魔法戦隊マジレンジャー感想 (31話〜40話)


第31話「凄まじき魔神〜マージ・ジルマ・ゴル・ジンガジン〜」

 レジェンドパワーにおおはしゃぎの兄弟。それぞれの力が制御不能で暴走してます。兄貴のマイナスイオンが笑える。他は近づかなければいいけど芳香ちゃんの風はちょっとはた迷惑だ。
 そんな兄弟の元へ白ヤギの郵便屋さん登場。こういう遊び心は好きだなぁ。
 リンからのお手紙でしたが、魁たちがヤギの機嫌を損ねて途中で帰られてしまうはめに。仕事はちゃんとしましょう白ヤギさん。
 リンからの伝言は「いけない。レジェンドパワーを使っては」だけ。続きは二枚目以降らしいです。っていうか一枚目、一言だけか。
 こういう忠告は何かあるものですが、力を手に入れたときのヒーローのお約束として聞く耳持っちゃいません。怖いよな、こういうの…。戦いになってもそのまま突っ走ります。あまりにも歯止めになってない先生が可哀想だ。役に立たないな…。
 一方敵さん側。前回撤退した敵さんは力の差というものを正しく測れているようです。年の功という奴ですかね。パワー貰って若返れば怖いものなしで飛んでいきましたが。「若さじゃあ。わしの青春ここによみがえれり!」外見はまるで変わってないけどね…。
 簡単にやられた敵さんですが、向こうにも向こうの思惑が。やられること前提だったのね。生贄代わりでしょうか。「死んだ方がマシじゃあ!」「あんたはもう死んでるんだってば」は言葉にするとギャグだけど状況的にちょっと怖い。

 家に帰ってきて。再び暴走を始める5人の力。今度はさっきより凄いです。兄貴もマイナスイオンどころの騒ぎじゃありません。助けに来たのはリン。5人が手紙の忠告なんか聞きゃしないと思ってきたんでしょうか。それとも黒ヤギ越しに手紙が返ってきてたんでしょうか。
 リンの話によると、このままレジェンドパワーを使ってると天空聖者になってしまう、と。天空聖者になると人間としての記憶は完全に失われる、と。何故かはわかりませんが外見のこととか考えると、もうまるっきり別のものになっちゃうってことなんでしょうか。さすがに驚いて悩む5人ですが、記憶がなくなる、が家族のことにしか結びついてないのが5人らしいのかどうなのか。少しは他の人のことも思い出してあげてください、山崎さんとかエリカさんとか…哲ちゃんとか。
 「決めた。それでもおれは…ピンチになったらレジェンドパワーで戦う」魁のこの言葉には正直びっくりしました。むしろこう、だったらそんな力に頼らない、とかそういう方向に行きそうな場面に思えたので。記憶がなくなってもまた仲良くなれるか…そ、それでいいのかなぁ。それだけが問題なのかなぁ…。
 とにかくまあ、先生はピンチだし、このままじゃ街もやばいってことでレジェンドパワーを使うことに決めた5人。「おれたちは運命で結ばれてる」「何があってもまた合えるよ」「またゼロから家族になろうぜ」潔いというか何というか。強い人たちなんですよね…。

 というわけで変身。更に武器も使える数字が増えました。結構大変な状況の中スモーキーに支えられながらそれでもしっかり解説してる先生はさすがだと思いました。
 新しい呪文により5人が変身。鳥とライオンか。相変わらず魁はいいとこ取りな感じ。っていうか火の輪くぐりって…何で。
 合体してロボになり見事敵は撃破。これでとりあえずお別れ、というとこですが、先生に来た新しい呪文で何とか今まで通りでいけることに。勇気のおかげ…? ちょっと強引過ぎますが。そもそも何で天空聖者になるのかよくわかんないしな。
 「レジェンドパワーを調整する魔法だ」「体に異常が起きる前に変身が解除されるだろう」ということは戦いの最中解除されることもありうるってことでしょうか。まあ変身とかしょっちゅう解けるからあまり変わらないのかな。


