる男性を救出。「お前はあのときの」とか「魔法使いになったのか」とかちょっと思わせぶりな男性。まあメデューサに襲われてるときの感じや、このあとの晴人の「ゲートを見殺しにしろって?」に対する反応から大体の正体は読めますね。また上手いことコヨミちゃんと引き離されてるんだもんなぁ。
 メデューサは結局途中で退却。ちょっと様子見ようと思ったんですかね。「やっては…ないよな」「ま、いっか、とりあえず」相変わらずノリの軽い晴人。いつものようにゲートと思った相手を連れて面影堂へ。
 面影堂では「久しぶりのお客さん」が来てましたが、目当ては映写機でした。ここ、普通のお客さん来るのか。普通に店内が生活空間になってるけど、どういう商売してるんだろう。
 まあともかく、お客さんの千鶴さんが昔撮った自主制作映画の話をしてるところに晴人たち帰宅。一緒に居た男性が行方不明になった監督だと判明。…もう初っ端から男性の正体わかるから、きついなーこれは。ホント、ファントムって全部そういうことなんだよな…いつかこういう関係者出てくるんじゃないかとは思ってたけど。
 にしても、ファントムたちってみんな元の人間の職業そのまま引き継いでたけど、逃げて行方不明になっちゃう人も居るんですね。まあ人間襲ってメデューサから怒られてたようだし、ちょっと異質な人なのか。
 監督さんはとりあえず話の流れの中で「一刻も早く映画を」「映画はおれの命だ」とか言い出して、隙を見て晴人から逃走。その間、千鶴さんは監督さんとの思い出語ってました。こっちもこっちで多分今回のゲートだろうなと思ってたから…辛いなー。

 晴人から逃げたものの、メデューサたちに見付かった監督さん。「勝手に人間を襲い、ゲートを減らした罪は重いぞ」と。彼らはそう言う意味でそう簡単に人間を殺すわけにはいかないのか。まあちょうど晴人が勘違いしてることだし、それを利用して晴人を始末しろと言われる監督さん。やっぱこういう展開狙ってたんですね。
 というわけで晴人に再び会いに行き行動をともにしてます。あ、ドーナツ屋さんはポワトリンドーナツとか作ってました。ちょっといいな、あれ。
 で、トラックでひき殺そうとしたり車ぶつけようとしてみたり、精々危ない場所に誘い込むことぐらいしか出来てないですね。プレス現場を楽しく見てる晴人はなんか面白かったけど。ゲートと思われてることを利用して…っていうなら協力者居ないと辛くないかな。結局隙を見て襲いかかろうとしてばれてます。あっさりだなぁ。
 あ、なんか晴人のこと知ってるっぽかったのは半年前に普通に見てたからですね。晴人の方は怪人体しか見てないのか。そりゃ知ってるわけないな。
 「今日の死体役お前に決定」とか一応監督らしいことも言いつつの戦闘開始。「大人しくファントムになっときゃあ、化物の仲間にならずに済んだのにな」って、ファントム側はそういう認識なのか。ちょっとびっくりした。「化物はお前ら、ファントムだろうが」晴人は当然こういう認識だしなぁ。魔法使いについては何かありそうではありますが。
 それはそうと、ここへやってくる千鶴さん。やっぱりゲートでした。監督さんが人質に取ろうとしてますが、メデューサが防いでます。ゲートは守らなきゃなりませんもんね。
 監督さんがファントムというのは絶望させやすそうな展開ですが、さてどうなるのかな…。


第15話「ラストシーンの後は」

 千鶴ちゃんへの攻撃は晴人が普通に防ぎ、千鶴を逃がしてメデューサと戦闘。一応監督さんも参戦しましたが、ゲート逃がしたし、とっとと退却です。監督さんはよくわかんないまま晴人倒す任務続行してたんですね。このあとゲートについて聞き、千鶴担当に回されました。しかしやり方は基本個人任せなんだなぁ。もう全部メデューサが指導した方がいいんじゃ。
 一方晴人側は、ひとまず帰ってみんなに説明。本物の悟史は既に亡くなってると…改めて説明されるときついですね。とにかく今は千鶴を守らなきゃ、というところですが、相手の方が先に動いていたようで、悟史に誘い出されてる千鶴。どうでもいいけど店に電話かけてくるんですね。携帯教えてないのか。
 悟史側は千鶴をおだてつつ、千鶴の絶望のキーを聞きだそうとしてます…あ、そうかわかってないのか…ただ知り合いだから聞き出しやすそうとかその程度なのか…。っていうか腕変化してたけど、襲おうとしてた? 人間の記憶ある割にいろいろ機微がわかってないよなぁ。でも前回の人は上手かったし、このファントムが馬鹿なだけか? いまいちいろいろ状況を利用できてない。
 ここに駆けつけた晴人とのやりとりはちょっと面白かったです。晴人側も本当のこと言うわけにはいかないので上手いことごまかしながら牽制してるあたりが。
 結局3人で外に出たところで、「あの映画が」「今の私の心の支え」とか言っちゃう千鶴さん。ああ、晴人もはっとしてる。台詞が出る流れが自然過ぎて止めようもないですね。「これでお前を絶望させられる」と変身する悟史。ホント見事にわかってない。ファントムへの変身そのものが絶望に繋がりそうですが、さすがに晴人が隠しました。まあ瞬間見てなくても悟史が消えてるので混乱してますが。上手いこと頭ぶつけて気絶したので普通に戦闘開始。が、やっぱりとっとと逃げてくファントム。晴人はファントム追うよりはゲートにつくのかな。どっちにせよ敵はゲートのところへ来ますもんね。

