獣電戦隊キョウリュウジャー感想 (41話〜)


第41話 「ヤナサンタ!デーボスせかいけっせん」

 クリスマス前ということで準備をしてるみんな。時間的にはもうイブなのか。放送日は15日ですよね早い。
 地球のメロディとか大地の光とか、キングはわかるそうです。さすがキング…。ソウジは見えてないっぽいなぁ。ほのぼのとした始まりからいきなりのデーボス登場。そういやあれがデーボスなんだっけ、あんまり見た目にラスボスの風格がないせいで忘れる。
 とりあえず倒したものの、今度は世界中に出現という大変な事態。ちなみに違うプレゼント貰った子たちの怒りが元になって出来てました。そうか、怒るんだ…。期待したプレゼントじゃなかったら、がっかりはしても怒りはしないけどなぁ…。貰い物気に食わなくて投げつけるとか怖い。
 とにかくまあ世界で暴れてるデーボス止めるために全員出動、クリスマス回らしいロボ大集合ですね。ああ、こうして見るとやっぱりキョウリュウジャーのロボ覚えてないな私…。ゴールド、ブラック、グリーンという3人組がいるのに弥生ちゃん1人なのか、と思ってたらこっちはシアンたちが助っ人に。
 人数多い方がやっぱパワーって強くなるんでしょうか。ゴールド抜けたブラックたちが2人だけになって苦戦してる感じでしたが、ノッさんとアミィも2人なのになぁ。

 そして敵さんの目的はキングでした。仲間も獣電竜も世界中に散らばってるという状況ですもんね。戦隊は1人になると弱い…。カーニバルになろうとして「仲間から取り上げちゃうのかーい」とか言われるまで状況に気付いてなかったみたいですがキング。いや、私も気付いてなかったけど! 敵さんも内心慌てたんだろうか。
 敵さんたちは兄弟怪人で、1とか2とかついてます。合わさると強くなります。3になるのか…? と思ってたらまさかの「×12」に笑った。えええー。まああとでウッチーに「そんな根拠のない数字には惑わされぬ」とか言ってるしただのはったりなんでしょうが。何でもありだからな怪人って…。
 あ、キングを助けに来たウッチーは怒りに我を忘れてるように見せかけてクールだったとか何か成長が見えてる感じです。しかし敵さんはキングをどうする気だったんだ…あれ、言ったっけ。助けられたキングと共に2人で変身。相変わらず武器は取り上げられてないようです。
 これで怪人は倒したものの、やっぱりダメージが酷くて倒れるキング。助けたのはまさかの親父。いやぁホント…思ったよりぽんぽん出てくるなこの人は…。正直初回の時点で回想か最終回付近しか出ないだろうと思ってたのに!
 …いや、敵さん側のいろんな動き見てももう最終回に向かってる感じですが。ドゴルドは親父さんに目つけたようです。下剋上のチャンスか…。


第42話「ワンダホー!せいぎのクリスマス」

 前回からの続き。
 まだクリスマスです。細かく時間が出てくれるのでわかりやすいですね、しかし何時間戦ってるんだみんな…。
 クリスマスは大好きだというダイゴ。みんなが楽しそうにしてるのが眩しかったとか…やっぱ妬みとかそういうの一切ないんだろうなぁダイゴは。ひたすらポジティブ。そういう育て方をしたって感じでもないし、最初からそういう性格なのか。悟りきってる感じですが、昔はそれなりに思うとこがあったりしなかったんだろうか。そもそもあの年齢で放り出されたら生きてくだけで大変そうなんだけど。
 とりあえずまあ敵さんやってきたので戦闘です。ヤナサンタ残りの3兄弟。それぞれキャラが違うのが細かい。幹部も出てきますが、キャンデリラとラッキューロは見学。ああ、ホントどうなるんだ、ここは。
 でも初っ端で倒れそうなカオス心配してるし、最後はドゴルド助けてるし、彼らには仲間への思いってのも間違いなくあるのがなぁ。単純にこっちにこいとは言えない感じ。
 ドゴルドの方は相変わらず突っ走って親父さん乗っ取ろうとしてますが普通に弾かれました。ここで親父さんの秘密についてトリンが説明。地球に選ばれた王とか…! そんなレベルのキャラだったのか!
 トリンがダイゴのことをキングと呼ばなかったのはそういうことかーと思ってたら、トリンが普通にそれを説明。何か口に出して言われると微妙だな…。トリンがキングと呼ばないこと、別に気にしてる感じがあったわけじゃないしなぁ。
 親父さんの方はダイゴがキングと呼ばれてるの嬉しかったようです。自称だけどね。いや、いつから何がきっかけで呼ばれるようになったのか知りませんが。
 「良かった。真っ直ぐ進んでたんだ、おれ」やっぱダイゴなりに不安はあったのか、いろいろ出来過ぎてるダイゴなので、この台詞と表情のちょっと子どもっぽい感じいいな。