第32話「父の言葉〜マージ・ジルマ・ゴル・ゴジカ〜」

 今回は細菌を使う作戦。人どころか物にまで感染していく性質の悪さ。まあよくある話ですが。感染元を倒せば全員回復もまたお約束。
 ウルザードも今回で魔法復活。いつでも取り返せたんだね、あれ…。
 小津家では野菜の収穫をやってたみたいです。翼は最初は手伝う気はなかったようですが。「兄貴農場は小津家の大事な収入源なんだから」文句言うことは出来ないですよね普通。まあ翼はなんだかんだで毎回手伝ってるような気もしますが。
 魁は今日は大会か何かだったんでしょうか。途中で交代させられたことを愚痴ってます。しかしただそれだけで「もうやめちまおうかな」ってそんな。まあ監督がおかしいから別のチームに、とか言うならわかりますが。
 ここで兄貴「強くなれ」との言葉。かつて父さんに言われたことらしいです。兄貴野球やってたのか。兄貴の方は「よりによって試合前日にレギュラーから外されて」って 魁より酷ぇ…!

 その兄貴、今回は敵の病原菌でダウン。変身して触れればとりあえず大丈夫なんですね。じゃあ変身済みなら始めからマジレンには効果なかったのか。
 ウルザードはせっかく魔法取り返したのにまあ、ことごとくタイミングが悪い人ですねぇ。
 「ウルザード出て来い!」に「5人揃わぬお前たちに興味はない」とか言いながら出てきてるあたりはやっぱりそれでも戦いたいのか。っていうかレジェンドパワーのこと 知らなかったって、全然チェックしてなかったのかマジレンのこと。
 そしてレジェンドパワーが早速役に立ってないマジレン…兄貴居ないとはいえそんな。
 やられてるマジレンを見て飛び出す兄貴。「おれにはまだ、できることがある」回想で父から言われた言葉と重なっていいですね。普通なら足手まといだからくるなよ、ってとこですが。何かやってくれるんだろう、と思ってたらやることは何と応援! びっくりした。
 「大事なのは心の強さなんだ!」「もっと心の強い人間になれって意味だったんだ!」先ほど伝えられなかったことを叫びひたすら応援の兄貴。もう何か、どう反応していいのか微妙ですが弟妹4人は素直に受け取りました。さすが。慣れてる。
 あの応援がどれだけ勇気を与えてくれるかウルザードにはわからない! ってことでパワーアップ。無事菌の元を倒し兄貴も復活です。それにしてもふらふらながらあの大きさの旗振り回してるのは凄いような。植物たちが協力してるのかもしれませんが。

 5人揃ってロボ戦開始。ここでも押しまくるマジレンですが突然カビが出てきてダウン。何かと思えば直接菌を打ち込まれたと。それでやると変身してても駄目なんでしょうか。
 今の内にトドメを、と言われるウルザード。絶対やらないだろうなぁと思ってたら案の定。美学です。しかしさすがにマジレンのカビを吸い取っちゃったことにはびっくり。そこまでしてやるのか。
 「五色の魔法使いよ、強くなれ」去り際に言った言葉に衝撃が走るマジレン。「偶然だろ。偶然に決まってる」まあ普通に考えればそうなんですが…。


第33話「インフェルシアへ〜マージ・ゴル・マジカ〜」

 リンはまだ小津家に居る様子。魁は何故かアルバム引っ張り出してます。ここから父のお話。リンはともかくヒカル先生の天空版は何だか違和感あるなぁ。
 ブレイジェルが無茶をするときの一言は「可能性は自分で作るものだ」でした。ただ突っ走るだけじゃないってことかな!
 ライジェルの裏切りもわかりやすく。あっちの世界に住んでる人たちもいろいろだなぁ。
 ここでウルザードとメイミーから通信です。手軽でいいですね、あれ。7人は罠と知りつつも向かうことに。っていうかメイミー今までマジレンの力使うことは考えたことなかったのかな。利用できるものは何でもしそうなのに。
 堂々と「お前たちをインフェルシアへ連れて行く」と自分の目的を語るウルザード。相変わらずの多勢に無勢。マジレンの力が上がったためにウルザードは完全に押され気味。もはや魁一人に負けてます。以前からそんな感じだったんだから、もうちょい搦め手使わないと。