 そして面影堂に気絶した千鶴を連れて一晩。目を覚ました千鶴さんが晴人に詰め寄ってます。重ねてきた嘘がまずい方向に動いてます。そもそも最初に悟史をゲートと勘違いしちゃったのがまずいんですが。
 「何でさとっち一人にして私助けてんの」は千鶴さんから見ればそうですよね。千鶴さんはホント関係ないはずだったから…。何とか千鶴さんも狙われてることを伝えられればいいですが、さとっちの件はそれでもどうにもならないし。 そして頼りにならない、との千鶴さんに怒るコヨミちゃん。ここは変わりませんね。コヨミからすればこれも当然の反応。
 もういい、と涙声で去っていく千鶴さんが辛い。千鶴さんの焦燥もわかるけど、どうしようもないのが。
 「迷えば迷うほど彼女を苦しめるぞ」輪島のおっちゃんからはこんなアドバイス。そうなんだけどなぁ…。今一番絶望させちゃいけない相手だし、扱い難しい。心情的にも。
 まあ晴人はそれでも追いますが。そして「大事なことなんだ。正直に話して欲しい」と千鶴ちゃんの心の支えを聞き出します。フィルムではなくさとっちそのものとか、余計にどうしようもない情報です。まあそうは思ってたようですが。
 そして千鶴を眠らせ、その間にファントム始末を決意する晴人。ファントムの方はフィルム持ってきて「目の前でこいつをずたずたにする」と決めたようです。編集ちゃんとやったんでしょうか。どこまで出来てたんだろう。しかし「一番効果的に絶望させる演出プラン」とか言ってた割に何か普通、と思ってしまった。いや、まあわかりやすいのが一番ですが。
 で、晴人と戦うはめになるファントム。雑魚使ったり車使ったり、彼自身はやっぱあんま強くないのかな。ウィザードは水バージョンで車擦り抜けてました、ウォーターホント便利だな…。
 そして前回手に入れた魔宝石からの新たなリングでドラゴンモード。結構次々出るな新フォーム。「やばい」と慌てて水に飛び込んで逃げるファントム。ああ、わかるのか。っていうかホント弱いんだな。
 逃がすか、とリング使ったウィザードは…何か尻尾生えてる、なんだあれ。そして水を割った…! ウォーターバージョンだから水に飛び込むとかするのかと…! そのまま凍らせて撃破です。水は水…だけど…!
 ファントムなんだけど…ああ、さとっちホントに死んじゃったって感じがする…。外見と知識と…あと割とキャラもさとっちだったんだろうしなぁ…。

 最後、千鶴ちゃんに完成フィルムを渡す晴人。「悟史はアメリカに行った」と…。そうか、そういうことにするのか。綺麗に辻褄合わせて伝言伝えて、千鶴ちゃんの方はまた頑張るって気持ちになったようです。それでいいのか、とは思うけど「いつかはちゃんと伝えなきゃいけないとは思う」とはちゃんと言ってくれましたね。「人に希望を与えるのは現実だけとは限らないわ」まあ…そうなんだけど。千鶴ちゃんがひとまず笑顔で終われてるからいいのかな。…っていうか前回も思ったけど、ゲート、また襲われたりはしないの? 凄くわかりやすい絶望に結びつく要素は残ったまんまなのに。この辺は説明あるのかな。
 あ、最後に魔宝石生み出したボス(?)は「やるじゃないか」とか言ってました。え、何が…? 魔宝石奪われたこと…? え、わざと放置してるのかと思ってた。


