魔法戦隊マジレンジャー感想(第1話〜第10話)


第1話「旅立ちの朝〜マージ・マジ・マジーロ〜」

 始まりましたマジレンジャー。朝から出かけてたのでリアルタイムではOPしか見れませんでしたが。初っ端のヒーロータイムにびっくりです。ああ、そうか、これも始まるんだ…。

 今回の敵さんは…何だろう。とりあえずコウモリみたいなのとか。洞窟っぽいこの雰囲気はいいですねぇ。 「地上の虫けらどもに極上の恐怖を味あわせる」のが目的ですか?この悪役っぽさは大好きです。
 で、漸くマジレンジャー。今年は兄弟戦隊ということで一緒の食事シーンから。兄貴サラダ作る兄貴が素敵です。こういうキャラですか。次男はいつも突っ込み入れてるんですかねぇ、こういうの。そして長女は「恋の魔法かけられちゃったのー」こっちもいいキャラです。そこへ出てきた母親に「魔法って信じる?」ときましたか。この戦隊、最初話聞いたときてっきり全員最初から魔法使いなんだと思ってましたが違うんですね。っていうか「何子どもみたいなこと言ってるの」という反応でしたが、この場合繋がり的に「恋の魔法」とかそういう意味の魔法だろうからもうちょい別の反応してあげても。
 その頃末っ子は何かテレビに映ってました。風船引っかかってたんですね。落ちた後回転着地が普通にかっこ良かったです。そしてテレビ見て駆けつけたのであろう兄貴たちもいいな。っていうか早っ。
 何であんなことをしたのか説明する末っ子。風船に関して「弁償すりゃいいだろ」という辺りに次男の考え方が出てます。風船を弁償ってある意味相当律儀ですが。

 ここで敵さん登場。最初の変身はお母さんでした。
 「魔法変身。マージマジマジーロ!」変身の言葉はちょっと微妙だなぁ、と思いつつ。「闇の亡者よ、消え去れ」とか「チェックメイト」が何か好きです。
 この後普通に家でお茶してるお母さん。いきなり落ち着き払ってるのが笑えます。ポーズでしょうが。あの携帯は魔法のステッキみたいな役目にもなるんですかね。天空世界(?)との通信に使えるようで。なるほど、そういう設定ですか。
 一通り説明してぽんぽん上4人を変身させるお母さん。早い。話がやたら 早い。いきなりあんな格好させられるのってあれですが、それでも自分だけ普通にハブにされてるのって気になりますね。「母さん、おれのないんだけど」に何かウケました。
 マイペースに話を進めるお母さん、いきなり敵と戦えと。「急に言われたって出来ないよ」もっともだ、と思いましたが何だかんだですぐ乗りました。ヒーローはそうでないと。
 そしてまだ仲間外れのままの末っ子。何でだろうと思ってたら「カイはまだ高校生でしょ」あ、なるほど。っていうか他の人たちはいくつなんだろう。みんな若く見えるけどなー。で、更にカイの行動について突っ込むお母さん。「おれは勇気なら誰にも負けないんだ」に「勇気と無茶とは違うの」ときました。おお。でもそれ言うと前年の戦隊のレッドなんか…いや、この辺真面目に考えてるとヒーローやってられないですが。
 カイは結局そのまま飛び出して行ってしまいました。

 敵のもとへついた上4人はここで変身。「すげぇ、兄ちゃんたちが変身した」追いつくの早いです、末っ子。
 それぞれ魔法パワーで戦う4人。いきなり随分と使いこなしてますなー。 「ピンク色が不幸を招く」「不幸を招いてごめんね」ああ、こういうやり取り大好きだ。魔法だから倒し方もユニークで派手ですね。扇風機…愉快な姉ちゃんだなぁ。
 雑魚たちは簡単に片付きましたが、ここでもう一人。何か、デザイン的には味方っぽいんですが敵のようです。「私たちと同じ魔法使いなの?」既に自分たちをしっかり魔法使いと認識してるのが素晴らしいですね。
 敵さんは「魔法使いはおれ一人でいい」という発言。物凄い考え方だ。マジレン、一気にピンチに陥ってます。「助けなくちゃ。兄ちゃんが…姉ちゃんが」「でも…怖い。足が、動かない」仕方ないんですが、こういう考えをいちいち言葉にされると妙な冷静さを感じるなー。
 それはともかく、ついに末っ子も飛び出しました。「兄ちゃんたちから離れろ!」兄ちゃんたちってのが可愛い。ああ、母さん笑ってる。これでいいんだ。
 「おれはマジだぜー!」で敵の剣受け止めちゃってますよ…!
 「勇気を示したとき、魔法は応えてくれる」とのことで末っ子も変身。 今年は末っ子がレッドなんですよね。何か新鮮。
 変身したレッドは魔法使って雑魚をふっ飛ばしました。レッドの見せ場も終わって、敵さん巨大化。来週は早速ロボでしょうか。


第2話「勇気を出して〜マージ・マジ・マジカ〜」

 敵がでっかくなって逃げるみんなと一人向かおうとするレッド。「何だよ。何怖気づいてるんだよちい兄」って前回無茶と勇気の違いがどうのと言われてませんでしたでしょうか。これ、あからさまに無茶なんじゃ。
 潰されそうになる大ピンチでしたが、お母さんが駆けつけてくれました。そしてお母さん巨大化!何か、あのままでかくなると怖。
 戦闘開始するも劣勢のお母さん。やられてしまいました。…って、あの、白い粉が何か降り注いでるんですが別に残骸ってわけじゃないですよね…?でも爆発してたしなぁ。一瞬怖いこと想像しました。
 敵さんの方はそれだけすませて撤退。「逃げるなよ!」が熱いです。
 一方、OPから気になってた小悪魔系少女二人が漸く登場。こういうキャラ割と好きですね。二人で同じ台詞繰り返してみたり、同時に喋ってみたり。いい感じに悪い奴っぽいです。
 この敵の出現に「みんないこう!母さんの敵討ちだ」ということで飛び出そうとする長男と末っ子。が、次男は行かない、と一言。「行ったってやられるだけだ。そんなの母さんだって望んでないだろ!」まあある意味一理ある言葉ですね。だから対策練ろう、と続くのなら素晴らしいんですがさすがにそこまではいきません。「勝てる見込みが無くても戦わなくちゃいけないときがあるんじゃないのか」長男と末っ子は同方向に熱いのかなぁ。次男と長女だけ残し、あと3人が敵のもとへ。いきなり分かれることになっちゃいましたね。