 一方メイミー側。突然ライジェルの外見になったかと思うと「一度謝っておきたかった」「全て我の心の弱さゆえ。許してちょうだい!」涙ながらの演技ですが、どう見てもやりすぎです。2人もあからさまに疑ってるし。何の意味があったんだ。
 「魔法は欲望を叶えるためにあるのよ」これに関しては微妙なところだなぁと思います。そもそもどういう人たちが魔法を使えるのか。学ぶ段階でこういうのは本当はふるい落とされるのか。
 メイミーの目的はトラベリオンの力でした。あんなことも出来るんか…。メイミー、普通に強いなぁ。
 先生とリンはここでやられてしまい、マジレンも攫われることに。
 「嘘よ、ヒカル先生がやられるはずがない」との麗ちゃんですが、つい最近もやられまくって寝込んでた気が。

 絶体絶命のピンチに魁の力が爆発。繋がれたままマジレッドに変身し、父の技で脱出。攻撃に苦しんでるところでついに動いたウルザード。魁を庇ったあと見せた姿はブレイジェル!
 …まあ驚きというよりやっぱり、な感が強いわけですが。でもついに父さんがみんなの前に姿を見せました。さてこれ…母さんのことはどうなるのかな。


第34話「勇気の絆〜ゴール・ゴル・ゴルド〜」

 先生とリンはスモーキーのおかげで助かってました。まああの瞬間だからスモーキーが何かやったんだろうとは思ったけど、まさか口の中に入れるとは。どうなってるんだ、あの口。
 ブレイジェルの気配も感じ「麗の胸騒ぎはホントだったんだ」とか言ってる先生。え、嘘だと思ってたのか。
 ブレイジェル側は兄弟5人と共にひとまずその場を脱出。兄姉4人は喜んでますが魁は一人「こいつは父さんじゃない!」と。これはやっぱ信じたくないってことですかね「兄ちゃん姉ちゃん忘れんな。こいつは…母さんを手にかけたんだ」これがあるからなぁ。
 何か言おうとした父さんですが、また何か頭抑えてそのまま連れ去られてしまいました。バンキュリアはウルザードの正体知らなかったみたいです。
 再びピンチになるマジレンですが、先生たちが追いついてきました。メイミーとの因縁はこっちの方が強いですね。ぼくたちは決着をつけよう、とのことで天空界流の決闘です。当然のようにメイミーは卑怯な手を使いましたが。あの鎖で魔法も封じられるのかと思ったら違うのね。口約束だけで魔法は使わないって言うのかー。怖いなー。

 一方マジレン側に再び現れたウルザード。あくまで正々堂々のウルザードに何かもう怒っちゃう魁。今までもそうでしたね、確かに。っていうか今までウルザードに対して正々堂々とした奴だとか思ったことなかったんでしょうか。初っ端で母さん倒してるからそんな冷静な分析はないのか。
 「赤の魔法使いよ。怒りで我を忘れるな」アドバイスも加わり、魁は剣を捨ててウルザードに突進。「思い出せ。父さんなら思い出せよ!」足元にしがみついてウルザードひっくり返してます。この絵、ちょっと面白い。ウルザードが何か凄く戸惑ってる感じ。
 最後は魁の涙でした。やっぱ涙は最強ですね。
 無事記憶の戻ったお父さん。さあこれで親子一緒だと思ったら、蘇りかけてるン・マに一人で突進。父さんー!
 母さんは生きてるという情報だけ残してまた消えてしまいました。特攻体質は魁と一緒だね…。


第35話「神々の谷〜マジ・マジ・ジジル〜」

 今回はまるで総集編のようなノリ。ナイとメアが拾った本にはこれまでのマジレンとの戦いの歴史が。いろんな敵が居ましたねぇ、ホント。これは大昔に書かれてるとのことですが本当に予言書なんですかね。お約束で、現在より先は読めませんでした。

 一方マジレン側。麗ちゃんが母さんの行方を占いで捜索中。何度やっても駄目だったらしく、先生から「諦めたのかい。麗らしくないじゃないか」との言葉をかけられると「もう何度も何度もやったのよ。それでも駄目なの!何も見えないのよ!」何かもうマジ切れです。苛付いてる様子がよく伝わってきます…。
 ここでまずは母さんが出てきたときの記憶を探ることに。ううん、私はもう忘れてるな、この辺。母さんがウルザードと戦って助かったのは、ウルザード側が母さんの攻撃で一瞬記憶を取り戻したからだったんですか。結構真っ当に助かってる。
 これ、母さんはウルザード=父さんは知らなかったよね?