第16話「クリスマスの奇跡」

 「確かこの辺りに入り口がたたはずなんだけど」前回魔宝石を拾った場所を探すコヨミちゃんと晴人。やっぱ一応来てみますよね。が、辿り着けません。同じところをぐるぐる回らされてるとか。なるほど、一応そういう妨害はあるんですね。
 その頃、メデューサたちは相変わらずゲート探し。普通に歩いてて普通に発見して、今回はフェニックスが行くようです。放っといたら暴れられるからのようです。街一つ吹き飛ばせば「どっかのゲート一人ぐらい絶望させられるだろ」とか適当というか、ホント暴れたいだけですね。
 どうでもいいけどメデューサもフェニックスも寒そうだなぁあの格好…。
 凛子ちゃんはその頃サンタ服でした。「普段真面目に働かんからだ」とか言われてます。まあファントム絡みはともかく、それ以外の仕事ちゃんとやってないんですかね凛子ちゃん。「どうせ彼氏もおらんのだろ」とか言っちゃったことで他の婦警に引きずられていく署長さん。そうかセクハラか。しかし引っ張って行き方は優しい。
 ここに現れた晴人とコヨミは、なんか真顔で凛子ちゃん見てました。なんだその反応は。「警察ってそういう仕事もするんだ」それは私もびっくりです。しかし…あれ笑うとこなのか晴人?

 この後、襲われてるゲート発見でいつも通り回収。「ゲートだとかファントムだとか、そんな話信じられっかよ!」あ、やっぱりこういう反応の人もいるんですね。毎回その辺楽だったからなぁ。
 一応名前までは聞いたようですが「初対面から呼び捨てか?」と言われちゃいました。晴人の態度の気安さは、気に食わない人は気に食わないよね。タツロウくん自身の態度もあれですが。
 信じなくてもいいけど、守らせて欲しい晴人ですが、「今日はおれの希望の日なんだよ」とか言われちゃいます。そんなこと言われたら何も言えませんね。っていうか実際わけのわからない化物に襲われたからしばらく閉じこもってじっとしてろ、とか無理な人の方が多いよなぁ。
 タツロウくんはやたらバイト詰め込んでて、ひたすら働いてました。しかし一日でやってるってことは一個一個の勤務時間短いよな、あれ。なんか効率悪そう。
 これを見て「見かけによらず働き者」と凛子ちゃん。「遊ぶ金が半端ないんですよ」「悪いことして借金が凄いあるとか」とりあえず悪い方に取る瞬平。いや、遊ぶ金欲しさのバイトは全く悪いことじゃないですが。見かけって大事ですね。そんな悪い見かけにも思えませんが。まだまだ金髪ってそういう扱いかなー。
 このタツロウくんが途中で向かったのが児童施設。わかりやすい。「妙なとこで休憩するんだな」「それともここが次のバイト先か」とか声をかけ、プレゼント買ったところにも出てくる晴人。なんかちょっとうざいと思われても仕方ない気はする。っていうか今回、やたら晴人が表情薄い気がするなぁ。いや、いつもこんなんだっけ。
 関係ないけど施設でガルーダとか子どもたちに見せて遊んでるのがなんか楽しそうで良かった。結構気楽に見せますよね魔法。

 で、子どもたちにプレゼント買ったタツロウくんですが。なんかもうここから先、話の展開が怖くて仕方なかった、だって絶対このプレゼント壊される…!
 フェニックスが出てきたときは、ウィザードと遊ぶのが目的だったようだし、実際そっちに集中してたのでプレゼントなんとか助かるかと思ったら…やっぱ燃やされるしー!
 フェニックスの方はフレイムドラゴンの攻撃が効きませんでしたが、ウォーターバージョンのドラゴンでは撃破できました。あ、出来ちゃうんだ。まあ水でやれば、とは思ったけど。割とあっさりやられたなぁフェニックス。しかし「死と再生を繰り返す度に強くなる」ってのは怖いな…。
 途中、落とした武器をコネクト使って拾ってたのは面白かった。
 ゲートの方は絶望しちゃったのでここでアンダーワールドでの戦闘へ。あ、今回ここまでやるんだ。どうも二話構成に慣れてる。一気に解決までいってくれるのはいいな。すっきりする。
 プレゼントの方はもうどうにもならないよな、と思ってましたが、アンダーワールドで現れたサンタから貰ったリングで復活。えええええ。「メリークリスマス」って、あれ、これひょっとしてキャラデコの…?
 「嘘だろ。こんな魔法ありえない」魔法がどこまでありなのかはわかりませんが、やっぱそうですよね。リングの方はプレゼント復活させたあと消滅。ああ、さすがにそれはそうか。一回限りのクリスマスの奇跡…なら納得できるかな。いや、もうホント良かったプレゼントが戻ったのは…。施設の人にも受け入れて貰えて、、タツロウくんにとっては完全にいい感じに終わってめでたしめでたし。
 あ、フェニックスも当然のように復活してましたが、普通に去って行きました。まあ倒された直後は力ないんでしょうし、またしばらくは戦いには出てこないのかな。