 この後は全員揃って再び戦闘です。10人勢ぞろい名乗り。最近やったばっかなのでそんなに盛り上がる感じじゃないですが。
 トドメ刺されそうになって「やっべぇ」とか普通に逃げようとするドゴルドはいいな。状況読めてて。ここでまさかのヤナサンタの邪魔が入りますが。邪魔というか縋り付いてんのかと思ったけど。
 しかしどっちにしても2人とも大したダメージなさそうだ。
 ここでついに前回からちょこちょこ見えてたドゴルドの異変の原因判明。うん、普通にエンドルフが体内から支配してたオチでした。さすがにあれだけで消えるのは早すぎたから…やっぱりこういう展開にはなるよね…。
 ドゴルドはここで終わるのか? と思ったらキャンデリラが剣つきつけ、アイガロンからも「ドゴちゃんを離せよ」ですよ、この幹部連中のつがなりやっぱいいな…。「仲間割れは笑顔の敵だわ」キャンデリラはそこもやっぱ譲れないところですよね…。
 ドゴルドは一応助かったものの、さてどうなるのか。ここにきてまた敵が増えちゃった感じですが。

 あ、サンタへの手紙取られちゃった子たちにはキョウリュウジャーがサンタになってプレゼント配りのオチでした。サンタさん来なかったかぁ…親は何やってるんだろう。
 まあその辺は細かく突っ込むところじゃないですがね!


第43話「たましいのつるぎ!うなれストレイザー」

 前回の予告でちらっと見えたときからまさかと思ってたけど、ソウジの母親役にダイナピンク…! びっくりした。あの一瞬で認識してた自分にもびっくりした。ゴーカイで出たあまりにも綺麗な年の取り方に顔の印象強く残ってたんだなぁ。
 ダイナブラックの奥さん役でレイコとか! しかし役としての印象はネフェルの方が強い。
 それはそうと、ここに来てソウジの両親話です。お父さんとは割といい感じになってますが、剣の方はまだ一歩足りないというところにやってくるのがお母さんです。スーツにサングラスのSPみたいなの連れてて札束置いてくるお母さんです。ぶっ飛んだお金持ちキャラかと思ったけどその後は別にそうでもなかった。戦隊活動に反対する親ネタはお約束だなぁ。しかしよく調べてますね。キングがリーダーってのもよくわかってるようです。戦隊の責任者出せとか、どういう認識されてるんだろう。「トリンが行ってもびっくりさせちゃうだろうし」って、そうかやっぱりトリンはそうなのか。この世界の人が何をどこまで受け入れてくれるのかよくわかんない。元々デーボス軍だから怪人への反応と同じになる…のか? トリンは見た目が正義っぽ過ぎて。
 とりあえずまあそっちは何とかする、とトリン。まあOPでキャスト名のところに「鳥居」とかあった時点で展開は読めましたが。両親が争ってるところに人間体で登場です。つまり声優さんかこれ。幻術はともかくその格好のチョイスは何なんだ。いきなり入り込んできてる怪しい人間にしか見えないよ…! そしていきなりソウジに説教かましたのでお母さんは信頼することにしたそうです。ここで喧嘩に付け込まなかったからと。何か…ごめん、何か凄く茶番に見えてしまった。両親の争いに対するソウジの「やめてくれ」「何度同じことを繰り返すんだ」「こんな親ならおれはどっちも嫌いだ」は正直すっきりする台詞だったんだけどなぁ。嫌い、とまで言い切っちゃったのが悪いんだろうけど「どんなことがあっても」「自分を生んでくれた両親を」のトリンの言葉にはちょっと…両親はむしろソウジの言葉で反省するべきところだと思ったのにトリンが持っていっちゃったし…。
 ちょっともやもやしてしまった。トリンの「父は超える目標」「母は理想の異性」とか何かこう、トリンがそう思ってるのは別にいいけど上から言い切らないでほしい…。
 両親には響いたので一番いい言葉だったんでしょうけどね。
 まとまりかけたところで敵の出現。幻術使ってると敵の気配が読めないとか、ちょっ、トリン! 幻術って自分にもそんな影響あるのか。
 父の方が悲しみが強いことを敵から聞かされて、ここでようやく自分が父を選んだ理由を思い出すソウジ。父が泣いてるとこ見たから…だったのか…。親の涙は反則だよなー。それで選ばれなかったお母さんきついな…。
 何かもう、この辺のエピソードは深く考えたくないな。
 大事なのはまあ「悲しみから人を守りたいと願う気持ち」を思い出したとこなんでしょうが。ソウジがまた一歩成長してトリンの技も完璧に。順調に強くなってますね彼は。

