ウルトラマンメビウス感想 (41話〜50話)


第41話「思い出の先生」

 初っ端、不登校らしき子を連れていく先生からの開始。この子の話になるのかと思ったら全然違ってた、ただの導入か! かつてのウルトラマン80の生徒か…まず教師やってたウルトラマンが居るというのでびっくりだ…! 逆立ちして「こうしてると地球を支えてる気分になるんだ」とか、その言いまわし聞いたことあるなぁ。80が元ネタなのかな。
 この先生が80の居た中学で教師をやっていてみんなが集まってくるという流れ…か。スーパーとか落語とかファッションとか、昔風味のあだ名が面白い。時代感じさせていいな。当時そういう子たちが居たわけだよね…。そしてこの先生だけ正体知ってたのかな。子どもたちはウルトラマンだったことも、隊員だったこともこの先生以外知らなかったのか…。でも最後の場面で普通にウルトラマン80に叫んでたし、あいつが言うならそうだろうぐらいはあったのかなー。新聞で80のこと知ったあとも何か空に向かって叫んでるし。ノリもあったのかもしれないけど、こういう反応できるのいいな。

 途中その80が怪獣と戦ってる場面も挟んでます。メビウスがやってきて普通に共闘。大分慣れたけどホントほぼ無言でうなずき合うだけで戦い出すウルトラマンは何か凄いな。
 このあとミライがマイナスエネルギー感知したことでこの中学校へ。おお普通に矢的先生に伝えてくれとかいう話になった…そしてホントに普通に伝えてた。連絡手段どうするんだろ、とか思ってたけど。80の方は拒否して、ミライに謝っといてくれとか言ってます。これは辛い。まさに板挟み。別にミライが何かすることじゃないとサコミズさんは言ってくれてますが、まあ気になるよねぇ。

 結局それぞれを繋いだのは学校…ということでいいのかな。「学校が取り壊されるのを悲しんで」マイナスエネルギー出してるんじゃないかとかコノミちゃんが言い出したときは、普通に「学校が取り壊されることを悲しんでる人たち」と解釈したので、何でありえないと言われてるのか一瞬わからなかった。無生物がマイナスエネルギーを出すなんてありえない、とか言われてようやくわかったよ…! 結局学校そのものが出したので良かったようです。泣いてる怪獣にかぶさって校舎の各シーンが…。ああ、こういうの弱いな。そしてマイナスエネルギーの怪獣なら、で出てきた80に叫ぶ元子どもたちですよ。自分はこんな大人になりました、と報告する大人たちですよ。あああこういうの弱い…マジで弱い…普通に泣いた…。25年前を知ってれば余計にそうだよなぁ。あ、怪獣はほぼ一発で終わりました。何か成仏したみたいだ。そんなもんでいいんだろうけど。

 結局会っていかないの? と思ったけど「自分の言葉で謝ってみるよ」とのことでちゃんと再会したようです。そうだよね、そうでないとね…!


第42話「旧友の来訪」

 初っ端から明らかに日本じゃなさそうなところで怪獣出現。わかりやすくていいな。っていうかこれがここ最近で初めてなのか日本以外の怪獣出現。過去のウルトラマン時代にはあったのかな。「今まで我が国にばかり現れていたのがおかしいのだ」は確かに。まあ呼び寄せてる奴とか居たもんね…。
 ここへ突然ガイズ総本部総議長なる人物がやってくることになり大慌てのみんな。そうか玩具とか片づけるんだ…よく考えたら緩い職場だよな、あの辺は。一応来るまでには間に合ったようです。一人一人目合わせていくとか緊張するなこれは! そして最後に「さこっち」です。呼びかけもそうだけど総議長のキャラにびっくりだよ! さこっち呼ばわりはかなり軽いキャラっぽい。で、問題の2人の関係ですが。タメ口辺りで、これは…と思ったら「同い年じゃないか」ときたか…! この瞬間でいろんな事情が頭駆け巡りましたが、単純に宇宙に居た浦島効果と…。この辺、2人きりなのにやたら解説台詞になっちゃってるのは微妙だな。まあ仕方ないのか。
 ここで語られるサコミズ隊長の過去…ああ、ウルトラマンに助けられたのね…と思ったら何かそれ以上だった。「人間よ。ついに自力でここまで来たか」は何か妙に嬉しいな。人間の世界がどんどん広がってる。そしてようやくたどり着き始めてるのか…。
 隊長は知らない内に守られていたことを知り、あそこに並びたいと思ったと…なるほどよくわかる…。だからガイズ、ってのはいいなぁ。
 何か託されたサコミズさんですが、怪獣出現でこちらはひとまずお預け。出てきたのはレッドキング! ああ、漫画でウルトラ怪獣覚えた身には何かもうボスのイメージ。でもこんな小顔だったのかレッドキング。強いけど割とコミカル。総議長のアドバイスもあり、倒したかと思ったところでまた変化。何か謎のおじさんが何かやってますが、これも次回待ちか。ほぼ2連戦になってピンチのメビウスですが、みんなの声でファイヤーモード! いい流れ。総議長はこの辺知ってるのかな。しかしまあ凄い人だろうとは思ってたけど、ホント凄い位置だなサコミズ隊長…。