 さて、次回はついに2号ライダーかな。どんな感じかなー。


第17話「もう一人の魔法使い」

 何やらソファで唸ってる瞬平。凛子ちゃんが心配して飛びついてましたが、いや、もう最初の段階から食べすぎだろうとしか思えない。実際その通りだったようです。枕と毛布を取りに行ったらしい晴人が優しい。ベッドには寝かせてくれないんだろうか。
 「魔法でちょいちょいと」治してくれ、との瞬平でしたが、「怪我とか病気」は魔法では治せないそうです。まあ治せるなら今まで使ってますよね。っていうかこれも今回登場ライダーの前振りだったのか…。今回最後まで見ないとわからなかったことがいろいろあったなぁ。
 とりあえずファントム側はいつも通り。いや、フェニックスは凹んでるのかもしれませんが。メデューサはちょっとからかう感じで笑ってます。あ、意外に軽いのね、その辺の扱い。
 ここで何やら気になる人物を発見するメデューサ。最初はただのゲストだと思い、ワイズマンが出てきて、ちょっと違った展開になったときようやく、ああ、これが2号ライダーかと気付きました。映画でも変身後しか出てなかったもんなー。
 あ、ワイズマンが何て言ったのかはよく聞き取れませんでした。

 目を付けられてた男性は「このままじゃホントに餓死しちまう」とか言って倒れてましたが「こういうときこそ必ずいいことがある!」と前向きです。とりあえずフランクフルト食べに行き、ケチャップを断って出したのはマイマヨネーズ…! 「俺、専用」とか書かれてます。あははは、そういうキャラか! まあフランクフルトにマヨネーズは別にありな気はします。
 というわけで食事開始したところ、やってくるファントム。いつものように晴人が助けに来ます。「さあ、ショータイムの」でこの男性に止められちゃう晴人。ファントム側も戸惑ってるのがちょっと面白い。「おれの食事!」と怒る男性ですが「悪い、あとで奢るよ」って晴人は軽いなぁ。っていうか晴人が引っくり返したわけでもないのに、一番簡単に収めようとしてくれるなー。男性は収まりませんでしたが。
 が、瞬平たちに連れられてドーナツ奢って貰えば、それでご機嫌、っていうかドーナツにもマヨネーズか! しかも結構いけるようです。店員さんたちも気に入ってます。いいのか。
 で、食べたあとも「やっぱり飢え死にしそうだ」との男性。ここら辺りでようやく、あれ? となってきました。この前の会話でも「襲われた? おれが? いつ?」とか「あいつはおれを助けたんじゃない。おれの食事を邪魔したの」とか言ってましたが、あまりにも状況理解してないだけ、にも思えなくもなかったんだよなぁ…。もしくはファントム見えてないのか、とか思ってた。

 あ、晴人の方は敵が背を向けたところで尻尾に刺されてやられてました。普通ならすぐ死ぬほどの猛毒か…怖いな。ところでこのファントム、OPで名前見たときからどっかで見たことあるな、と思ってたんですがグランセイザーやガイファードの博士か! 顔見るまで思い出せなかった。わかりやすい顔してるよな…。
 占い師らしいこのファントム、晴人を倒したところで目当ての男性に直接声かけ。軽く乗る2号ライダーさん、明るいなぁ。この時点まで、ひょっとしてまだライダーじゃないのか? とまで思ってたんですが、占い師に対しては「おれの中でうずまくもんがおれの命を蝕んでる」とか、ちゃんとわかってる感じの言葉。「絶望しきってはいないようだな」「君には何か心の支えでもあるのかね」占い師さんも何か直球だな。占い師だからいいのか。っていうか絶望しきらないから、こうなってるんでしょうか2号ライダーさん。「ピンチはチャンス」「おれにとっちゃ絶望も希望になっちまう」っていう人なのがもうそのまま謎の答え?
 ここにふらふらながらやってきた晴人。ファントム状態になった占い師に飛びかかりますが、2号ライダーの方は「やっぱピンチはチャンス」とか喜び、晴人に対し「お前がおれの食事の邪魔していいわけないだろ」との言葉。ここでようやくはっきりわかりました。そういうことか…。晴人の方は毒のせいで魔力が足りず、変身出来ない状態。というところでついに2号ライダーさん変身です。やっぱ指輪は指輪なんですね。オープン…なんか開いた…。上手く指輪当てるの難しそうだなー。
 魔法使いビーストと名乗ったライダーさん。「さあ食事の時間だ」とか言い出し、雑魚敵を倒して吸い取ってます。そのまんま「魔力食ってる」って状況なんですね。
 そして途中で指輪の付け替え。何かと思えば「カメレオン」の言葉と共に右肩にカメレオンがついてマントが。え、これ右腕だけカメレオンになるの、っていうかマントしょぼっ、と最初思ったんですが、ああ、どの指輪でもああいう感じになるのね。だったらいいな。いや、カメレオンの表現としてのマントだったら適当だなと思っちゃったので。
 毒を受けたあとは「ドルフィン」に変化。「治癒の魔法」らしいです。ついでに晴人も治してくれました。「ライバルに塩送るなんて、おれっていい奴」って、そうか、彼にとってはそういう認識だったのか。
 敵を倒したあと「ファントムの魔力を食ってんのか」と言われ「お前だってそうだろ」「ライバルだからって隠し事はみっともないぜ」との言葉。まあどう考えても同じタイプの魔法使いだもんなぁ。彼が何をどうしてライダーになったのかはまだわかりませんが。そしてこの感じだと何か他に居てもおかしくない気がしますが。
 まだまだ謎を残したまま今回は終了。いい奴っぽいけど、次回はやっぱ揉めるのかな。