 敵さんの方ではエンドルフの手下扱いになっちゃったドゴルド。ウッチーの真っ直ぐな責め方に、何かドゴルドの方に同情してしまった。いや、結局それで開き直ったとか行ってますが。今回は怪人扱いですが、まあ肉体は使い捨てられるってのは開き直れば強みではあるよな。
 ロボ戦では肉体置いて逃げてるドゴルド。逃げに走られると厄介な敵ですね。

 そして今回から新戦隊のCMも入り始めましたね。名前は聞いてましたよトッキュウジャー! ちょっと見た目かっこ悪いと思ってしまった。いや、まあ慣れるかな…。


第44話「わらうカオス!はめつのカウントダウン」

 前から出てた謎の黒マントと白マントは悲しみと喜びの仮面でした。このあとラッキューロがリストラされてますが、これ、キャンデリラとアイガロンも切り捨てられてるんじゃないか。何か効率的に感情集めて全部満タンになったようです。アイガロンたちが不甲斐ないからだと怒ったり悲しんだかと思うと喜ぶカオス。感情の仮面が反応してますが、なんかもうやばい人状態。感情コントロールできてるんだろうかあれ。
 感情集めの段階でキングもマント怪人と遭遇。音楽を操る敵だと結構遠くからでもとりあえず察知はしやすいのかなぁ。「デーボス軍の音楽に魅せられ」ておかしくなってる指揮者が出てますが、きっちり喜びの感情を悪役っぽく取り立ててますね。
 キョウリュウジャーが駆けつけた後ドゴルドも出てきますが、ドゴルドの相手はやっぱりゴールドか。「見下げはてたぞドゴルド」とかこの間からやたらドゴルド責めまくってるウッチー。なんだかんだ長いことドゴルドと付き合ってるので少しは内面への尊敬とかあったんだろうか、そんな関係だったかよく思い出せない。「お前に見上げてもらおうなんざ思わねえよ!」正直ドゴルドが正論だとは思う。