 家に帰った翼たち。突然母の写真が光り、壁から謎の部屋の中へ。手だけ突っ込んだ状態でいきなり引っ張られるのは相当怖いと思います。中に入った二人は「すげー」「うわー」と何かもう楽しそうですが。はしゃいでますが。ここでお母さんの残した立体映像(?)みたいなのが現われてちょっと詳しい話を。はっきり死んだ、とは言われてませんね。やっぱり帰ってくるのかな…。
 お父さんのことは南極で遭難した探検家だと言われてたらしいです。どうやってその説明思いついたんだろう。南極行ったあたりは事実だったりしますか。
 とにかくまあ、そのお父さんの子であるあなたたちなら、ということで任されてたみたいです。「母さんも勝てなかった奴に」とか次男が言ってますが、母さんってそんなに強いのか。何かもうわかるんだろうか、魔法使いとしての実力とか。
 やる気を出した二人、魔法のほうきでみんなのもとへ。レトロなほうきの形に何かいいなぁ、と思ってたんですが思い切り変形しました。何かもう、ほうきの原型ないんですが。まあそんなもんか…。

 一方他3人。あの女悪魔二人組って前に登場したあれなのか…。二人で一体なのね。それもいいなぁ。何か、年齢も分けてそう。
 3人は何か捕まって、怪物の胃の中に入れられてました。噛まれなくて良かったです。っていうかあんな中でも通じるのね、マージフォン。
 さてどうするのかと思えばここは芳香ちゃんの出番。こしょうに変身!えええー。マントつけてるこしょうが何か可愛いですが。芳香ちゃんは変身専門なんですね。っていうかくしゃみで胃の中が飛び出すってやばいと思います、怪物。
 イエローの「おれはマジだぜー!」も炸裂。ひょっとして決め台詞ですか、これ。
 「勇気見せたな、ちい兄ィ」ってめっちゃ上からの物言いしてて笑った。
 ここで5人揃っての名乗り。あ、何とかのエレメントとかいうのがなかった。いきなり短縮バージョンですか。
 勇気を見せたときは新しい魔法が。呪文唱えて全員巨大ロボに変身です。うわぁ!
 思い切りロボの外見だったので自ら巨大化とは思いませんでした。びっくり。 っていうか大きさがえらい違ってるんですが、今後やりにくくないのかな、これ。とっとと合体しちゃうのかな。っていうかあの状態で合体ってあるのか…?
 巨大化した状態でもどつきあってるレッドたちに笑い。そして芳香ちゃん、今度はボールに変身。何かもう、物凄い扱いなんですが。本人は楽しそうだけど。
 敵倒してはしゃぎあってる様子は楽しかったです。ロボ戦でこういう感じって新鮮かも。

 最後、これから頑張るぞ、な終わりなんですが、魁一人 「お前は学校あるんだから」ときました。「成績下がったらマジレンジャーから外すからな」と。お兄ちゃんたちだ。っていうか他の人たちは仕事してるんでしょうか。


第3話「魔竜に乗れ〜マージ・ジルマ・ジンガ〜」

 お掃除中の小津家。兄貴おお張り切りです。楽しそう。マジレンのお話はいつも日曜が舞台になるんでしょうか。でないとみんな揃わないか。
 開ける度に変な空間へ繋がる扉。これもいつか何かに利用するのかなぁ。して欲しいなー。
 本が飛んだり鏡の中が変わったり、さすがに変なものばかりありますね。鏡の中の自分に「笑うなって」とか突っ込んでる次男が何か可愛かったです。
 ここで漸く第1話エンディングから出てた謎の植物…生物?がみんなの前に登場。マンドゴラですか。「それを聞いたものは普通生きてはいられないんですが」っておそろしいことさらっと言います。ずっと鉢から出ときゃいいのに。
 お近づきの印に一曲ということで歌いだすマンドゴラ(?)。ミュージカルな雰囲気が何だか好きだ。楽しいなぁ。それにしても次男に対する「知恵を授ける英知の色」ってのにはちょっとびっくりしたんですが。そうだったの。
 みんな嬉しそうですが、兄ちゃんは納得いかないようです。「ずるいぞ魁!」ってあんた…!最後にひかえし、の意味を一体どう思ってるんでしょうかねぇ。末っ子は「ビリ、どんけつー」とか言ってましたが。何でそうなるんだ。
 この年齢差でマジにこんな争いやってくれるとは思いませんでした。

 子どもが飲み込まれそうな現場に駆けつけてるマジレン。兄ちゃん、みんなを追い抜いてるよ。しかも結局真ん中にいるし、「あふれる勇気を魔法に変える!」とかやってるし。何も言わなきゃあなたが普通にリーダーなんじゃ。それにしても黒マントいいなぁ。駆けつけるときはいつも着るんだろうか。ゴーゴーファイブのオレンジジャケットみたいな。
 敵の前でも喧嘩を始めてしまう蒔人と魁。「何だよ」「お前こそなんだよ」ってホントガキの喧嘩だ…。蒔人の大人気なさがますますシャンゼの速水を思い出させて楽しい。馬鹿な大人は大好きだ。
 一方やられて退却してた敵さん、粛清されてました。いいなぁ、この悪役っぽさ。仲良しこよしの敵組織もいいですが、こういうのも怖くていい。
 あ、長男の方はその頃畑耕し中でした。「なのに何故兄ちゃんについてこないんだ」とか思いっきり一人よがりですよね。これが蒔人らしさなのか。
 芳香ちゃんの持ってきた苺の話から「ふうん土でそんなに変わるんだ」 まで来て漸くどう流れるかわかりました。上手いな。大地のエレメントだしな、兄ちゃん。
 「あいつはわがままな苺なんだ。そして真っ赤に育てるのが畑の役目」「そうかそういうことなんだよ芳香」解決も復活も一人よがりですが、彼はそれでいいんだと思います。登場初期にして一番キャラ立ってるな兄ちゃん。