 新しい呪文が出て漸く母さんの姿が見えた、というところですが何だか不吉な様子。
 更にインフェルシアの神々総登場。これ怖。「今日は神託を下すのみ」とかで帰っていきましたが、あんないっぺんに来られたらマジで対処の仕様がありません。
 それでも戦うことを決めてるマジレンですが、先生からは「君たちはインフェルシアの神々と戦ってはいけない」何かあるのかね?


第36話「神罰執行〜マージ・ゴル・ゴジカ〜」

 マジレンがインフェルシアと戦ってはいけない、というのはマジトピアの言い伝えのようです。で、マジレンは駄目だからぼくが戦う、との先生。無茶な。っていうかそれじゃあマジレンが天空聖者になっちゃってたら戦えてたんでしょうか。
 インフェルシアの神々はなかなかいいキャラが揃ってるっぽいです。でもやっぱり一人一人行くみたいです。これでマジレンに勝ち目が出てくるわけですね。しかしでかい。でも地上ではこの方が動きやすい、とかで人間サイズになりました。建物邪魔だもんねぇ。と、自分たちでどんどんハンデつけてくれるのでやりやすいといえばやりやすい。
 とはいえマジレン側も戦っちゃいけない、と先生が止めちゃいます。言葉で言っても聞きゃしないのを学んだのか最初から実力行使です。敵さんの方は去っちゃったので戦闘はひとまず終了。
 家へ帰っても苛々してる先生。詰め寄ってきた魁をいきなり殴ってます。おいおい。「何も殴ることねぇだろ」翼の言葉に同感です。苛付いて殴るんじゃあ先生失格だ。
 このあとも麗とのやり取りで苛つきますが、アップルパイ食べて落ち着いたみたいです。「何て優しい甘さなんだ」先生…結構単純だ。
 気持ちが盛り上がってきた先生、諦めちゃいけないんだ! とのことでマジレンと共に戦うことを決意。っていうかブレイジェルの弟子だったことまで忘れないでください。

 地上には再び神が。塔が燃え尽きるまでとか何とか言ってたのに周囲の人々は全く逃げずに見守ってます。怖いもの見たさなんでしょうが、危な過ぎる。避難誘導ぐらいしとかないか、みんな。
 冥府神さんはここで自分ルール提示。塔が燃え尽きるまでに一人でも生き残ってればマジレンの勝ち、とか言ってます。じゃあここから用意ドンで全員ばらばらに逃げてもありなんでしょうか。それでも捕まえられると思っての発言かな。
 今回の敵さんへの攻撃はことごとく相手に届く前に蒸発してしまうということで手こずるマジレン。どうするのかと思ったらこっそり近づいて直接攻撃でした。それでいいのか。「お前が焼き尽くすのはその眼で睨んだものだけだ」…意外に攻略簡単そうじゃないですか、これ。特に複数いると。
 ここでロボ戦に突入。押してるかと思えば相手もなかなか強い。もう一段階あるのか、と思ったら何と時間切れ。そういえばそんなルールでやってましたね。最初の冥府神は仲間に処刑されるという結末でした。…ホント自分たちで首しめていってくれそうですね、この人たち。
 一応約束としてお母さんのことについてヒントを与えてくれた敵さん。「茨の園を司る冥府神を倒せ」「残る9人の神々と一人ずつ戦っていけばいずれわかる」まあこれ、何も言われなくてもどうせそうなってたんでしょうけどね。


第37話「狙い撃ち〜ゴル・マージ〜」

 神々たちは結構仲良さそうだなぁ。でも仲間の死にはあっさりしてそうな感じ。いい悪役か。
 小津家では芳香ちゃんがマンドラの葉を切ってました。手入れの失敗みたいですが、これはこの先に何も関係しないんですか。っていうかマンドラ、葉を切られても気付かないのか。
 兄ちゃん二人はボクシング見に行ってました。帰りに衝撃の事実発覚。兄貴英語ペラペラ。兄貴の成績って一体どうなってたんだろう…! 兄弟にも知られてない兄貴の英語力。
 兄貴は海外留学に行きたいと思ってたことがあるらしいです。そしてブラジルに大兄貴農場を作ることが夢だったと。何でブラジル。しかもブラジルって確か英語圏じゃないよね。
 兄貴の夢は兄貴農場を大きくすることだとは思ってましたがまさかブラジルにまで飛ぶとは。