第43話「脅威のメビウスキラー」

 ヤプール再び。四天王とか揃ってます。もうこの辺が最後の敵になっていく感じかな。もう43話か…。
 ここで映画のアヤさんも再登場です、総議長の孫だったらしいです。どう見てもミライ狙いな感じで連れていきますが、これを許可するおじいさんの立場は微妙ですね…! 「複雑」の一言がいいな。アヤさん自身の気持ちはまだよくわかりませんが。「誰に会いに来たんですか」「決まってるじゃない」で見られて「え、ぼく?」と返せたミライは凄いなと思いました。そうかちゃんとわかったのか。デートと言われて戸惑ったり彼女居ないと慌てたり、ミライはこう、何をどこまでわかってるかがわかりにくいんだよな…! とりあえずポップコーンは初めてだったようです。さらっと「地球では」とか言いかけたり、ミライはやっぱこの辺まだまだ危ういんだな…基本仲間内としか対応してないからなぁ。もはや仲間には隠す必要もなくなってるし。
 そしてここへやってくるのが記者さんです。あら懐かしい。そしてまだ嫌な奴全開なのね…! 相変わらず嫌な言い方してくる。怒らせて本音引きだすやり方は見ててきついなー。ついでに怪獣出たら慌てて女性突き飛ばしていくしね…もうフォローのしようもないんだな。

 この頃、ガイズ側ではついに時空派の発信源を見つけたということで出動。ミライと連絡取れず、罠じゃないかと思うものの、そこにあるなら行かざるを得ない…って感じですかね。おお、フェイニックスネスト発進…! やっぱすごいな基地ごと飛んでるのは…。発信源はそのまま月まで逃げてます。これは誘きだされた形なのかなぁ…。いきなりエンジン停止で墜落ですよ。月に居る状況でこれは怖いな。ミライも居ないし。
 ミライの方は出現した怪獣との戦闘です。ああ、アヤさんはミライ=メビウスを確かめに来てたんですね。映画でどういう流れだったっけ…。思いきり目の前で変身したのでばれてるミライ。まあここはばれても問題なさそうだ。やられかけてるメビウスに「死んじゃだめ!」の言葉もかけてます。メビウスにはこういう応援効くからなぁ。
 立ち上がったメビウスがこれで敵を倒す…と思ってたら盛り上がってたOPがフェードアウトして不穏な空気で爆発するからびっくりしたよ…! ウルトラダイナマイトならぬメビウムダイナマイトだったようです。何が起こったのかと思った。これで敵は撃破したものの、ダメージ大きくそのまま倒れてるミライ。記者さんとアヤさんごと割れた地面に落ちていきました…記者さん一緒か…次回も何か嫌な感じになりそうだな…!