第18話「魔力が食事」

 初っ端、晴人の体を気遣う輪島さんに対し「大丈夫ですよこれからは」「魔法使いが2人いれば」とか言い出す瞬平。そういう反応なのか! ちょっとびっくりした。意外に普通に受け入れるんですね。「本当に味方なの」とコヨミちゃんは冷静に突っ込みますが「晴人さんを助けてくれたし」と。まあ、あれ見て敵だとは普通思わないか。「ありゃついでみたいなもんだろ」と晴人は更に的確に見てますが。っていうかそう言ってたしね。
 凛子ちゃんの方は「それとなく木崎さんに探りを入れ」にいってたようです。え、普通に聞いちゃ駄目なの。っていうか木崎さんには言ってないんだろうか。もう普通に協力者じゃないのか木崎さん…。

 そんな中、話題の2号ライダー仁藤くんは神社で野宿して追い出されてました。前回見たときには思いこみで突っ走りはするけど、まあ普通の感性かと思ってたのに常識がなかった。やりすぎると苛々するなぁ、このタイプは。このあと大学で考古学やってて、とか言い出したのはびっくりしたよ! 常識や知識が偏ってるタイプですかね。水の中から出てきた人を見て「水の中に住んでる奴がいんのか」とか、まあ発想はおかしい。面白いけど。
 この水の中から出てきた人がファントムで、早速戦闘…といったところに晴人もやってきました。マヨネーズ呼ばわりされる仁藤くん。晴人たちには名乗ってなかったっけ…? 敵を前に2人で会話。撃つ真似とか撃たれた真似とか、何じゃれてるんだ。軽いなー。
 2人とも変身しますが、お互いが邪魔になってる内に敵さんは逃走。ホントしょっちゅう逃げられるよなぁ。
 その後「ゲートはどこだ」「あ? ゲート?」というやりとりから、一旦落ち着いて説明に入りました。「さっきからなんなんだ、そのゲートって」と、やっぱゲートのことは知らないんですね。ざっと説明して「ファントムをおびき出すエサってことか」とか納得する仁藤くん。みんな怒るかと思ったらコケてた。仁藤の解釈は仁藤にとっては間違でもないと思うんだけど。
 そして晴人が魔力食わなくてもいいことについてはもう説明あったようです。ああ、この辺りは話早くていいな。またマヨネーズと呼んでる晴人に再び仁藤が名乗り「じゃ仁藤」と名前もようやく認識…なんですが。なんか、これ、距離置いてるのか? 苗字で呼んでちょっとびっくりした。
 ここからようやく仁藤くんが力を手に入れた経緯の説明です。遺跡の探索中に石板と指輪見つけて…ってなんかちょっとクウガ思い出すな。「我はキマイラ」とか謎の声に説明されるままに指輪付けて魔法使いになった仁藤くん。ファントムの魔力食ってないと死んでしまうという結構大変な状況も全部説明されました。言い方は軽いですが。おかげで変に空気が重くなることもないですね。
 晴人の方が戦う理由は「ゲートを守るため」と改めて言われますが、それに対しては「ゲートって言っても赤の他人だろ」「かっこつけやがって」「命がかかってない奴は呑気でいいな」という反応か。まあでもまず自分の命をどうにかしなきゃいけない身としてはしょうがない気もしますね。言ってることはともかく、言い方はそんな嫌味でもないので腹も立たない。
 仁藤の方も、まあ別に邪魔さえされなきゃ敵対する気もないですしね。しかし晴人が肝心のこと言おうとしてるのに「みなまで言うな」とか、ああ、やっぱ思い込みで突っ走る人だ、これ。
 っていうか彼のこの状況って続いていくのかな。ファントムが封印されたベルトらしいし、そっち倒せば何とかなるんだろうか。
 あと一応使い魔も居るんですね。使い魔はやっぱ魔力で動かしてるんですよね。だったら飢えてるときは使い辛いのかな。