 今回の敵さんはスナイパー。またきっちりハンデつけてくれてます。日没までに一人でも生き残ることが出来ればマジレンの勝ち、と。マジレンが固まって逃げることとか見越してたわけじゃないんだよねぇ、これ…。凄い自信だ。かなりの弾丸がマジレンたちに普通に弾かれてるというのに。
 それでも最初に魁の足がやられたため動きの取り辛いマジレン。一度消えて隠れます。無駄、とか言ってた敵さんだけど、結局これで一度見失ってるのか?
 マジレン側では翼が囮になる提案。その先も聞かず兄貴が却下。弟を危険な目にあわせることは、ってことなんでしょうが、今まで散々普通に戦ってきてるから何か微妙な感じかなぁ。
 翼はそれに対し「長男がそんなに違うのかよ。それを言い訳にして何でも諦めてんじゃねぇのかよ」台詞自体は割と説得力があるのですが、翼が蒔人に対して言う、となるとどうにも。蒔人、こういうときは妙に大人な感じになるからな。逆に翼は更にガキっぽくなる。
 ここで過去回想。兄貴がしばらく家を留守にしてて帰ってきたら熊が。……熊?
 魁が救急車で運ばれてて結構大変な状況なのはわかるのですが、熊が気になってしばらく混乱しましたよ、この家、山の麓にでも立ってたのかと! 動物園から逃げ出した熊って! そんな!
 こんなときなのに翼は家を空けていたようです。多分うるさい母親と兄貴が居ない間に、ってとこだったんでしょうが。っていうかこのときの翼、まだ高校生ですよね…。成人してるだろう芳香ちゃんに任せる方が正しいと思うんですが。長男が居ないときは次男、って間に二人居るんだけどなぁ…。
 まあそれはともかく。
 兄貴は一応あのとき翼を責めたのは筋違いだったとは思ってるようです。でもこのことがあって益々長男としての責任を強く感じるようになったという感じでしょうか。翼のおれのせいかよ、的発言は何かわかるなぁ…。ちょっと可哀想だ翼。

 催涙弾?か何かを出され出て行くしかなくなるマジレン。長男の責任だ、とばかりに兄貴が飛び出します。あとは任せたぞ、ってある意味一番無責任だ。
 しかしここで兄貴の勇気に魔法が答えました。新しい魔法で上半身が岩のようになり弾丸から完全ガード。すげぇ。敵の弾丸をあえて受けて敵の居所を探ろうとする兄貴ですが、ここで敵が冷静になりました。そういえば最も冷静沈着とか言われてましたっけ。
 一箇所に集中攻撃することで兄貴のガードを撃破。撃たれた兄貴は変身が解けて……消滅。ええ!?
 倒れる、死ぬ、ならまだともかく消えた?
 何が起こったかわかりませんが、兄弟は絶望してるので死ぬとああなるってことでいいんでしょうか。翼が吠えて以下次回。
 あ、先生もひっそり襲われてました。ずたぼろにやられてるんですが誰も気付いてません。こっちはこっちで大丈夫なんでしょうか…。


第38話「アニキとの約束〜ゴー・マジーロ〜」

 「私たちが負けたら消えた人間や建物は戻らないって」あ、敵に撃たれたものは消えてたんですね。じゃあ兄貴が消えたこと自体はおかしくないのか。弾を弾いてた武器とか弾が当たった壁とか消えてなかったですが、あれはまた別? っていうかそういう機能なんだったら兄貴がいくらガードしたところであまり関係なかった気もしますが、ガードはやっぱガードということで能力自体を無効にしているのかな。いや、もう撃たれたものが消える原理がさっぱりわからないのでどうか知りませんが。
 とにかく身を隠すために、ということで森の中へ。障害物が多いとか言ってますが、正直見晴らしは結構良さそうな森です。ビル街の方が普通に障害物多い気がします。
 結局周りの木を次々に消され芳香ちゃんが撃たれました。