第44話「エースの願い」

 何か砂漠みたいなところに倒れてたミライたち。記者さんの態度は相変わらずですが「ぐずぐずすんな。置いてくぞ」にちょっとびっくり。あ、一緒に行くの前提なんだ。次の瞬間には叫んでて、何を見たかと思えば滅びた街並み…東京タワーはびびるな…気絶してる間に地球が滅んだ…と解釈したんですかね。まあホントそんな感じだよなぁ、あれじゃ。むしろお前ら何でそんな落ち着いてんだよとか思う気持ちはわかる、いや、言ってないけど。とりあえずガイズに責任押し付けて殴りかかる気持ちはわかんないけどな! しかも一発殴っただけじゃないしな…! 暴力振るいまくって、役立たずがと唾までかけるとか、どこまでクズなんだ…。ここまでやられるとフォローの仕様もない。まあ「嫌な奴」代表としての役割を担わされてる感じではありますが、結構リアルではあるからきついよなぁ。ここまでやっといて睨まれるとビビるとか、明らかに弱いもの反撃してこないものしか叩けないタイプだしな…。
 「あなたと争うつもりはありません」でこんな彼でも守ろうとするミライはどこまでもミライ。ここまであからさまな悪意に触れたのはさすがに初めてかな。でもまあ、この程度で折れやしないだろうなとは思える。ミライ側に感情移入してると、腹立つよりは悲しくなるな、ああいうの。というか敵意よりも、攻撃はじいたことで「化け物」と呼ばれた方がやっぱショックなんだな…。
 で、これだけやって人間に失望しただろ、こんな人間守るのかとか散々言ってるヤプールの目的は「手を組まんか」って、ええー。この人間より自分の方がマシだとでも思ってるんだろうか。どうせ組まないだろうけど言ってみた…って感じにも見えなかったけど、どうなんだ。まあどっちにしろミライが受けるわけはないですね。このまま戦闘です。さすがにこの流れだと記者さんにもばれるか。やられ気味のメビウス見てますが、自分がぼこぼこにしたことは思い出さないかな! メビウスの元へ向かったアヤさんへの「おい、行くなよ」のあと「おれまで見つかる」のブレなさはいっそ気持ちいいなとは思った。

 この頃、リュウさんたちの方ではウルトラマンエースからのアドバイスが。これ、マリナさんじゃなきゃ聞き取れなかったみたいだけど、一応聞こえる人が居るのはわかって言ったのかな。マリナさんたちへのアドバイスと、倒れたメビウスとの会話とがなんかほぼ同時期にやってるように見える。こっちに関わっての「お前は一人じゃないぞ」はいいな。アヤさんからも負けないで、の言葉。場合によってはきつい言葉だけどミライにはちゃんと力になるだろうなぁ。真っすぐな言葉が一番いい。エースの「何百回裏切られようと」はやっぱ何か怖い言葉だと思っちゃうけど…。まあミライなら…というかウルトラマンなら大丈夫か、とも思ってしまう。
 メビウスとエースの会話では、エースの過去がちょこっと。「その人は月の人間だったんですね」にぶっ飛んだ。そんな話だったのか! 最後にエースのところに現れた女性が…そのヒロインさんなんですよね。わあ…何か…何か凄いなこの再会…! 手合わせてるシーン見て、そういや何かこんな変身をするウルトラマンが居ると聞いたことあるような気がする…と思い出した。これだったのかなぁ。
 あ、ヤプールは無事倒してミライたちも元のところへ戻りました。ヤプールが「四天王はまだ3人残ってる」とか他の奴らに任せる的なこと言ってるのはちょっとびっくりした。単に絶望させたいだけなんだろうけど。あとは…その敵との戦いかな…。いや、なんかそれ以外にも問題ありそうだな…。「お前の正体」「黙ってるつもりは、ないからな」で去っていく記者さんにはホント嫌な予感しかしない、っていうかもう予告が嫌な予感しかしないな…。

 ところでアヤさんとミライですが。「ぼくは、あなたのナイトですから」と言われた言葉を返すミライになんかちょっとときめいた。いいなこれ。っていうかキスしたよ! そうか…アヤさんがミライに対するヒロインだったのかひょっとして。いい感じになったらいいなーここは。


第45話「デスレムのたくらみ」

 フェニックスネストの帰還がしっかりニュースになってみんなが見守ってます。詳しくは説明されてなくても、まあこういうのは中継して盛り上がりますよね、それは。が、突然の爆発。「生存者を一名確認」って誰も生存確認取れないより何か怖いな! まあ他の隊員は絶望的、の時点で、なんだ死体ないのか、じゃあ大丈夫だな、とは思ったけど。でも基地は? もう最終回近いしマジで壊された? とはちょっと思ってしまった。助かった隊員はジョージ。「すまない、おれだけ戻って」とか起きたばかりでよく事情把握してるな、と思ったらそもそも一人だけ逃がされた形なんですね、なるほど…。他の隊員が人質に取られた形です。「この地上でのメビウスの完全なる敗北」「それが仲間を返す条件」と。これはきついなぁ。でもそれやると仲間救えても人々が…という部分はミライの方であまり触れないのか。一瞬ジョージの話がよぎりつつも変身したから、戦う気はあるのかと思ったら、戦闘中もまたよぎってる。反射的に戦おうとはしちゃう感じなのか。ただこれが手抜きに見えてるらしい地上の人々。ええええ。メビウスが敵前逃亡してるとか攻撃出来ないままひたすら逃げてるならともかく、メビウス自身がぼこぼこにやられてるのにメビウ責めるって。弱い情けない、方向ならまだともかく…! しかもこのあと仲間が人質に取られてることを知ると今度は人質になんかなりやがって恥を知れ方向って、ええええ…。責められるヒーロー話好きじゃないけど、あまりにもあり得ないだろうとしか思えない…。いや、そういうこと言う奴が居るのはわかるけど。それが世論みたいになるか…? 一般人たちで喧嘩してくれる方がリアルな気するけどなー。とりあえず嫌な奴らばっかだな、とは思った。
 「あれほど悲しんでくれた人間たちが」今度は生きて人質になってることを責めてくる、と嘆くミライですが、まあ言ってる人たちは別ではあるよね…いや、でも最後の手のひら返し考えるとマジで同じ人たちが言ってるのかな…。
 そんなミライのところにはウルトラマンジャック。ミライの恐怖として、人間を許せなくなるかもしれないってところがあるのが面白いな。そんな感情持つこと自体が怖いんだよな…。