 この後、集められていた人間を救出。トリンがやってきて装置持ち出してましたが、どうするのかと思えばいきなり地面に叩き付けて壊すからびっくりした。え、中の人間大丈夫なのそれ! 大丈夫でしたが。
 集めた力の方は敵さんがしっかり持ってて、これでついにデーボス復活ですか。「我が肉体をご使用くだされ」とか言ったカオスにちょっと燃えた。正直裏切り展開あるかなーどうかなーと思ってたんだけど、こっちかー。デーボスもデーボスで「しばし体を借りる」って言い方いいな。ちゃんと信頼関係あるっていいな…。
 キョウリュウジャーはこのデーボスに手も足も出ない感じです。至近距離で撃たれまくるキング怖いな。「メロディを響き合わせましょうぞ」とかで手繋いで名乗って、とやってるんですが結局攻撃は効かず、ロボ戦でもどうにもならず。さすがに強い。
 あ、巨大化は自由に出来るようになったようです。ラッキューロがクビになったのはそれもあったようですが、復元水とか別に元々ラッキューロがやんなくても良かったんじゃ。まあ大事な任務は偵察の方でしょうが。っていうかそもそもあの軍で解雇ってどういうことなんだろう。
 デーボスは何やら闇時計なるものを設置して「50時間ののち」「地球に大いなる破滅が訪れよう」とか言い出してます。いきなりカウントダウン始まった感じにびっくりした。確かにそろそろ終盤だけど、もうこうなると余計なエピソード一切挟めないよね、一体あと何話なんだ…!? と。途中のCMで新戦隊の開始時期出ましたが。ってことは全48話か…そんな短いと思わなかった…!
 あ、このカウントダウンで好きな映画に間に合わないことを気にしてるラッキューロが…ホント悪役側に居るのが変な感じ、いや解雇されたけど。それに人類が滅びることについての反応はやっぱ軽い…のかなぁ。子どもだからって気もするけど。キャンデリラも含めて、この辺どうなるのかな…。

 ピンチの状態になってるところで、キョウリュウジャー側では「親父、何をもたもたしてんだ」「切り札が要るのは今なんだよ」とか心の中で思ってるキング。ちょっとびっくりした。あ、そこに頼るんだ。いや、そのためにダンテツは動いてる…はずなんですが。
 最後にデーボス軍側で「とんでもない切り札が味方についてるからな」とか言い出したところで、あれ、それって…と思ったら出てくるダンテツらしき人物。はっきり見えてませんが。一応それらしき姿だけ見せて以下次回。


第45話「うそだろオヤジ!シルバーのさいご」

 「今日が最後の恐竜ジャンケン!」ってあれ、終わりなのか。まだ3話あるのに。もうこれ入れてる余裕ないのかな。
 最終決戦ということで戦いに向かうみんな。電池わしづかみして持っていってます。そういや電池切れネタとか全然やらなかったな。まあ増えたしね。
 ここでトリンがソウジに自分の剣を渡してます。どこか押して、これで呼べば来るようになったとかそういうシステムなのか。面白い。しかし武器渡すこと自体は「縁起でもない」とソウジ。確かに隠居した相手ならともかく、まだ現役で戦ってる人の武器だもんなぁ。トリンからは縁起担ぎとか言われましたが。あの剣にそんな縁起あるかな。
 とにかくまあ戦闘です。白マントと黒マントが基本人間体なので動きが良くていいな、どうせならもっとアクションして欲しかった。
 キングたちが戦ってる間に、トリンは氷結城抑えにブラギガスで出動です。「この一撃に全てを賭ける」ってちょっと唐突に感じてしまった。いきなりだもんな。まあ最初の一撃に全て賭ける方が正しいんだけど!
 でもこの流れだとどうせ効かないんだろうなぁとか思いながら見てしまう。実際とりあえず倒したっぽい流れになったのはびっくりしたよ! 勿論終わっちゃいませんでしたが。何か新たに生まれ変わった感じのデーボス。顔面にどう見ても蝶が張り付いてて、何だと思ったら「蝶絶神」って。いや、だから何で蝶。っていうかこれまでの姿もそうだったけど、どうにもボスとしてはかっこ悪いな…。一応感情を極めた姿らしいです。人間のメロディも知り尽くしてるということで強い。
 みんな吹っ飛ばされてます。ノッさんが駆け寄ったときは体で庇うのかと思ってびびった!
 ここで人間体サイズのデーボスに、ロボの武器を振り下ろしてるトリン。いや、うん、正しい。いちいち降りて戦う方がおかしいとは思うけど!
 いや、結局ロボがやられたので普通に降りて戦ってますが。それでもやられまくってるトリン。「トドメを刺さないのか」に、殺してもスピリットとして蘇るから、と返されて凄く納得してしまった。ホントそうだよね…戦いに何の不自由もないもんねスピリット…。
 そこで「デーボス軍の戦士として大地の闇に落と」す、としっかり倒し方まで考えてたデーボス。…いや、ダンテツに言われてのことかもしれませんが。
 敵さん側についた切り札はやっぱりダンテツで、何か笛の音でトリンを苦しめてます。敵側についた理由もあっさり明かされましたが「交換条件として破滅の闇時計を止めてくれ」と…これは…私利私欲じゃない分リアルで怖いな…! トリンも人類も滅びていいけど地球を破壊するなというまさかのスタンス。「地球」単位で見るならその考え方もありっちゃありなんだよなぁ。
 そしてトリンを斬り、また石になるトリン。まあ前にもこんなことあったな…と思ってたらそのまま崩れた…! これにはさすがに絶望しますね。
 しかもダンテツから「トリンを地獄に送ること」が地球の願いだとか言われてます。これは…これは何か凄く報われない…!
 「それが本当なら」「あんたを許せねえ」とのキング。え、ダンテツなの。それが本当なら言い出した地球を許せないとか言うのかと。本当ならダンテツは地球の意思に従っただけじゃないのか。いや、それが許せないんだろうけど。本当でも嘘でもトリン殺した時点で許せるはずないよね…!
 更にダンテツはトリンの変身アイテムを拾ってブレイブイン。一応リズムは取るのか。どうせなら踊ろうよ。