 晴人たちの方は、この後ゲート探し。コヨミちゃんのところには謎の青年がやってきました。ファントムらしいです。また変なの増えたなと思ってたら、彼はコヨミに魔宝石渡して去って行きました。ええええ何それ。変な形で増えていくなぁ指輪。
 そして仁藤の元へはメデューサ。仁藤を騙して使おうとするか…。結構怪しさ全開なんですが迷いの出たっぽい仁藤。ああ、もう単純だな。しかし「新たなファントムが現れない限り、いずれあなたの明日はなくなるわ」に関しては実際そうですよね。定期的な魔力の供給が必要だもんな仁藤。あ、「明日はなくなる」でパンツが映ってるのはオーズ思い出したんでいいんでしょうか。
 一方晴人の方はファントムに襲われてるゲートを発見して戦闘開始。このファントム、何で水の中移動してるのかと思ったら、本体は水中型なんですかね。人間になるとボンベ背負ってウェットスーツ着て、とか面倒くさそうだ。
 晴人と戦いながら「やりづれぇ、こっちで勝負だ」と水に飛び込みますが、晴人にもウォーターバージョンあるので水の中でしっかり応戦。
 再び外に出たあとやってきた仁藤は晴人に攻撃してきました。ああ、そういう結論出したか…。「よくもおれを騙しやがって」って、何であっちの方が信じられるんだ。まあメデューサの話の方が理解しやすかったってことなんだろうなぁ。晴人の行動に疑問持ってたみたいだし。
 が、メデューサはメデューサでファントムの方に話を通しておらず、ファントムの取る行動で仁藤もなんかよくわからなくなってます。「ちょうどいい機会だ。改めて聞かせてもらおうじゃないか。どっちがおれの得になるのか」なんかとりあえず話をリセットしちゃってる仁藤ですが、ファントムもウィザードもゆっくりやってる状況でもありません。三つ巴の大混乱。なんかもう笑うしかないな、これ! 「あーもうっ!」最後に仁藤が叫んで以下次回ですが、それはこっちの台詞だよ…!
 まあ晴人はちゃんと説明する人だろうし、あんまりこじれないとは思いますが…こじれないと嬉しいですが…どうなるかなー。


第19話「今日の命、明日の命」

 混乱の中、魔法使って飛んでゲートを攫って行く仁藤。そう来たか。やれやれみたいな反応してる場合じゃないんじゃないか晴人。っていうかいまだにマヨネーズ呼びです、ホント意外な反応だなぁ晴人。
 あ、OPにビーストが。
 ゲートの画家を攫った仁藤くん、画家に目的を聞かれ「おれが欲しいのはあんたの中のファントム」そんなこと言ってもわかんないだろうよ、と思ってたら更に「一つだけ教えてくれ」「どうすればあんたの中からファントムが生まれるんだ」ってそれをゲートに聞くのかよ…! ホントに何もわかってねえ、っていうか物凄く勝手な解釈しちゃってるんだな。当然なんのことだかさっぱりわからない画家さんはとっとと帰宅。仁藤くん、普通について行ってました。いちいち追い返すのも面倒なんですかね画家さん。前回不自然に話しかけてる相手が出てませんでしたが、相手は絵でした。まあそんなオチとは思った。死んだ奥さんの絵ということで。「その絵と話すことだけが、私の生きる希望なんだ」こっちの話に時間取ってる暇はないのか、物凄い直球のわかりやすさ。
 ここにようやくゲートを突き止めた晴人たちも入ってきます。ゲートのことは凛子ちゃんたちに任せ、晴人は仁藤に事情説明。凛子ちゃんの警察手帳はやっぱり便利だな…。
 晴人たちの方では早速「ファントムが生まれるってことは、あのおっちゃんが死ぬってことか」と理解した仁藤。は、早い。ホント早い。説明してるシーンすらない。「嘘だろ」と言いつつ膝をつく仁藤はそれを疑ってる様子も特にないです。「ったく、簡単に騙されやがって」そういう人だから、今の晴人の説明も簡単に信じてくれたんだとは思いますが。
 「わかったらもうおれたちの邪魔するな」の晴人ですが「じゃあおれはどうなんだよ」と仁藤。ですよね、こっちの問題はそれじゃあ解決しない。実際魔力の供給ないと辛いわけだし、と前回も思ったけど、そこはとりあえず置いといて「ゲートの命は今危ないんだ」「明日の命よりまずは今日の命だ」と。それでいいのか。今日が終われば明日になるんだけど!
 晴人は仁藤のフォローは特にせず、ゲートの方にかかりきり。凛子ちゃんは荷物持って行くついでに前回の不満を仁藤にぶつけてました。「晴人くんは、ゲートを守るために自分の命を賭けてる」と。晴人が戦う理由も改めて言われ、頭抱えちゃってる仁藤。こっちはこっちできつい状況ですよね…。そこにこのあとようやく瞬平が触れてくれましたが。ちゃんと仁藤の立場でも考えてくれてほっとした。
 っていうかこの日、みんな画家さんの家に泊まったんですかね。気まずいのかもしれないけど、仁藤くんは入れてやらないのか。なんか普通に庭でテント張ってるけど!
 仁藤くんは結局「明日のためにゲートを犠牲にすんのは後味が悪い」というところで悩んでるので自分さえ良ければって人間じゃあないんだよなぁ。