 そしてそんな中、敵の目的を察してしまってるガイズメンバー。そうだよな、彼らにはそりゃ死の覚悟自体はあるよな…。通信なら送れるかもしれない、どこかが受信してくれるかもしれない…でちらっと出た電気屋っぽいところがそうなるんだろうとは思ったけど。これが最後の仕事と言うテッペイがなんかかっこいい…。
 で、この通信の連絡がテレビ局へ。通信が受信された場所が既にみんなが避難してる「戦闘地域」と聞いても「行きます」とかこの辺のマスコミ根性もかっこ良くはある…。なるほど、これで全体に流せるのか。まあ人質としてはお約束のおれたちのことは気にするな方向です。これでようやく人々は…我に返った、んだと思いたいなぁ。危険が迫ってガイズもメビウスも助けてくれない絶望におかしくなってたんだと…思いたいなぁ。「あいつらがずっとおれたちを守ってくれてたんだ」今知ったんじゃないよね、冷静になって思い出したんだよねきっと…! いや、そうでないと調子良すぎだろうとは思った。しかもここでガイズも助けてくれメビウス! って流れなのね! いやその方がいいけど。ありがたいけど!
 でも結局何の解決もしてないのでどうするのかと思ったら、とりあえずガイズへの攻撃は全部ジャックが体で防いでました。すげぇ! が、頑張ってる…。「ウルトラマンが…帰ってきた」のコメントが。ああ、そうか彼が帰ってきたウルトラマンなのか…!
 地味にジョージも活躍してます。ああメテオール解禁はミサキさんがやるのかこの状況だと。
 敵は撃破し、リュウさんたちも無事帰還。怪我人に思いきり抱きつくミライですが、うん、もうこれはしょうがない。良かったねホント…。


第46話「不死身のグローザム」

「グローザム」  「ようやくおれの出番だな」ということで今回はグローザム。正面から倒してやる、というのはなんかほっとするな。作戦こらしてくる悪はいやらしい奴多いからなー。まあいきなりダム凍らせたりしてるけど、これはメビウス呼び寄せるためですかね。一応地球上ではフードかぶってごかしてるのちょっと可愛い。やたらきらきらしてるのも。
 ガイズ側は前回の怪我で隊長、リュウさんが入院中。ジョージは前回結構動いてましたが、そのせいで悪化したんですかね。元々治ってはいなかっただろうしなぁ。
 「寝てなきゃ駄目だって」とかテッペイに言われて「はい」って感じになってたリュウさんちょっと可愛い。ホント辛そう。しかしその少ない隊員の中、テッペイまで倒れてます。めっちゃ寒かったみたいだけど風邪引いた…のか、これ? 何かやたら苦しそうだしそういうガスでも出てるのかと。
 グローザムは一応正面対決で、ホントに普通に勝った…。攻撃通じない敵は厄介ですね。貫かれて凍りづけにされてるメビウスの図はきつい…ってかこれテレビに移ってるんですが誰が撮ってるんだ。こういう映像送れるのかグローザム。
 ひどい状況で、コノミも絶望してますが、ここにやってきたのがセブン…! なんか次々やってくるなかつての戦士たち…! 以前の状況とちゃんと対応してるんだなぁ。セブン、最後に「おれが受けた悲しい思いだけは」「味わわせたく」ないとか言ってたけど何があったんだ…。
 とりあえずセブンの以前の状況も参考にメビウスを救う方法を見つけるガイズ。アサミ博士お久しぶり。こっちも総力戦になる感じはいいですね。男連中が出動できないのでコノミが戦闘機に乗るという。一応乗れるし操縦は出来るんだろうけど今までやってないから不安…って感じなのかな。そもそも結構負荷かかる感じだしなーあれ。
 あ、メビウス生かしてるのは一応ウルトラ兄弟が助けに来たところを倒すつもりだったようです。なるほど…。その前に人間が来たけども! 人間は侮ってる感じですが、まあ誰が来ようと蹴散らすだけ、って方向だからなー。実際メテオール解禁後に邪魔されて時間もないピンチ、という状況でしたがここでセブンですよ。そりゃそうですよね…! この間に無事メビウスが解放。すぐ動けてるの凄いな。動けてないだけでそれほどダメージはなかったんだろうか。
 セブンと共闘するも、やっぱすぐ復活しちゃう敵さん。ああ、セブンの戦い方は見たことないのに何か懐かしい感じがする。パロとかでよく見るからだろうなぁ。
 2人の攻撃技でばらばらにするも、やっぱ復活しようとする敵さんですが、ここでコノミちゃん…! ばらばらになったところに広範囲熱風を当ててこれで勝利か…! すげえ、トドメをコノミちゃんが刺した…! 「くせになりそう」のコノミには笑った。
 今回も良かった良かったで終わりましたが…ああ、次回はいやらしい方向の敵ですね。嫌なやり方してきそうだな…!