 ピンチの魁を助けに来た長男は末っ子の「ほっとけよ、兄貴面はもういいよ」にも怒らず。「お前は真っ赤な苺だ。そして兄ちゃんは畑だー!」ここまで清々しく一人で突っ走ってくれると気持ち良い。
 空中ブランコによる戦いが面白いです。マジレンは戦闘で色々遊べていいな。
 今回も新しい呪文が出ました。魁には出ないのか、と思ったら残り4人が合体する技だったのね。うわードラゴンかっこいいー!レッド以外が合体ってのも面白いですねぇ。
 炎を吐いたドラゴンに、それを蹴るレッド。いいプレイが出来てます。
 あ、最後。最初に噂話してた主婦さんたちが「噂では魔法使いがやっつけたって」とか言ってました。この人たちどこまで本気で喋ってるんだろう。っていうか今年の戦隊も正体隠さないのかね。
 蒔人と魁は何故か苺と畑で喧嘩中。魁くん、苺とか言われるのは嬉しいんでしょうか。「畑だって食えるかもしれないだろ」蒔人の突っ込みは論点ずれてるみたいです。
 帰ってきた麗ちゃん「私たちの魔法、もっとみんなの役に立てられないかな」ということで魔法110番なるものの話が。魔法110番…。
 「どう隊長?」「どうよ蒔人兄ちゃん」…ん?結局リーダーは蒔人で いいんかな?


第4話「魔人の王様〜マージ・ジルマ・マジ・ジンガ〜」

 いきなり麗ちゃんの平手打ちから始まってびっくり。魁くんが母さんの形見のコンパクトを壊してしまったと。「もっと周りをよく見て行動しろっていつも言ってるでしょ」か。しかしこれは怒られる側もきついなぁ。魁だってわざとやってるってことは絶対ないし、っていうか魁も何だか泣きそうですね。残り3人は魁に集まってました。麗じゃないのか。触らぬ神に祟りなし?麗ちゃんは一度怒り出すと手が付けられないらしいです。暴れないだけマシだと思う。
 その頃、世間では「摩訶不思議事件」発生です。そんな言葉が噂話の中に出てくるのにびっくりです。おまけに魔法110番の呪文(?)までしっかり広まってるみたいです。一体いつ誰が広めたんだろう。
 パパが消えてしまった女の子の願いがマジレンに届きました。今日も日曜日ですか。
 ほうきを倒してしまう魁は、やっぱり周りを見てないってことなんでしょうか。

 消えたパパを探すため麗ちゃんが占い開始。ローブ着てると魔法力高まるのね。単なる気分じゃないのか。それぞれ魔法の得意分野があるってのもいいなぁ。
 まだちょっと怒ってる感じで動かない麗を置いていくことにする4人。「どうしてこう揉め事ばかり起こるんだ」とは兄ちゃんの台詞ですが、前回は思い切りこの兄ちゃん絡みじゃなかったでしょうか。
 「うっせえな。帰ったらちゃんとちい姉に謝るよ」まだ謝ってなかったんですか。まあ謝るどころか話しかけるのにも勇気要りそうですよね、あれは。
 4人が着いた現場では石にされた人間たちが。ナイとメアも出てきて戦闘開始。まるで歯が立ってませんが。魁が石にされそうなところに現われたのは麗ちゃん。石になりつつ「だから言ったでしょ、周りをよく見なさいって…」そのまま 苦しそうな表情で固まりました。うわぁ、怖。
 暴走しそうになる魁は残りのメンバーが止めて一旦退却。雷起こして目くらましにするのっていいですね。魁は暴れてましたが、とりあえず無事自宅には着いた模様。
 「ちい姉、おれのこと怒ってたのに!」とか言ってますが、普通に考えたら当然ですよねぇ。喧嘩ってそういうもんじゃない。しかし弟に「情が深いから」とか言われてる姉も何か変な感じです。
 麗ちゃんを元に戻す方法を、と、えーと、マンドゴラ(?)に迫るも、方法はなし。一つだけあった方法は、魁の魔法を使うことでしたが、まだ今の魁には無理、と。確実な方法って言わなかったか。それ確実って言うのか。

 頑張って魔法をかける魁ですが、どうにもならず。ここでマンドゴラが別案を出しました。呪いをかけた奴を倒せば解けるかもしれないと。まあ戦隊の基本だよな、それ。そうか、でも呪いと言われると何となく納得かも。
 とはいえ今のままでは敵を倒せない、というところで再びマンドゴラが何か言い始めました。麗ちゃんは敵を倒す方法を掴んでたっぽいと。そんなものも占いで分かるのか。
 麗ちゃんを見てヒントを掴み、魁は敵のもとへ。うわー、麗ちゃん背負ってる。まあ元に戻る場所を考えたら近くに連れてきた方がいいのか。単に置いていきたくなかったのかもしれませんが。「今元に戻してやるからな」と麗ちゃんの頭なでてる魁。あはは可愛いな。
 麗ちゃんの持ってたコンパクトから得たヒントで地面を鏡に変える魁。これぐらいは出来るのか。それにしてもビームを鏡で反射とはベタな。なかなか試す勇気はわきませんがね、こういうの。
 無事麗ちゃんは元に戻りました。「戻った戻った戻ったー!」飛びつく魁も可愛い。この瞬間の魁が物凄く子どもっぽいです。お母さんとはぐれてた子どもみたいな。
 そして戻った麗ちゃんは麗ちゃんで「石にされてすごく怖かったけど」とか「そしたら怖くなくなったよ」とか。「よく見て行動しなさいって言いつけも守ったね」「頑張ったね。魁」この物言いはこの状況だからなのか、普段からそうなのか。弟のこといくつだと思ってるんだろうと思わなくもないですが、それが麗ちゃんなのか。可愛い姉弟だ。
 「何か母さんみたいだ」母さんもそうなのか。

 粉々になった敵さんですが、ウルザードの魔法で巨大化復活です。今年の巨大化担当は彼ですか。魔法で巨大化、ならわかりやすいですね。っていうか魔法って何でもありだ。
 マジレンもあわせて巨大化。相変わらずロボのまま漫才してる様子が新鮮で面白い。そして今回は漸くの五体合体です。翼でかっ。何か、玩具にすると立たせるの大変っぽく見えますがどうなんでしょうか。
 5人は何だかチェスのコマみたいになって並んでました。 「ドラゴンのときと違って意識が共有できてる」とか言ってましたが、ドラゴンのときって意識はどうなってるんだろう…。
 ロボが顔をくいっと上げるシーンなんかが面白い。今回のロボの決め手は剣ですね。剣がいっぱい飛んでる光景がいい感じに怖いです。