 その後、吹っ飛ばされたみんなは半泣き状態。ひどい状況ですねホント。トリンは死んで、戦いには負けて。…とりあえず闇時計は止まりましたが。これから最終回に向けての深刻なカウントダウンかと思ってたら。
 デーボス側ではとっくにいなくなってるラッキューロとキャンデリラに、アイガロンが迷ってます。アイガロンも…そっち側か。いや、ちょっと期待してはいたけど! 白マントと黒マントは新しい喜びと悲しみの戦騎ということで実質アイガロンもお払い箱。っていうか割と普通だったなマントの正体…。
 逃げたキャンデリラに対して「第二のトリンになりかねません」とか言い出すカオスに、ああホントトリンってそういうことなんだよな…と実感した。アイガロンも結局キャンデリラを取る形で出て行きました。このシリアスな状況で「何だあれ」で逃げるのかよ…!
 ここの動きには…ちょっと期待したいなぁ…。

 キョウリュウジャーたちの方は…まあ泣いてばかりで終わるわけはないですね。ラボとも鉄砕たちとも連絡取れないとかさらりと言われてたけど、どうしたんだろう。
 あと3話か…。


第46話「だいけっとう!アイとなみだのいちげき」

 「戦うんだ、親父と」一人で父のところへ向かうことにしたキング。地球のメロディに邪悪な感じはなかったということですが、この辺最早何が悪なのかという話になってくるような。とにかく「きっと何かある」と言ってくれるのはいいですね。まあ当然のことなんですが。わかってはいても飲み込めないイアン。目の前でトリンが消えるの見てたらなぁ。理由や目的が何にしろ動かないことにはどうしようもないですが。
 散らばった獣電池はウッチーが拾ってましたが、手の中に包んで顔そらすとか、何か妙に子どもっぽい対応が…ちょっと可愛いな。
 去っていくキングを一人追いかけたのはアミィ。何かストロベリーパフェのちらし(?)見せたようです。これに対し「レッドとピンクが両方入ってら」「この戦いが終わったら2人で食べに行こう」と言ったキングにびっくり。みんなと、じゃなかった、2人でって言った…! と。いや、もうキングがそんなこと言えるとは…。ここに来てこの2人がこんな風に向き合うのか…! ど、どうなるんだろう、ここ!
 あ、キングの方は親父とは「話すことはない」「こっちもだ」で戦闘開始してました。これが地球の真のメロディを聞くためなんですかね。拳合わせれば伝わるものだったんだろうか。言葉の要らない親子だなぁ。
 しかしカオスの「桐生ダイゴがこの目をするときには注意が必要」とか、よく理解されてますねキング…。