第47話「メフィラスの遊戯」

 四天王最後の一人メフィラス登場。「屈辱的な方法で」敗北させて「失意のどん底」に落としてやろうとか、精神的に責めてくる敵はきついですね。予告から想像はついてましたが、人々からメビウスの記憶を失わせ、メビウス部分をメフィラスに差し替えた感じか。子どもたちやテッペイの服が黒いのもそのせいなの。メフィラスのせいで黒が流行ってるんだろうか。まあ悪堕ち感はある。テッペイの黒はちょっとかっこいいと思っちゃったけど。
 ミライがちょうど休暇中にこれを起こしたらしいメフィラス。休暇自体は別に企みじゃないのかな。「ここのところ侵略者の攻撃もやんでるし」って前回から結構経ってるんですね。リュウさんたちも回復したようだし。なんか最後辺りはもっと怒涛になるのかと。次回からかな。
 メフィラスの企みに対し、普通に突っ込んでくるウルトラマンはびっくりした。大体ピンチになってからくるものと…! まあすでに何か起こしてるし、メフィラスはホント嫌な敵っぽいしな…! あなたが手出さなきゃ子どもたちにも手出さない、みたいなのがとてもいやらしくていい。
 この後、怪獣倒すパフォーマンスです。やりきってるのちょっと笑う。ガイズが一切喋らず敵に回ってるのは不気味な感じでいいなぁ。でもホントに単純に声が届いてないだけで、彼らのキャラが変わってるわけじゃないんだよね…こっちの方が何か絶望的だ。
 最初にテッペイに声をかけ「誰?」と言われてしまうミライ。ああミライの言葉が直球過ぎてはらはらする。ミライが腕抑えてうずくまったときは、そういえばメビウスもそこに怪我を、とか反応されないかと思ってしまった。ああ単純に怪我人が気になったのね…いいな、これは。そしてやっぱどこか思うところはあったようで、ミライに言われるまま円盤を調べれば人間の脳に作用する何かが出てるとか、案外普通に判明するんだなそれ…! 割と操ってる範囲も狭い感じでしょうか。長いことやってるといろいろ粗が出そうだからまあ短期決戦で行きたかったのかな。
 円盤が怪しいことはわかったテッペイですが、ここにリュウさんたちが来て、メビウスを敵視。メフィラスの言葉は絶対とかなんとか…単純にメビウスとメフィラスが入れ替わってるだけじゃないんだよなぁ。これに思わず飛びだしちゃうミライか…ちゃんと話せば思い出してくれる! と信じてるんですよね。こういう洗脳系は思いがどうとかって問題なのかよくわからないからいろいろ不安になる。ミライのことを知らない状況で「みなさんはメフィラスに騙されているんです!」だと彼らのキャラ的に普通に受け入れてもおかしいしな…!
 ミライに銃まで向けるリュウさんたち、ファイヤーシンボルまで消えてるのか…細かいな…。このあとリュウさんたちがちょっと衝撃受けてるので何かと思ったら、な、泣いてる…ミライが泣いてる…うわぁ、まさかこうくるとは。泣いて飛びだしちゃったよミライ…! まあ勿論円盤を何とかするのが目的ですが、そうかぁ…。敵倒せばどうせ戻るし、とか見てる側としては考えちゃうけどミライの立場でこれは辛いよね…。
 テッペイがついてきてくれましたが、テッペイもまだミライを信じ切るところまでは行ってないようです。銃向けたのはびっくりした…! まあさすがに撃つことは出来ませんでしたが。っていうかリュウさんたちにも撃てって言ってるメフィラスだけど、リュウさんも言う通りテッペイ乗ってるのに撃てないですよね…いやなんか最終的に撃ったけど。まあ結構頑丈だから墜落しても死にはしないのかもしれない。
 そしてテッペイの方ではついに撃つかというところでようやく記憶が…ああここでお守り思い出すのかー! 全員持ってますもんね。っていうかおまもりのファイヤーシンボルまで消えてるのか! これが戻ってくるのはまさに元に戻った感じでいいな。業を煮やしたメフィラスが自分から攻撃しちゃったのが結局一番のきっかけになっちゃった感じですかね。円盤はガイズが破壊し、降りてくるメフィラス。その途端ウルトラマンも出てくるのね…! 何か無言で見てて無言でやってきたよ…! いい加減何とかしたかったのかな。「お前自身が手を出した時点で」「お前の負け」と突き付けるウルトラマン。ここで負け認めさせちゃったらトドメ刺せないじゃんと思ったらホントに負け認めて帰っていった…! 「また君たちに挑戦しにやってきます」ってもう残り話数ないのに…と思ったら、そうか皇帝にやられちゃうのか…。普通に倒して欲しかった気もするけど、まあ負け認めさせた時点で勝ちは勝ちかな…!
 次回からついに最終三部作と…ああ、またしんどいことになりそうだなー。頑張れメビウス…。