 魔法110番最初の通報事件は無事解決。「魔法使いさんたち、ありがとう」と子どもの言葉。おまじないで届く魔法使いへの願いってのいいなー。


第5話「恋をしようよ〜マージ・マジーロ〜」

 サッカー部のマネージャーと買出し中の魁。芳香姉ちゃんに発見されてしまいました。「彼女のこと好きなんでしょ」に思い切り「そうだよ!」と答える魁はなかなか。これを聞いておお張り切りの芳香ちゃんですが魁は迷惑そう。姉貴に口出しされるのは嫌ですよねぇ、やっぱ。
 一方その頃、街では行方不明事件多発。皆さんが出かけてる間に、とか言われてましたが彼らはホント普段何してるんでしょう。魁は学校、とか言ってたし平日なんでしょうか。休日なら部活とかサッカーとか言うような。あとこの兄弟には食事当番があるようです。兄弟の基本でしょうか。
 麗ちゃんの方は占い中。今回の敵さんは擬態をしていると判明。麗ちゃんの言葉はヒントだけだったのでしばらく迷うのかと思ったらあっさり兄貴が答え出しましたね。まあわかるだろ、ってとこで悩まれると苛々するのでいいと思いますが。
 「何に擬態しているか」は占えないんでしょうか。

 芳香ちゃんは魁たちの後をつけてる最中。二人をくっつけようといろいろやってます。蜂のハプニングはともかく扇風機で風を送ることについては結末予想できなかったんでしょうか。スカートの中を「見た?」と言われて思わず「うん」と答えてしまう魁くんは素直。とはいえどれも不可抗力だから怒らなくても、と思ったらちゃんと許してましたね彼女。許す代わりに奢って、と。意外にいい感じになったところで芳香ちゃんがまた余計なことを。っていうか芳香ちゃんの考えるムードって何。
 逃げた芳香ちゃんの「私はただのポストです」には笑いました。
 芳香を追ってる間に彼女は帰ってしまい落ち込む魁。さすがに芳香ちゃんも反省モード。魁の「どうせ」発言を窘めて希望がどうの、と色々語りちょっと見直す魁。でもあの発言、何か何も考えず言ってるように思えてならないんですが。とりあえずみんなに夢を運びたいらしいです、芳香ちゃんは。
 帰っちゃった彼女の方は「小津くんの…馬鹿」とか呟き中。彼女からしてみれば急に帰られて自分の方が嫌われた感じじゃないでしょうか。そしてタクシーに擬態してる敵に襲われる彼女。タクシー変形はなかなかいい感じ。兄ちゃんたちが追ってた敵ですが、結局魁たちの方が先にたどり着くことに。「山崎さん落ち着いて。おれがきたからもう大丈夫。もう怖くなんかないよ」マジレッド状態で彼女を助ける魁。思い切り名前言ってるし声聞こえてるし、隠す気ゼロのように思ったんですが、彼女にはばれてなかったみたいです。

 逃げられてしまい、タクシーを見失う5人。芳香姉の何とかなる的発言はやっぱり何も考えてないように見えますが、すっかり見直してる魁は「芳香姉ちゃんはいい加減じゃない!」と単純というか何というか。芳香姉も言われて考えてますが、まあそれでいいんでしょう。
 CM後、タクシーを呼び出してる敵さん。あれ、と思ったらやっぱり芳香姉の変身でした。後ろにはピンクのリボンが。ピンクは外せないのか。芳香姉の変身はかなり便利だなー。
 「今度はこっちが騙しちゃいました」擬態敵VS変身姉ということでなかなか楽しいやり取りです。
 戦闘では芳香ちゃんは大砲に変身。って砲弾魁か。芳香ちゃんはボールになって敵にぶつかったりしてるのでこういうのはOKなんでしょうか。ぶっ放される魁がいいです。
 巨大化戦でもタクシーに変形の敵さん。タクシーに張り付くロボって凄い図ですね、何か。

 最後。ついに告白した魁。向こうからも好きと言われてびっくりしましたが、今はそれ以上に好きな人が出来ちゃったと。ああやっぱり。それにしても「きっとあの人が噂の魔法使いなのよ」とはやっぱり結構存在認識されてる?
 呑気に「やったじゃん」「両思いじゃん」とか言っちゃう芳香姉。でも魔法使いってことは内緒らしいです。今年はそういうスタンスか。「マジレッドの姿なら彼女も付き合ってくれるんじゃない」彼女はある意味どこまでも前向きというか。
 「やっぱり芳香姉ちゃんはいい加減だー」見直したのも今回限りでしょうか。
 今回の新呪文はエンディングのみで登場。「消えちゃいたい」とか言ったら消えたので一瞬透明人間になるのかと思いましたが瞬間移動ですか。行き先不明は困るものの、使えそうな呪文です。っていうか新呪文、使ってみるまで何だかわからないってまずくないですか。