 晴人たちの方はいつも通り面影堂に移動することにしたようです。画家さんは絵さえあればまあ別にいいんですかね。普通に着いて来てます。が、もう絵を移動させるという時点で怖くて仕方ない…。瞬平に持たせて守れるとは全く思えないのが…。
 実際やっぱりファントムが襲ってきて、晴人が相手してる間に雑魚敵に襲われ絵を奪われる瞬平。「自分を囮にした」というファントムの作戦はナイスですが、雑魚とファントム逆でも結果変わらなかった気はする。
 絵はぼろぼろにされ、ゲートが絶望しかかってるところに駆けつけてきた仁藤。「明日の命より今日の命だったな」「とりあえず明日のこおを今日は考えないようにした」「明日のことはそれからだ」物凄く気持ち良い結論出してきた。なんだこのいい奴…。
 というわけで変身です。「ランチタイムだ」との仁藤に「召し上がれ」とか返してる晴人。あははは。相変わらず面白いな。仁藤がそう来るなら何の問題もないと判断したんだよな。
 雑魚敵で魔力稼げるなら、結構なんとかなりそうな気がする。
 で、絶望しかかってるゲートの方ですが「ゲートはおれが助ける」とか言い出す仁藤。一応責任感じてのことらしいです。っていうか普通にアンダーワールドにも入れるのか! ゲートの中のファントム事情とか全然わかってなかったのに。エンゲージとかはわかるのか。
 「悪かったな。今助けてやる」ということで中で戦闘です。乗り物ないと辛いな、と思ってたら一応出てきました。そういやバイクはないのか。
 こっちはこれで敵撃破。
 晴人の方も前回の魔宝石から作ったリングが届き、これで変身。謎のファントムが「4つのエレメントが全て進化した」「もう戻れないよね」とかそれを見ながら言ってます。おおお…なんかよくわかんないけど怖いな…。
 まあ戦闘自体は普通に終わって、このファントムも去って行きましたが。まあ今後触れられるとこかなぁ、これは。
 あ、ゲートの方ですが、壊された絵の裏には妻からの手書きがありました。まあ晴人が見つけてた時点でこれが希望に繋がるんだろうとは思ってたけど…それでも絵は守って欲しかったよなぁやっぱ…。
 奥さんからの手紙は今まで全く気付いてなかったんですね画家さん。飾るときに気付かなかったのかと思ったら、奥さん死ぬ前から普通に飾ってあったのか。動かしてないなら気付かないか…。

 画家さんの方は解決し、最後に仁藤には「来てくれて助かった」とか普通に言ってる晴人。この辺がやっぱ気持ちよくていいな。仁藤は「おれは責任を取っただけだ」という反応でしたが。
 ここで瞬平が、仁藤のファントムを晴人が倒しちゃえばいいんじゃ、との発言。あ、やっぱそれでいいのか。まあ普通に考えることにはちゃんと気付いてくれるのがいいな。そして「魔法使いが減るのは寂しいけど」凛子も瞬平も仁藤自体は普通に受け入れてるのがいいなぁ。
 でもここで指輪取り出して仁藤に着けようとした晴人に、あれ、今やるの、じゃあ出来ないの、と思ってたら仁藤側で突然の拒否。「おれは、男に指輪をはめてもらう趣味はない」って、そこかよ! まあ何か普通に対峙しながらあの状態だとちょっとだけ気持ちはわかるけど。「キマイラ強いからなぁ」「返り討ちにしちまったら後味が悪い」まあこれもあることはあるんですかね。実際晴人が行って、確実に倒せるとも限らないわけで。でもまあ…なんだかんだで魔法使いやる気がある…ってことかなぁ。
 どうしようもなくなったら晴人が何とか出来るのかな。 とりあえずは「我が永遠のライバルよ」とか言って去って行ったのでそういうスタンスでいくんだろうか。
 まあ思った通り特にもめなかったというか、びっくりするほど全てがあっさり伝わったな…。いや、うん、良かった…。


第20話「近付く真相」

 「今日で何日ファントム食ってないんだよ」早速飢えてる仁藤くん。大体何日で魔力尽きるんだろう。とりあえず屋台で腹ごしらえしてます。なんかコントみたいな雨風吹いてますが、何なんだ。何か意味あるのか。グリフォン飛ばされてるよ…!
 晴人たちの方では新作指輪です。「ドレスアップ」に「エキサイト」。ドレスアップは魔法っぽくていいんじゃないかな、戦いにしか使えないものばっかよりこういうの欲しいな! エキサイトは…何か晴人むきむきになってますがどういう意味だ。