第48話「最終三部作T 皇帝の降臨」

 「ガイズに宇宙人潜伏」こういう書き方するんだなぁヒルカワさん。「ほっとけ」「ウルトラマンを悪く言うやつなんていやしない」とのリュウさんですが、実際これで共感呼べると思ってるのかヒルカワは。炎上商法みたいなもんでもなさそうだしなー。とはいえ、この間のひどい民衆見てると、これであっさり敵視するのかなとはちょっと思った…。
 実際に皇帝の取った手段は、あちこちに怪獣出して、滅ぼされたくなければウルトラマンを差し出せと…なるほどこうきたか…。戦うものの、数が多すぎて結局倒れるメビウス。これ見せられると他に対抗できるものが…とはなるな。今回ガイズも一体倒してるから人間の総力戦でもあの怪獣まではいけそうな気もしたけど。
 っていうか世界各国の首都とか、そういう知識もあるんだよな皇帝…。
 人間にばけてることについてすでに記事は出てましたが、世間はびっくりしてるので、あまり注目はされてなかった感じですかね。このあとヒルカワさんはテレビにも呼ばれてますが、やっぱあんまり真剣に受け止められてなかったのかな…それはそれで可哀想だな。相変わらず言ってることはゲスだけど!
 っていうか一般人もまさか、な感じに見えるのに政府はこの記事でミライのとこにきたのか…? 聞くだけ聞いてみようって感じじゃないな。ここでごまかさず、ミライはおれたちの仲間と言い切るリュウさん。ここまではまあ当然だよな、と思ったけど、このあとまさかの補佐官ですよ。補佐官が立ち塞がったよ…!
 政府的にも世間的にもミライがいい奴かどうかは関係ない気がしますが、少なくともこの人は宇宙人がガイズにいるなんて、なのかな。そもそもメビウスとガイズ、ずっと一緒に共闘してるのに今更宇宙人がガイズにいるなんて、となるのはよくわからない。差し出さないと地球が終わるから仕方なく…方面ならわかるのに!
 あとここでサコミズさんが総監とか驚愕の事実が出てきますが、なんかもう今更サコミズさんに何言われても驚かないな。一度そうなのかな? と思ったことあるけどミサキさんとのやりとりで違うのかと…結局それでいいのかよ…! 隠してた理由が一緒に戦いたいから、はいいですね。そこが根底だもんね。
 そして辞任を求められるも、最後の仕事として世間へ呼びかける隊長。聞いてる子どもが映った時点で、ああなんか世間は理解してくれそうと思うな。
 この間の世間の行動のせいでなんか納得出来ない部分もあるけど、続々届く応援の言葉はやっぱ泣ける…これは嬉しい…。最初、子どもしか応援してないのかと思ったけど! これはもう世間がそういうムードになりましたね。「何があってもメビウスは渡さない」がいいなぁ。
 皇帝はメビウス引き渡せば地球守ってやるとか言ってたけど、この辺はもう侵略者の言葉だし、あまり信頼されてないのかな。実際メビウス渡した途端何しでかすかわからないのは確かだよね…。メビウスへの信頼は「ウルトラマンは負けない」なのがちょっと重いけども…!