第6話「闇の覇王〜ウーザ・ドーザ・ウル・ザンガ〜」

 いきなり戦ってる敵さん同士。何があったのかよくわかりませんが、要するにイラついてるんでしょうか。「お前を斬る!」って斬っちゃってどうするんだろう。「焦るな見苦しい」そもそもウルザードってどういう位置なんだ。
 小津家の方ではお母さんのオルゴール聞いて寝ちゃってる魁…に集まるみんな。なんか可愛い図だな。が、ほのぼのしてる中、何やらウルザードからのメッセージを受信して飛び起きる魁。「ウルザードだろ今の。早く行かなきゃ!」さすがに突然起きてこれだと「夢を見たのか」としか思えませんよね。普通なら、あ、そうか、となりそうなところですが魁は頑な。やっぱりわかるんですかね、ああいうの。「兄ちゃんたちにも聞こえただろ。見えただろ」とか、そう言う風に話しかけられたもの、ってのもわかったんだろうか。
 結局魁以外誰にも聞こえておらず、信じて貰えなかった魁は一人で飛び出しました。
 「貴様一人か」「おれにだけ呼びかけといて何言ってんだ」みんな聞こえなかったことで魁はそう判断したようです。ウルザードはウルザードで全員に呼びかけたつもりが魁にしか聞こえてなかったのか。これはウルザードの能力不足とかじゃあないよね…? 「一人では話にならん、兄弟を呼べ」と魁に呼ばせようとしてますが「おれ一人で充分だ」と魁。というかあの流れからだと兄弟呼びにくいよな…いや、逆にほら見ろホントだったと、と言えるから呼びたい気もする。
 まあ結局呼ばなかった魁は一人でウルザードと勝負。「 あの女から受け継いだ力などたかがしれている」は挑発なんでしょうか一応。相手にならないかと思えば凄い力で吹き飛ばす魁。凄く少年漫画の主人公っぽい。
 魁の方も飛ばされ、その先には少年が。「あ、こんちは」って魁はたまに愉快ですね、いや、変身すると愉快なのか…。ウルザードの盾殴って「いってぇー!」とか。
 この後、動けない少年を庇った魁ですが、それに対して攻撃を止めるウルザード。魁が一瞬戸惑ったあと普通に攻撃してるのは笑いました。いや、まあ、チャンスだしね。
 そして「ランドセルよ、ロケットブースターに変われ」と相変わらず便利使いな魔法で少年をその場から逃がし、再び戦闘。ピンチに駆けつける兄弟はお約束。「ごめんね魁ちゃん」ちゃんと謝ってくれるのはいいなぁ。翼は謝る気しないけど。
 「んなことより何ですぐ呼ばなかった」ですしね。まあそれも当然の問いですが「なんなんだよみんな、信じてくれなかったくせに!」と言われると微妙に返す言葉ない気がする。そういう問題じゃないんだけど。

 ようやく5人揃ったな、ということで今度はウルザードが巨大化してロボ戦。相変わらず母親のこと言ってますが、この辺、素なのか挑発なのかわかり辛い。あえて貶めてるのかどうか。「地獄へ落ちて母親と再会し」は「母さんが地獄へ行くはずねえだろ」と返されるまでどこに怒ったか気付けなかった。さらりと地獄とか言うんだもんな!
 そしてみんなで力合わせてウルザード撃破。って、ええ? と思ったらここでCM。さすがにこれで終わりじゃありませんでした。なんかすっきりしていない魁。トドメ刺されなかったことが気になってるようで、普通にウルザードから話しかけられたあと直球で聞きました。魁はこういう点すっきりしてていいな。「武器を持たず、戦う意志のないものには手を出さん」とウルザードも正直な返答。「魔道騎士たるものの当然の心得」と。騎士道精神持った悪役って奴ですね、まあたまにいるな、そういうの。
 「ほんのちょっとでもお前に期待したおれが馬鹿だったぜ」と、ある意味すっきりして戦闘開始。ついでにさっきのウルザードの目的も「爆発の瞬間貴様らの魔法力を闇の力を融合させ、吸い取らせてもらったのだ」と語られ判明。思い切り利用されてたと。さらに魔人合体の魔法力まで取られ、ブランケンが地上に出現。これはピンチ。っていうか意外に早かった上がってくるの。
 しかしこの場面、ドラゴンになってる兄ちゃん姉ちゃんたちは全く喋れないんだな…。一応気持ちは伝わるみたいですが。魁が一人で喋ってるっていうか戦ってるみたい。
 ブランケンに捕まってなぶられそうになってる魁ですが、「卑怯な真似は主義に反する」と手出ししないウルザード。徹底してます。が、「その程度の奴を二人でやる必要もないだろう」の言葉に燃えた魁。何か頑張ってブランケンを押し返すことに成功。何しに来たんだ。可哀想な扱い。
 魁は倒れちゃいましたが、「今日はここまでにしてやろう」で去っていくウルザード。強敵感残したまま引っ張るようです。
 「その気まぐれを絶対に後悔させてやる!」と叫びつつ今回は終了。
 次回はようやく翼の話。


第7話「夢の中へ〜ジンガ・マジーロ〜」

 元の場所に戻ってるブランケン。地上に出るための「力は封じられた」そうです。そういや魁が何かやってたな。あれってそういう力だったのか。
 で、もう今までの通りの「門の鍵を探し出し」て地上に行くことを考えようと。そんな話だったのか。彼らは門の鍵を探してるんですかね。
 まあこの辺のウルザードの言い分はどこまでまともに受け取っていいかわかんないなぁ。このあとバンキュリアから、ウルザードの行為について突っ込まれてますね。前回奪った力は勝手に自分のものにしたって感じか。どうにもウルザードのこの組織内での位置が見えない。

 一方小津家。何故か一人目覚めない魁。「翼が調合した魔法薬でおれたちは完璧に元気になった」とか兄貴が現在の状況説明してくれてます。怪我はそれで治るのか。便利だな。魁が目を覚まさないのは「魂が夢の中で何かに執着」してるからだそうです。結局これはホントに魁自身の問題で、敵が何かしたわけじゃなかったのかな? どれくらい寝てたのか知らないけど、その方が何か厄介だ。
 とりあえずマンドゴラの言葉で「目覚しき目覚まし薬」なるものを翼が調合することに。ローブ羽織って怪しげなツボの薬をかき回す光景はお約束でいいな。材料の方は「ナイスな歌を聞かせながら育てたバナナ」とか「汚れた水の汚れてないところ」とか「女王蜂の集めた幻の蜂蜜」とか、よくわからない難易度です。水は魔法で出来るなら簡単だよなぁ。ヒルがくっ付いて悲鳴上げてましたが、あの程度で済む麗ちゃんは凄いと思う。女王蜂とか魔法で何とかなるものなのか。そして歌はあれで何とかなってるのか。
 まあともかく材料は揃ったようで、最後に魁の髪の毛です。なんか結構がっつり抜いたな…!