 一方追われるアイガロン。キャンデリラたちに逃げろと伝えに来てますが、もうぼろぼろです。トリンの遺言みたいなのを聞いてキングたちのところへ駆けつけていたキョウリュウジャーとも遭遇。そしていきなりの「キャンデリラちゃんとラッキューロだけでも助けてやってくれ」です。うわぁ。直球で言った。この後言ってますが、自分自身の命乞いじゃない辺りが…アイガロン…アイガロンがかっこいいよ…! キャンデリラたちはまだ人間を殺してない、という情報も出して惚れた女を守りたいと叫び、「誰かを大事に思うって切ないなぁ」「もっと早くわかってりゃ、人間なんて面白半分で殺さなかったのになぁ」との反省の言葉まで口にして…何だろう、このアイガロンのやりきった感…。やばい、熱い。憎い仇のこの流れに複雑過ぎるイアン。だよなぁ。どうするのかと思ったけど、ヒーロー側として、反省してる敵を殺せないですよね、やっぱり。硬すぎる装甲から魂が抜けられなかったということで、その鎧を砕いたイアン。泣いてます。悲しみなのか。まあいろんな方向に悲しいですよね、これは。そして悲しみが伝わって痛みが和らぎ「お前の情け、沁みるわー」とのアイガロンか…ああ、もう、今回アイガロンが熱すぎて何言っていいかわからない…! ホントアイガロンがアイガロンのまま素晴らしい最期を迎えたな…。イアンの対応も良かった…。
 これに勢いづいたまま、新たな悲しみの戦騎は撃破。アイガロンの斧使うとか、何だよ、ホント熱いな…! 振り返りも止まりもしないキョウリュウジャーがかっこいい。
 そしてアイガロンの死に泣くキャンデリラにいつものギャグを飛ばしつつ「今度こそデーボス軍を辞めてくれるよね」のノッさん。っていうかノッさんに泣きつくキャンデリラには萌えた…。ノッさんもかっこいい。
 アイガロンが差し出した花をイアンから受け取り、ようやくうなずいたキャンデリラ。ここは…このまま終わってくれるんだろうか…!

 一方キング側。普通にカオスの横やりが入ってデーボスVSキング&親父さんになってます。まあこの時点で2人の方はとっくにわかりあってるんだろうけど、普通に共闘してる2人に、せ、説明は…とちょっとやきもき。
 闇時計はいきなり思い切り進まされ、結局敵さん側は約束守る気はなかったという。こっち側から裏切ってくれると気持ち的に楽だな…! どうせダンテツ側も騙してるしね! しかし何かあるだろうとは思ってたけど、トリンを地獄へ送ってそこで暴れさせるためとかすげえな…! トリンの頼られ具合が凄いな。っていうか結局死んだのは死んだの…? これ、地上へ戻れるの? まあ彼らはスピリットとしても普通に生きて(?)いけるからあんま関係なさそうだけど。
 いろいろ決着つきつつ次回は大集合回かな。ああ、終わりが近づいてるな…!


第47話「だいはんげき!さいだいさいごのブレイブ」

 最終決戦です。全員並んで変身。地獄ではトリンが大暴れ。町でも雑魚があちこちに湧いてます。ってジェントル強ぇえ! かっこ良過ぎて笑ってしまった。まさかの…!
 家の中にまでやってくる雑魚敵は怖いなぁ。ここでガブリボルバー使った優子に、え? と思ってたらこの後まさかの展開。鉄砕たちも地獄へ行くということで本格的お別れモードのみんな。ってことはやっぱ帰ってこれないのかな、地獄だしな…。「この十字架を一生背負って戦う」との親父さんですが、要するにトリンを殺したこと…なんですよね。やっぱそういうことでいいのか…。
 そして鉄砕たちが行っちゃうので10人のキョウリュウジャーが揃わなくなる…というところにやってくる優子と真也さん…! いやぁホントこれは予想外だった…。真也も結局引っ張ってきたのか、とか優子が変身するなんて、とか、何がどうなってこうなったのか、ああもう展開早いな! っていうかこんな出方しても「町内会の劇の練習で」とか言い出すノッさんはさすがにどうなんだ。ここまできたらノッさんの方も気付こうよ…!
 「兄さんのためなら何でもする」とか言い出す優子さんにはびっくりしましたが「なんでも屋だから」と来て、あ、ああ…そうか…となってしまった。いや、うん、仲の良い兄妹ですよね。
 幻術空間が破壊されたあと、この人たちも変身です。優子、真也に弥生と親父さん。おおホントに変身してる…ってか踊れよ親父…!
 このあとは名乗りまでこなしてます。真也の好青年っぽい声がいいなー。名乗りまでやると、ああ戦隊になったなぁって気がする。
 今回もお約束の何故勝てると思うのかの問いには「これだけ戦ってまだわかんねぇのか」「おれたちが戦隊だからだ!」やっぱこれですよねキョウリュウジャー!