 結局この声におされてか、屈しない、という選択をした人間。というか政府がそうしたんだよねこれ…。そもそもまあ3時間で決めろ、が無茶すぎたよ皇帝!
 戦うことを選んだ人間たちとの戦闘開始。「各国ガイズが迎撃を開始しました」なんだよな…ちゃんと各地で頑張ってるんだよな…。
 隊長の声も人間の選択も聞いたミライはふらふらのまま飛び出してますが、結局やられて町に大きな被害が…あああ。ここで終わりかー。三部作だからな…決着は持ち越しだよね…。


第49話「最終三部作U 絶望の暗雲」

 絶望的な流れで終わったと思ったら、割と普通に立ち上がってここは一応済んでびっくりした。前回あんな引きするから…! いや人々の声援でファイヤーモードとか熱いんですが! ミライの状態でありがとうと言われるのなんか嬉しいんですが! 人々に囲まれてるシーンは何かちょっと怖いとは思った。まあ戸惑うしかないかなあの場面は。

 で、この一体は何とかなったものの、まだ終わりません。太陽が浸食されている情報くる中、インペライザーもぞくぞく日本に…。「おれたちにはまだガイズがいる」ああこういう風には言ってくれるんだなぁ。当然ガイズ出動です。「お任せくださいサコミズ総監」の補佐官はある意味とても切り替え早くていいな。
 敵さんが基地に向かってくるので基地で待ち構え。フライト予定もあったようですが、その前にやれられちゃった感じか。一体は砲台と相打ちみたいな形で倒したものの、まだくる…ホントキリがなさすぎる…! 各国ガイズはワープしてくるわけにはいかないもんな…。
 っていうかあのぐるぐる回って火球まき散らしてんのが嫌だな! ああどんどん被害が広がっていく…。
 この状況でやってきたミライですが、もうホントぼろぼろ…。「地球の人たちはウルトラマンメビウスを、必要としてくれました」これがあると動かないわけにはいかないんだよなあ…!
 基地も実際やられる寸前ですが、ここでやってきたのがザムシャ…! ええええマジか! ここでくるのか! 「勘違いするな。貴様はおれが斬ると決めた相手だ」古いお約束台詞がホントよく似合う男です。さらにカコちゃんやファントン星人もここで登場! 「これが我々が紡いできた絆だ」あああ予告で聞いてた台詞だけどまさか彼らとは思わなかったよ! 最終回間際でのこの総登場は熱い。燃える。カコちゃんはOPテロップで知っちゃってたけど!
 そしてここでついに皇帝光臨ですよ。暗黒の支配者ですよ。太陽は燃え尽きつつあるとか、いやぁラスボスって感じだなこの雰囲気…。燃え盛るビルの火を消してくれてるのに何かかえって絶望的。っていうかこんな中、動いてる車がいるのにびっくりだ…やっぱ避難間に合ってない人いるよな…。
 ミライは変身しようとしますが、出来ずに気絶。これはもうエネルギーが底ついてるみたいな感じなんだろうか…。
 代わりにザムシャが戦うも、やっぱ強い皇帝…。そしてこれは来てくれるだろうと思ってたヒカリ! 基地への攻撃を体で受けて倒れてるものの、リュウさんの叫びで立ち上がるのが相変わらずのヒカリって感じがする。
 ザムシャと共闘しての「話はあとだ」ですよ、普通に…普通に仲間やってるなんか…。
 が、結局2人がかりでもやられザムシャは最後にみんなを庇って死亡って、えええ…。ウルトラマンたちに影響受けたって感じなのかなぁ。「よくもザムシャを!」ああもう友情築いてるよヒカリ! ザムシャの刀を使って一矢報いるも力つきるヒカリ…かな…。こっちももうパワーがない感じだろうか。
 そして最後にリュウさんが特攻…ホント特攻だよ危ないよ、と思ったら機体が爆発。ちょっ…! ここで次回かよ…!
 太陽が覆われ、闇になる感じは怖いなぁ。