 出来た魔法薬は起こす人が飲まなきゃいけないということで、ちょうど敵が現れたこともあり翼が押し付けられました。芳香ちゃんは薬がおいしそうだったら飲んでた気がする。
 そして兄貴たちは敵の方へ。なんか霧が、ってとこで「霧じゃない、これはキノコの胞子だ!」って兄貴わかるのか。すげぇ。さすが植物に関しては、ってことでしょうか。この胞子が充満する中、人々が砂のように崩れ落ち…って怖っ! この場面普通に怖っ!
 翼の方はその頃、魁の夢の中へ。時間が過ぎると出られなくなるという話ですが、まあ行かないわけにはいきませんね。具体的に何分なんだろう。
 夢の中ではすぐ魁を見つけたものの、魁はウルザードと戦闘中。「帰るぞ」の言葉には「やだ。あいつを倒すまでは絶対帰るもんか!」です。ここは夢だと説明しても納得しません。まあそうだよな。
 頑なな魁に対し「落ち着いて考えろ。おれは黄色の魔法使いだ」とか自分に言い聞かせる翼。知恵の戦士、なんだよなぁ。全然そんな雰囲気じゃないけど。
 そして気付いた翼。ここは夢だからなんでもありだろうと。「おれが奴を倒せばお前も納得するよな」って凄い台詞ですよね。実際普通に突進して普通に生身で倒しました。夢の中のなんでもあり感って、現実じゃありえないこととかしたりするけど、魔法使いだからそれじゃ証明にならないんだな…面白い。生身でウルザード倒す、のはさすがにありえないことだったようで納得した魁。それもそれでどうなんだ。
 翼からは「勝手につっぱしんな」「お前までいなくなっちまったら」とついでの説教です。「兄貴や姉貴たちが」悲しむ、なんですね。そこは自分入れないんだ。
 倒すのはみんなでな、ということで反省した魁を連れて帰ろうとしますが、ここで時間切れ。うわぁ。真っ暗闇に取り残される2人ですが、ここに現れたのが母さん。翼の「勇気が導いてくれた」とのことです。そんなのありなのか。
 まあともかく無事脱出です。

 兄貴たちの方は、その頃胞子を浴びて動きが遅くなり苦戦中。麗ちゃんが最初に出てきた翼の失敗薬なるものを使って早さを取り戻しました。あれって動きを早くする薬だったのか。眠ってる魁が急に暴れだすからそういうもんだと思わなかった、っていうかあの辺り何言ってるかよくわかんなかった。
 逆転したところで魁たちも駆けつけ雑魚含めた戦闘開始。なんかみんなよく喋ってますね。説教してる奴も居ます。翼は何言ってるかよくわかりませんが。
 ロボ戦は、合体出来ないものの、普通に5人で決めて勝利。
 エンディングで翼のことを「顔は残念だけど心は優しいから」とか寝言で呟いてる魁が居ましたが、魁はそういう認識なのか。前半の台詞にも後半の台詞にもなんかびっくりです。


第8話「君こそヒロイン〜マジュナ・マジュナ〜」

 雪の中チアガール衣装で踊ってる女性。予告で想像付きますが、撮影中のようです。「駄目ですコーチ、私、もう」とか一体どんな映画なんでしょうか。チアで世界一を目指す子の話ですかね。どこかで見たことあると思ったらアバレンのえみぽん。このあと敵に攫われたようです。一体どうなったんだろう、この女優さんは。映画の方はヒロインの代役をオーディションで決めるとか、もう話題作りにしちゃってる感じですが。
 そのオーディションに出る芳香ちゃん。この家、やっぱりみんな働いてないのか。ある意味これは就職活動? 遅刻しそうなところを魔法使って間に合い、バトン回しを麗ちゃんがフォロー。あの帽子被ると姿が消えるのか。ずるしてますが、魔法はこういう風に使われてるのが楽しい。
 が、結局鏡に映って慌てたせいで姿を現しちゃう麗ちゃん。どうなるかと思えば「いいねぇ君」「君こそヒロインだ」細かいことは気にしないおじさんが凄かったです。
 芳香ちゃんも芳香ちゃんで「こうなったら次よ次」とか前向きですね。麗ちゃんは明日のオーディション受けに来いとか言われて考え込んじゃってます。って満更でもないのか麗ちゃん! 妄想してにやけてますよ!
 この後、敵が現れて戦闘になりますが、人々を助けて御礼を言われたことでまた妄想モード。魁に水ぶっかけちゃったりしちゃってそのまま敵を逃がすことに。水かかる程度で済んで良かったな。
 これに対し「うら姉がぼーっとするなんて珍しいよな」とか「いつも冷静沈着」「真面目で確実」な麗が、という扱い。さすが日頃の行いがきいてますね。責められたりはしない。

 この後、オーディションに行くかどうかで悩んでる麗ちゃん。そこへ芳香ちゃんのアドバイスです。「オーディションに合格するコツはね、オーディションに行くことよ」ああ、芳香ちゃんらしい。芳香ちゃんのこういうところ好きだ。
 行きたいわけじゃない、と去った麗ちゃんですが、それには「嘘付く子はお姉ちゃん嫌いだよ」と。…そうだよなぁ。お姉ちゃんなんだよなぁ、芳香ちゃん。
 自分がやりたいことをやれ、との説得にもまだ動かない麗ちゃん。結局芳香ちゃんが引きずっていきました、車に変身して乗せるとか芳香ちゃんの魔法はホント便利。
 ちょうどオーディション会場に来たところで敵出現の連絡が来て、これでやめるのか…と思ったら麗ちゃんは行け、と。ああ、まあ当然そうなるか。
 戦闘ではのれんに変化したり楽しそうにやってる芳香ちゃんですが、敵さんが一緒に踊りだしちゃう能力発動。そういやマジレンにはやってなかったのか、あれ。
 これで無理矢理踊らされ、力が吸い取られていく4人。「これがホントの踊り食いだわね」って怖いな、その表現!
 芳香ちゃんピンチ、というところに現れたのは麗ちゃん。「芳香ちゃんに触るなー!」ってかっこいいな。
 オーディションは受かってましたが、こっちが気になってそれどころじゃなかったようです。ここに来るのが私のしたいこと、ということで全員揃って変身。
 新しい呪文はチアガールになってダンスで対抗…? 敵と同じ能力でしょうか。なんか後ろで男3人も踊ってますが。
 2人の踊りとパンチで無事決着。とりあえず楽しそうで良かったです。

 最後、兄弟にそれぞれツッコミ入れてる麗ちゃん。兄貴には「先月の収入少なかったわよ」…兄貴の収入で持ってるよね、この家。翼には「クールぶるんだったら人参嫌いは直さないとね」人参駄目なのか翼。魁には「ベッドの下に雑誌隠すのは駄目だからね」…これは…それは…。
 芳香ちゃんには「太ってきた」でした。あれでそうなのか。「正直って気持ちいいねー!」って今までいろいろ抑えてたんですかね麗ちゃんは。まあ…いいことなのかな…。
 「じゃ、オーディション行ってきまーす」って、えええ、そっちもまだ続けるんだ…!