 4人と、ついでにロボでおじいちゃんが戦ってる間に城へ向かう6人。ドゴルド&エンドルフ相手にウッチーが残ります。ああ、やっぱここは任せて先に行け展開になるのか、っていうか幹部2人相手、1人で相手にするってすごいな…! これの前に悪のメロディ浴びたとか何とかで変身出来なくなってるのに…! まあこの時点で生身名乗りは期待した。
 続いて残るはノッさん。こっちは雑魚だけど、複数相手にしてる方が大変そうだなぁやっぱ。またノッさん力ずくだから…!
 そして次はソウジ。呼べばやってくるトリンの剣はいいなやっぱ。「わかってるよねイアン」「言われるまでもねえ」ってイアンも一緒だった。銃渡して二刀流&二丁拳銃になるのはいいな! この2人はコンビなんだなぁ。「最後が一緒で嬉しいぜソウジ」お約束の初めての名前呼びもここで。実は友人に言われるまでいまだにイアンが名前呼んでないの気付いてませんでしたが…。何か死にに行くみたいな展開だけど、いや、最終決戦って意味だよねこれ。
 ウッチー側はこのあと決着。エンドルフ相手にあれやってくれ的なこと言い出した時点で、ああ、裏切るな…とは思ってたけど、まさかのウッチーとの共闘展開…! 「手を貸せ空蝉丸!」って普通に言い切ったよ…! 以前ウッチーに突かれて吹っ切れた、という展開…これを狙っての意味だったのか…! ちゃんとあれで誇りを取り戻してたという流れだったのか…うわぁ。生身のウッチーを庇い、乗っ取らないまま鎧となって2人の合わせ技でエンドルフ決着…。じゃあドゴルドどうなるのかと思ったら、すでに致命傷負った状態で「今度はおれたちの決着だ」かー。こんな…こんないろいろスムーズにいくとは思わなかった。気持ち良いな。「空気読めよ」とか言ってるのはちょっと笑った。ドゴルドを倒したあとは「悪党のくせに殊勝なことを申すな」「腹立たしい」で笑うウッチーですよ…! ドゴルドは間違いなく悪だったし、アイガロンみたいに改心方向でもないからちゃんと決着した上での「武人としての意地、見せてもらった」という部分だけは認めるという展開は…素晴らしかった。ホント、みんなすっきり終わるなあ…!

 最後は城に乗り込んだキングとアミィの生身名乗りで以下最終回。「荒れるぜ! 止めてみな!」も生身で言うのいいなぁ。アミィも一緒なのがいいな!