 というところで今回のゲストさん。「これ渡したらヒサくん行っちゃうもん」の言い方とか甘え方とか、最初娘さん? とか思ってしまった。奥さんか! とりあえずラブラブのようです。渡さなかったのはお弁当でした。これ毎日やってるんだろうか。
 このあとひたすら電話しながら家事をやってた女性志保さん、ファントムに襲われ、相変わらずの早さで晴人たち登場。「ナンパにしちゃ乱暴すぎるだろ」晴人はこういう一言挟まなきゃ気が済まないんだろうか。ファントムに騒ぎまくってた志保さんは晴人の変身にも絶叫。いいノリの人だ。とりあえず瞬平が逃がそうとしてますが、携帯は拾いました。このあとの事情説明もそこそこに友達のところに行っちゃう志保さんを「人と繋がってないと駄目なタイプ」と瞬平が評してようやく、ああそういうことか、と思いました。そうだよね、そういう表現だよねあれは。
 「もし約束破って嫌われたら」と、急ぐ志保さん。「泣きたいのはこっちだよ」の反応した晴人にはちょっとびっくりした。まあでも毎回大変ですよねゲートの護衛…。
 とりあえず追いかけた晴人たち。一応ちゃんとした店らしく、晴人たちの服では入れません。ここでドレスアップ使うのか。目の前で魔法使われて、まあそれならいいかと通す店員さんも凄いな。っていうか瞬平にも使ってやろうよ、それ。
 どっちにしろ志保さんはすぐ出てきましたが。友達たちから完全に無視されてます。しかも内心で「うざい」とか。言葉にしてないのがリアル。晴人のフォローも全く聞いてないのは、あれ? と思いましたが。むしろイケメン入ってきたって反応でもするかと思った。
 で、今度はダンスレッスンに行った志保さんですが、ここでもみんなから無視されてます。普段からそうというわけじゃなさそうですよね。「私なんか悪いことしたかな?」「もしそうだったら謝るからさ!」必死の志保さんですが、やっぱり完全無視。これはきっつい…。「駄目でしょ、ああいうの。みんないい大人なんだからさ」晴人のフォローは大人にするものじゃないよなぁ。
 出て行った志保さんを追いかけたのは瞬平。志保さんは一人じゃない、ぼくがいる、とか口説いてるみたいなフォローです。なんか瞬平なのでスルーされそうで怖いなと思ってたら志保さんの方は嬉しかったらしく「ありがとう」の言葉。良かった、と思ったらここで瞬平の方が豹変し志保さんを突き飛ばすことに…! うわぁ、こうくるのか…! 志保さんのノリがギャグに近いから大分見てられたけど、やっぱきついな…! 更にあれだけラブラブだった旦那さんにも突き飛ばされ、絶望しかかる志保さん。周りの人たち操れるとか、ファントムとしては最高の能力じゃないか…。
 でも瞬平が操られたことで晴人的にははっきりしましたよね。「そのファントムがみんなを操ってんだ」と直球で言ってくれます。「私のせいだって証拠は?」に「お前のせいじゃないって証拠は?」と即座に返すのいいな。
 「待ってて志保さん」でみんなを元に戻す方法聞くから、の晴人はまさに希望って感じがする…。

 で、今回この話と同時進行で進んでるのがフェニックス。雨の夜に暴力事件起こしてたフェニックスを凛子ちゃんが追ってます。聞き込みの中「昔来てた常連さんに似てた」「全然雰囲気違う」という証言が出てきて…あああ、やっぱフェニックスもそうなんだ。そして今ここに踏み込んでくるとは思わなかったなぁ。
 花屋に勤めてたフェニックスそっくりの人物は「人に暴力を振るうような奴じゃないよ」と表現され、日食の日の直前に居なくなったとか。っていうか突然の失踪で「事件に巻き込まれたんじゃないかって」言われてたのに特に調べたり警察に行ったりはしなかったんだろうか…。まあ家族は居ないのかなぁ。
 今回のファントムに馬鹿にされて、作戦から外されて、でイラついてるフェニックス。どうなるんだここ。

 あ、晴人とファントムの戦闘時にはようやくビースト来ました。もう連絡してやったらどうなんだファントム出たら。まあ「出し抜いたつもりだろうが」とか仁藤側は完全なライバル認定だからなぁ。っていうか仁藤は今回最初と最後だけなんですね。もうちょっと引っ張ろうよ2号ライダー…!
 戦闘では晴人の攻撃が敵の力でビーストに向かってます。これはちょっと面白い。気付かず攻撃続けてるウィザードが。手応えはあるから何が起こってるかわかんないだろうな、これ…。
 「何すんだよ」のビーストの声が弱々しいけど大丈夫か。
 「だったらこれで」とか言ったところで以下次回。そこで切るのかよ…!

 あ、久々のスーパーヒーロータイムだ。


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