第9話「炎の友情合体〜ジルマ・マージ・マジ・ジンガ〜」

 「魔法使いから奪った力でもう一度このおれを地上に出せ」とのブランケンさん。駄目だって言ってたんじゃ、と思ったらもう1度ウルザードが説明してくれました。「赤の魔法使いの思いがけぬ力で封じられた」ということになってるのか。このやり取りを見ていたナイとメア。「ホントは持ってるのにねぇ」「黙っててあげるって言ったけど」「言っちゃおっか」で、そのまま普通に告げ口。これはもう楽しそうとかそれだけの理由なんでしょうか。子悪魔だな。
 怒りのブランケン。バンキュリアに何やらボウガンを渡しました。あそこから出られないって大変だな…。
 その頃の小津家ではボトルシップやってる翼。短気そうなのにそんな趣味があったのか。「そんなの簡単じゃん」「練成魔法の応用で」って魔法で完成させちゃう魁。お前…。一応蒔人がこずいてますが「何だよ、大変そうだったから手伝ってやったのに!」と怒られてる理由のわからない魁。翼も最早怒るというより呆れてます。それぐらいわかれよ、という気持ちもわかりますが一応叱るときは説明してあげた方がいいんじゃないかな。不満そうですよ魁。
 後ろで翼慰めてる蒔人はちょっと笑った。もう1回魔法で戻せばいいじゃん、と思ったけど、脱力するよなぁ、あれは。

 そんな中、敵出現で出動。ちょっとでかい奴です。普通に5人の蹴りで倒してびっくりした。もろい。
 ウルザードの腕試し的な奴だったようで、今度はウルザードが巨大化で本格的に登場。「私たち、マジキングになれないままなのに」ってそういえばそうでしたね。早々に合体能力奪われてそのまんまって凄いなよく考えると。まあドラゴン出すためなのかな。
 ウルザードにはまだまだ敵わず、「さらばだ。おれ以外の魔法使いどもよ」とかマジでトドメ刺されそうになったところでいきなり突き刺さる矢。このタイミングで来るのかよバンキュリア! 敵の内紛にはホントよく助けられるなヒーローたち。
 さすがに引こうとしたウルザードですが「逃がすか!」と魁が飛びつき、魔方陣の中に馬と一緒に飲み込まれることに。不安定になってる魔法に巻き込まれるって怖いな。「時空に歪みが生じた」とか「時空の狭間」に行ってるとか。
 実際に魁が居た場所は砂浜みたいなところですが、マージフォンも通じず「もしかしておれ、どこか違う世界に飛ばされちまったのか」と自分でも感じるような場所みたいです。怖いな。ここに敵のものとはいえ、生き物がいるのってちょっと安心の気もする。っていうかウルザードの馬ってあれが本体なんだろうか。時空の狭間でああいう姿になってるだけ?
 この馬に矢が刺さってるのに気付く魁。が、馬が母さんに攻撃してたときのことを思い出し背を向け…やっぱ戻ってます。魁は何か一人で葛藤してるシーンが多いから一人でやたら喋ってるよなぁ。「勘違いすんなよ」「自分だけ助かればいい奴とか思われたくないからさ」とか馬に向かって言い訳しながら矢を抜こうとする魁。これはホントの本心だろうなぁ。馬からも嫌な奴…というか悪い奴とは思われたくないようです。
 が、呪いのかかった矢はまともに触れることも出来ず。ここで冒頭の練成魔法に繋がるんですね。これで抜けばいいんじゃ、と魔法をかけるも、抜けない矢。「おれ一体何やってんだろ」とか思い始めるまでずっとやってるようです。なんか魁らしいなとは思う。マンドゴラに言われた「強い思い」についても思い返すも、わからない魁。「母さんの仇相手にここまでやってやってんのに」とか、見てる側からすればそれが悪いんだろ、とか思いますが。
 どうなるのかと思えば、ついにふらついて倒れる馬。「ふざけんな、何へたれてんだよ!」「死ぬな!」「最後まで諦めんじゃねえ!」慌てた魁の必死の思いでの呪文が効き、無事矢が抜けました。相手が仇とかそういうの忘れて必死になった結果と…全部口で説明するよなぁ魁。
 まあともかく、これで馬にも認められ、ともにこの世界から脱出。ちょうどピンチだった兄ちゃん姉ちゃんたちを助けてます。
 「新たな呪文がおれたちを呼んでいる!」って、おれたち? と思ったら馬と合体したー! えええええ! 「友情合体」って馬とか…!
 これで無事敵を倒し、魔人合体の呪文も帰って来ました。
 馬の方はとっととウルザードのところに戻りましたが。まああっちがそもそもの主だし、あっちを裏切る理由もないからねぇ。
 「これでもう借りは返したということだ」に「おれそんなつもりじゃ」とショックの魁。
 まあともかく今回の件はこれで終わり。夕食は魁の好きなものを、とかそこに芳香が割り込んだりとか楽しそうにはしゃいでます。
 魁は「サッカーボール型のおにぎり」が食べたいそうです。小学生か。


第10話「花が咲いたら〜ジルマ・マジカ〜」

 初っ端から上半身裸で乾布摩擦やってるお兄ちゃん。弟たち2人も付き合わされてます。…季節いつだっけ、これ。一応春ぐらいか。だらだらしてる弟ですが「気合が足りないぞ!」と怒られてちゃんとやってるのにびっくり。あ、従うんだ。
 更に妹2人も誘う兄ちゃん。普通に頷いて服脱ごうとしてる麗ちゃんに笑った。いやいやいや…。
 そしてハイテンションな兄ちゃんからは「姉ちゃんが欲しくないか!」との言葉。「姉ちゃんなら2人も居るじゃん」魁は本気でわかってなさそうなツッコミ。芳香ちゃんはさすがにピンと来たようです。兄貴、好きな人が出来たようです。