第50話「最終三部作V 心からの言葉」

 「よくも大切な人を!」「ミライ、おれなら生きてるぜ」まあ死んではないだろうなとは思ってたけど、そんな即行で返事されると思わなかったよびっくりした! でもどうやって? と思ったら何か光の方から声が聞こえてて、ああウルトラマンに助けられたのか…と思ったらウルトラマンになってた、ええええ!? マジで! リュウさんがヒカリになって普通に戦い始めてる、えええ。そうか…そんなことも出来るんだな…多分なんかリュウさん側では何かのやりとりあったんだろうけど何の説明もないのが凄いな。いやホント…びっくりした…ここに来てリュウさんがヒカリになるとかさすがに予想外過ぎたよ…!
 とはいえ、やっぱやられ気味で、早々にカラータイマーも点滅。元々そんなパワーあったわけじゃなさそうだしなぁ。ミライがここで力振り絞っての変身、ですかね。2人で光線とか熱いけど、ああ効かないんだなぁ…。しかもそのままやられるメビウス。ぼ、ぼろぼろに吹き飛んだ…。え、これはさすがに…と思ってる中、リュウさんも力尽きて倒れてます。「すぐに救助を!」ここですぐさまこれが言える補佐官がホント熱いな。
 ミライはやられ基地もぼろぼろで太陽は覆われ、「また何も守れなかった」からもう終わりという絶望的空気。ここで! 歴代ウルトラマンですよ! いつ来るんだろうと思ってたよ! でもラスボスはメビウスで倒して欲しいよな戦闘まで兄さんたちと一緒だと…も思ってたんだけど、なるほど兄弟たちは太陽の方何とかしてると…! あああ、いいなぁこの具合。こっちもこっちで大変だから戦いに手を貸せないのはわかるし。っていうか巨大なウルトラマンでも太陽相手だと光線小さくてホント普通に大変そうだ…。
 彼らの声がガイズメンバーに届くわけですね。過去ウルトラマンたちと関わったとき、最後にメンバーがそれぞれ反応してたのは彼らに反応してたってことでいいんだろうか…あれ何なんだろうと思ってた。
 そして聞こえてくるミライの声…っていうかもうリュウさんの腕にブレスが現れるだけで妙に感動するんだけど! 「もう1度力を貸してください」「ぼくたちの最後の戦いのために」ということで再び立ち上がるガイズ。隊長からの「サリーゴー!」「GIG!」もやってくれるのが嬉しい。っていうか6人手を合わせて「メビウース!」って全員で叫んだ…!? ちょっ、ホントに…ホントに力合わせて…一緒に変身ってうわあ! さすがにここまでやると思わなかった、うわあみんな居る…みんなで戦ってる…。
 「今のぼくはもう一人じゃない!」ほんっとに言葉そのまんまですよ、凄いことになった…! 熱い…これは熱い…!
 更にサコミズ隊長もようやく総議長から受け取ってた謎のキーを使います。ファイナルメテオールと…おお、もうホント今しかないタイミングですね。スペシウムエネルギーを増幅すると。何かかっこいいの出てきた。もうこれは勝てる…これは絶対勝てる…とか思ってたら更にサコミズ隊長まで呼ばれて行った…! 「今こそ君の力が必要だ」これは泣けるな…。うん、これはもう勝てなきゃおかしい。
 というわけでまさに全ての力合わせて皇帝撃破です。「ウルトラマンに負けたのではない」から、人間の力認めるのか? と思ったら「ウルトラマンと人間の絆に負けた」っておおおそっち認めるんだ…ウルトラマン単体に負けるよりまだ自分を納得させやすかったんだろうか…。
 きらきらと光になって消滅し、他のウルトラマンたちも無事太陽を取り戻しました。空が明るくなるのは勝った感、終わった感強くていいですねやっぱ!

 そしてヒカリたちを見送った後は、最後のお別れ…やっぱそうだよなぁ。ミライがこのまま残るわけにはいかないんだろうなとは思ったけども…! 新たな使命が出来たということで去っていくミライ。なんかもう、もうちょっと…もうちょっと余韻というかもうお別れ会ぐらいやっても! って感じだけども。
 最後は泣きながらお別れ。ミライはホント…最後まで気持ち良かったな…。みんなもそれぞれの道に戻るんですね。リュウさんはずっとガイズかな? 「ありがとうミライ!」ここの関係もホント最後まで気持ち良かった。ありがとうメビウス…!


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