 「兄貴、兄貴だったらこんなときどうするんだよ」パニクってる翼。こんなときは翼の頭脳の出番だと思うんですが。
 魁を庇って麗も被弾し、二人だけになるマジレン。叫ぶ二人。もうパニクるとかの次元じゃないです。怖い。怖いよ。
 「かっこつけてクールぶってたって目の前の兄弟すら救えねぇ。おれは無責任で駄目な奴なんだよ」叫んだあとは何かわめいてます。いや、もう何ていうか魁の「ああ、もう!苛々すんな」に同感です。自虐の方向に落ちる奴嫌いだ。っていうかかっこつけてクールぶって、ってそんな自覚あったのか翼…。
 「見ろよ 情けない面してるぜ」翼の顔を鏡に向ける魁。魁も何ていうかまあ…凄いな。
 漸く立ち直った翼、おれらしく、ということで頭を使うことに。
 敵さんは鏡の世界に居たらしいです。銃弾と一緒に通り抜けって結構凄いな。そして新たな呪文で銃?型に変化した武器を使って「拾えよ。スナイパー同士、射撃で勝負だ」翼もこういう馬鹿なとこあるんだなぁ。兄弟の命かかってるときにやることだろうか。自信あったからなんでしょうが。お前の狙撃は見飽きた、とか言ってますよ。まあ最初からどこから来るかもわからない銃弾をみんな弾いてたしな。実は敵の腕、大したことなさそうです。下手な鉄砲状態。

 無事兄貴たちの救出に成功。いきなり翼が兄貴に飛びついてます。びっくりした。しかも背が足りてないから凄いおかしな図に。何だろう、この違和感…。兄貴が完全に突っ立ってるせいか。
 あ、この間ヒカル先生もずっと戦ってました。なぶられまくってるなぁ、と思ったらいきなり割れて天空聖者になったり。なったらなったで「油断したな」とか平気そうだったので、あれだけやられたダメージは実はなかったのか。
 他の神さんが止めに来たので先生はとりあえずマジレンたちの救出に。っていうか「何故ぼくを助けた」ってそう見えたのかな…。
 敵さんが戒律に従うのにはン・マ復活のためという理由があるそうです。あ、一応まだ忘れられてなかったのね、ン・マのこと。

 最後、戦いが終わったあと「おれも夢、見てもいいかな」と兄貴。これは翼が頼りになるようになったから、ってことでいいんでしょうか。兄貴は今まで一生翼は頼りにならないと思ってたんでしょうか…。


第39話「あべこべ姉弟〜マジュナ・ジルマ〜」

 今回は入れ替わりネタ。しかも男女で、ということで魁が気持ち悪くならないだろうかと思ってたら…何か可愛かった。
 最初は山崎さんと魁の喧嘩から。山崎さんの忠告に対して魁が苛付いてる感じですね。いきなり泣き出す山崎さんに「泣かないでよ、おれそういうの弱いんだ」魁ってこういうことストレートに言えるのが凄いと思う。っていうか山崎さんの泣きが唐突でちょっとびっくり。いや、ここに至るまでの話し合いを聞いてないので一瞬目が痛いのかと。
 で、それを郵便ポストに化けて聞いていた芳香ちゃん。芳香ちゃんの方はデートがびっしりで平和そうです。15股。今更だけど。誘われたら断らないのが芳香ちゃんの信条らしいけど、どうしても駄目なタイプとか居ないんだろうか。
 ここで敵さん登場。本人も言ってますが頭悪そうなタイプ。二人に間違って魂が入れ替わる液体? をかけてます。
 これ、最初にナイとメアにかけてましたが、あの二人の場合何か意味あんのかな…。
 「話す順番がいつもと違う」とは。やっぱ決まってたのか順番。
 魁と芳香が入れ替わったことで混乱している小津家。麗ちゃんの「先生は聞いちゃ駄目ー!」が可愛かった。っていうか魁もちょっとある、って。余裕だな。
 収拾のつかない事態を見た翼はヘッドフォンつけてマンドラを引き抜きました。何て酷いことを。マンドラ泣いてるじゃないか。