第48話「だいばくはつ!さよならキョウリュウジャー」

 最終回。
 決戦自体は前回からの続きで、戦ってるアミィとキング。獣電地を拾おうとしたアミィ、「ばっきゃろー!」で庇ったキングという流れですが、ええと、あれは破壊されそうになってたのか。なんか全体的に凄い早いなー展開が。このあとキングとアミィで落ちていくからどうなるのかと思ったら何か普通に無事っぽかった、相当落ちたよね、あれ…? いや、キングはダメージ食らってたけど。
 大事なものを守りたいという流れからおれたち似た者同士、とかつて立てたフラグ着々と回収中な感じのこの2人…! いやぁ、アミィがここまでしっかりヒロインになるとは…思ってなかった…!
 そしてこの後、アミィを守るために一人放り出すキング…。前回の予告でこのシーンがあったので、まあそういう展開になるとは思ってたけど…びっくりした! ホント普通に「みんなによろしく」って、もうこれでお別れのつもりだったんだよねキング。いやぁ、この明るい感じがキングらしいと言えばらしいけど…!
 一方カオスはダンテツの奥義を「来い」とか言って普通に受け止めて死亡。ええええ!? と思ってたら自ら地獄へ行くためとか。凄いな! これに対し「デーボスが敗れた場合の保険か」とか言っちゃうトリンがいいな。地球が滅びるなら、あそこは守ろうがどうしようが関係ないのかな…やっぱあれごと滅びるの?
 ここは飛び込んできたキャンデリラの助けもあっての戦闘終了でした。ああ、ホントにきっちり正義側に立ったよキャンデリラ…! トリンが元々デーボス軍だったってのもあるから改心は受け入れやすくていいですね。
 イアンやソウジたちは戦闘終了したようですが、そこで泣いてるノッさんと遭遇。一体何かと思ったら「ウッチーが…」って、ええええ!? 前回のあれ、死んだ表現だったの、ここがそんな展開になってると思わなくてびっくりした、そしてあまり触れる時間もなく普通に復活しててびっくりした、時間もない中何でこんな状況に。歌の力を見せるためなんだろうか。最後に並べてないのちょっと寂しいな…!
 キョウリュウジャーの基地の方は敵さん乗り込んできてぼろぼろ。これもまた最終回らしい。狭い場所で生身で動き回るみんなはいいな。ここでようやく獣電地復活です。何の力って言ったかよくわかりませんでしたが…とにかく変身して敵は決着。

 アミィのところへ集まったみんなは、キングに思いを届けるため歌う…そうだよなぁ、メロディが大事な戦隊なんだよな、要所要所では出てたけどあまりそういうイメージなかったな。って地球のメロディは獣電戦隊の歌なのか!
 キングは託された獣電地を使い、歌の力も使ってデーボス撃破です。アミィ一人逃がしたことにはこの時点まで疑問持ってたけど、普通に死ぬつもりだったのかキング…。あそこでデーボス倒しちゃったら自分も死ぬって、なるほど…。「おれと死のうかデーボス」キングは…キングはホントかっこいいな…そしてホント最後まで一人で決めやがったな…。
 いや、みんなの力は受け取ってるけどさ! 彼の特別感はホント凄かった。
 敵を倒したあと「やったああ!」と素直に大きく喜びつつ「みんな、サンキュ」で倒れるキングの大物感。
 あ、これの前にさらりとデーボスが「我が創造主のため」とか言い出してました。最終回でそんな! 何かキングの新たな目標になってたけど!

 地球の方ではここから数日後へ。みんな日常に戻りつつ喪失感抱えてます。っていうか獣電竜たちも一緒だったのか、なんか流れについていけてないな私。
 泣いてるノッさんに「泣かないで」でハンカチ差し出すキャンデリラ…! と思ったらノッさんがはっとしたときには居ないって。もうここもくっついちゃえばいいのに。
 キャンデリラとラッキューロは人間のために生きることに決めたようです。見た目が怖くないのもいいですね。しかし親を探すために子ども連れて歩いて行く姿は誘拐に見えなくもない。ちゃんと受け入れられるかな…。
 それぞれの日常のあと、最後にダンテツが博士に向かい「これからはおれの息子のことをキングと呼んでやってくれ」です。ダンテツはわかってたのかな…。
 無事だったキングは獣電竜と共に帰還です。ぼろっぼろだな。「心配させやがって」で抱き着くイアン。笑いながら押し返すキングですが、いや、抱き返してやれよとちょっと思った。イアンはウッチーが死んだっぽかったときといい、声がめっちゃ弱々しくなるから何かほっとけない感じだよ…!
 キングの方はいろいろやることありつつ「まずはストロベリーパフェ」ということでアミィです。うん、まあそこが一番大切だったんだよね。一応特別な人として見てるんだよね、これ…? キングのことだからどうにも、どう受け取っていのか。ああ、弥生ちゃんも笑ってる。良かったな。
 最後に幻で現れるトリン、鉄砕、ラミレス。ここは…死んで、もうスピリットとしても現れないってことでいいんだろうか…。

 まだ敵が居ると言いつつ、とにかくキョウリュウジャーはこれで終了。いろいろ急いでた気もするけど綺麗に終わったな…!
 1年間お疲れ様でした。


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