 「毎度ー兄貴農場でーす」って野菜配達してるんですね兄ちゃん。「はぁい」出てきたのがやたらけだるそうなお姉さん。蒔人目線ではとてもきらきらしてますが。このお姉さんに野菜を売ってるようですが、お姉さんからはキャベツを投げ返されました。虫食いだらけだと。それは嫌な人には嫌ですよね。「虫食いだらけの野菜を客に出せっていうの」って、ここお店だったのか。お店なら確かに見た目重要だよなぁ。「見た目第一、品質なんてどうでもいいのよ」はどうかと思いますが。
 このやりとりを覗き見てた弟妹たち。「何かすっげーやな感じなんだけど」魁はホント素直だな。
 まあ他3人も引いてる感じですが。兄ちゃんの方は全くめげずに喋り続け「もし良かったら今度、ウチの畑を見に来ませんか」と一言。「げ、口説いてるし」と翼。あ、口説いてたのかあれ。「何よそれ、デートの誘い?」お姉さんも的確に理解してました。そうか、畑に誘われてもちゃんとわかるのか。
 「私も罪な女ねー」こういう方向のお姉さんはちょっと好きだな。そして蒔人のアプローチに対し、サボテンを渡して「このサボテンに花を咲かせたら付き合ってあげる」ときました。…まああの暑苦しいのを引かせるのは大変そうだけど。しかしあしらいに慣れてるなエリコさん。
 この後、兄貴に対し直球で「あの女の人のこと好きなのかよ」とか「あの人やめといたほうがいいよ」ホント遠慮のない子たちだな。兄貴は既に脳内お花畑でした。サボテンの花を咲かせて見せると張り切ってます。敵出現の着信にも気付きません。おい。魁に引っ張られていくの笑った。
 そして戦闘中でもサボテンを離さない兄貴。いや、たまに放り投げてましたが。きっちり敵倒して受け取って、なんかもう余裕だな。あれはあれでかっこいい。が、「どっか置いとけよ」と言われたら「怒られちゃったね」ってそれはふざけてるようにしか! そして置いてる間に何かに取り付かれちゃってるサボテン。なるほど、こう展開するのか。

 戦闘後、家でマンドラを鉢から引き抜く蒔人。当然マンドラ絶叫。何でかと思ったらサボテンをマンドラの鉢に植え替えるため…。しかもマンドラはバケツ行きです。ひでぇ。「酷いでござりますです」さすがに泣くマンドラ…は、更に絶叫。ああなると慰めにも行けないな。
 夜になり、サボテンが本やら燭台やら食ってるのを目撃するマンドラ。これは怖い。でも翌朝でかくなってるサボテンには笑いました。あはははは! ありえないだろ、というレベルですが兄貴は喜んでます。マンドラからの報告もみんな信じてません。いやぁ、あの成長見たら何かしら疑って見てもいいんじゃないかな…。上手いこと兄弟が見てないタイミングで物を食べるサボテンは狙ってやってるんでしょうか。
 そして振り向いた兄弟が何かに気付き、ようやく目撃したのか…と思えば咲いてる花。ああ、そっち。
 蒔人、大喜びでエリコさんのもとへ。早い。
 「全然違うサボテンじゃない」エリコさんからは当然のお言葉。食い下がる蒔人に対し、つい「あれ花が咲かないサボテンなんだもの」ともらしてます。まあ、そうだろうなぁという感じですが、信じてた蒔人は当然ショック。「あんたみたいな暑苦しい男」とか「ちょっとでも夢見られたんだから」とか追い討ち発言をかまし、外ではそれを聞いてた魁が飛び出しかけてます。「一言いってくる!」の魁は熱いですね、ちゃんとそう思ってくれる弟いいなぁ、と思ってたら「生温い。一発殴ってくる」麗ちゃんの方が上でした。かっけえ。兄貴を弄んだ女に対するこの反応! 素晴らしいな。
 ホントに店内に突進しましたが、さすがにみんなで止め、結局混乱の中兄貴が一発食らってました。そんな。

 河原で落ち込んでる兄貴。可哀想に、と思ってたところ、サボテンがついに蒔人たちの前で動き出しました。怖ぇ。でも放り出すのかよ兄貴!
 自転車まで食べたサボテン、冥獣化して去って行きます。ナイとメアにそのことを教えられたところでエリコさんの悲鳴が聞こえ、向かう蒔人。ホント早い。
 が、場所がわからない。というところで「森よ、教えてくれ。エリコさんはどこだ」ってそんなこと出来たのか蒔人! この後、木が普通に動いて指し示してくれてます。便利。「ありがとう、桜の木」「ありがとう、樫の木」蒔人もちゃんとわかってる感じがいいですね。
 そしてエリコさんを助ける蒔人。が、エリコさんの前なので変身できません。「おれなら大丈夫ですから」とか言われてもまあ「大丈夫なわけないでしょ」にはなりますよね。逃げるに逃げられないエリコさん。「おれはやられない。おれはエリコさんが好きだから!」そんなエリコさんに蒔人のこの叫び。見ててはらはらしましたが、エリコさんには響いたようです、良かった。
 最終的にようやくエリコさんが逃げ、蒔人変身。なんか物凄い気合です。一人で決めちゃったよ!
 「蒔人兄ちゃん、男だぜ」「かっこいい」魁は褒めるときも素直で気持ち良い。
 この後のロボ戦ではようやく戻ったマジキングの力で対抗。「感じる。新たな呪文だ」ってことで出したのは…とりついた冥獣を追い出す呪文? エンディングで説明されてましたが。そんなピンポイントなのもあるんですね。
 サボテンから冥獣を追い出し、無事冥獣撃破です。

 最後、蒔人の畑にやって来てるエリコさん。「こっち来て見てくださいよ」と言われるもハイヒールのエリコさん。蒔人に手を出して「抱っこ」です。うわぁ。さらに畑に倒れちゃったあと、蒔人に手を伸ばし顔を引き寄せ…やるなぁ、エリコさん。一旦デレたら凄いな! 迷いのない人はいいですね。
 ところでエンディング、マンドラはまだバケツなんですか。



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