 入れ替わったことを把握したみんな。「とりあえず、これお願い」芳香ちゃんはどこまでも前向きです。魁にデートをしっかりこなせ、とのお願い。自分は学校へ。それでいいのか…。
 学校では女子トイレに入ってしまうお約束ネタ。それから山崎さんとの会話。「小津くんて周りのことなんか全然考えてないんでしょ」とか言われてます。自分が出来る分相手が出来ないことに苛付くタイプなんですね、魁は。それはちょっと駄目だなぁ。
 一方芳香ちゃんの代わりにデートしてる魁。いきなり別の男が乗り込んできて修羅場です。「君には何人ものボーイフレンドがいるのは知ってる」「ぼくを君のたった一人の王子様にしてくれ」多分芳香ちゃんが王子様王子様と連発してるからなんでしょうけど、ここで王子様と出てくるのはちょっと笑える。芳香ちゃんは普段こういうときどうやって乗り切ってきたんだろう。こんな風に思いつめるタイプは珍しいのかな。
 キレちゃった魁はいきなり15人全員と別れるという手段に出ました。それは酷い。でも「どうしてそんなことするのよー」「芳香の恋愛ライフがー」と、ショック受けつつも軽い。「そんなの恋愛じゃない!」魁的に納得行かないというだけなんでしょうけど、まあ芳香ちゃんならこれぐらい言ってもいいのかな。でも哲ちゃんのときも軽そうに見えて結婚までしようとしたわけだしなぁ。っていうか哲っちゃんのことはどうだったんだ。「のめりこむなんてなかったけど」って。少なくともあの頃は哲っちゃんだけだったよね? それすら違うのか?
 まあでも考えを改めたらしい芳香。ここで新たな呪文。 「芳香が王子様たちを諦める勇気に魔法が答えてくれた?」どこまでも調子のいい芳香ちゃんが好きです。
 いつものポーズを見て魁も笑ってますが、自分の顔で決意のポーズやられて微妙な気持ちにはならないんだろうか。

 あ、今回の神罰執行者のは蛇女でした。「きれいで静かなやり方が好き」とかで蛇まいてるし! 怖ー!
 おまけに噛まれたものは蛇女の盾の合図で石になると。スモーキーが石にされ、芳香と魁は変身できない状態。どうなるってところで以下次回。入れ替わりネタで続くと思わなかった…。


第40話「蛇女の庭〜マジーネ・ルルド〜」

 敵を追いかけていった4人と置いていかれた2人。芳香ちゃんは魁の体でサッカーの試合に行くことに。
 もともと個性的な役ですが、役者さんたち上手いですねぇ。魁とか、違和感覚える前にあ、芳香ちゃんだ、と思う。
 そしてサッカーの試合。魁らしい演技、を心がけてる様子の見えない芳香ちゃん。でも周りを応援してやる気にさせてます。っていうか誰も疑問持たないのか、あの魁。ちょっと弾けてるな、ぐらいなのか。
 魁はちょうどやってきた山崎さんと会話中。漸く山崎さんの言いたかったことを聞くことが出来ました。山崎さんはそんなときこっそり「私の愛しの魔法使いさまだもん」って、わあ。凄いこと言いましたが魁は聞いてません。惜しい。
 試合にもきっちり勝っていい感じです。が、その間やられて蛇に食われてしまっている先生たち。蛇が落ちてきたときの麗ちゃんの「うわあ」という悲鳴が妙にリアルだと思いました。

 魁と芳香は現れた敵に立ち向かうも生身のままでどうにもならず。そこへ眼鏡かけた敵さんが。ええ、戻しちゃうの?
 別の奴がやった行動だからってことで戒律の問題だったみたいですが。ううん、ほんとこのままじゃ自滅しそうだよな、この人たち。くだらない戒律さえなければもうマジレン何回も死んでる。
 先生たちの方も食われはしたものの無事でした。一寸法師作戦でもするのかと思ったけど何かじっとしてるだけだったようです。魁たちがきっと助けてくれると。そ、それでいいのかな…。
 まあ新しい呪文もあり、ロボ戦でもしっかり勝利しましたが。
 ところでこの敵さんの「予言してやる」は予言の書から、なんでしょうか。だったら自分がやられることもわかってたはずだし…言ってるだけなのか。どうなのか。
 あと魁は女言葉になっちゃってからかわれてますが、言うほど芳香として女言葉使ってなかった気がします、魁。
 それにしても入れ替わりはあまりに馴染み過ぎて元に戻ったときちょっと違和感出ちゃったよ。あのまま逆でも良かったかもしれない。


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