仮面ライダー響鬼感想 (41話〜50話)


第41話「目醒める師弟」

 変身はしたものの弾き飛ばされてしまったあきら。そうか、変身解いたら裸なんだよな…。全く考えてなかったのでちょっとどきっとした。あの後どうしたんだろう。
 と思ったらそのままたちばなへ向かった様子。あきらへの弟子入りまでしっかり話しちゃったみたいですね。みんな怒られてます。
 京介くんはそれでも鬼への熱い思いをアピール。こっちは少なくとも本気だなぁ、と思えたんですが、同意した明日夢に対しては微妙。「ぼくも」って言われてもなぁ。
 このあとも京介と二人になると「やっぱまずいんじゃないかな」とか言い出してるし。みんなの気持ちを無視して、とか今更言うんじゃ全く考えてなかったことになりますよね。あまりにも口だけだ。「だったらやめろよ」の京介くんの言葉に同感。
 一方あきらちゃんもイブキくんから怒られてます。理由を聞くイブキに答えないあきら。最後にはイブキが声荒げて迫っちゃいました。もうちょっと、っていうかむしろ数日ぐらい待てないかイブキ…。こらえ性ないな。

 明日夢たちの下にはヒビキ登場。弟子にしてやる、と言い出したものの普通の高校生に戻れとか言われて京介と明日夢は去ってしまいました。ヒビキさん、ホントにあれで いいと思ったんですか。説明する気もゼロだよなぁ。
 ヒビキはあとで日菜佳たちから弟子にしてもいいんじゃないか、ということ言われてますが「明日夢くんはずっとヒビキさんを見てきたんだし」にいまいち同感できないのは何故だろう。あまり鬼の仕事を見てきたイメージないんだよね…。
 一方あきらと明日夢たちは普通に修行開始。横断歩道で黄色い旗持ってボランティアみたいなことしてます。どうでもいいけど、その行為の理由を子どもたちの前で説明してるのはどうなんだろう。
 ここで轢かれそうな子ども発見。京介が体張って助けてます。偉いです。横断歩道に突っ込んできたトラックは何考えてるんだってとこですが、こういうときまさか来ないだろう、と油断してちゃ駄目なんだね。それにしてもあれぐらいは動けるのか京介。

 木霊の森がイブキたちのもとへ再度出現。トドロキくんはなかなか遭遇率がいいです。毎日車でパトロールとかしてんのかね。
 森の攻略法がわかったものの、イブキたちに連絡できない日菜佳は仕方なくあきらたちへ連絡。ヒビキさんが怒ってます。「携帯ぐらい持っててくださいよ!」と日菜佳には逆に怒られましたが。っていうかああいう仕事なんだから組織で配ったら。「買ってくれよ」って金の問題なのかヒビキさん。
 森に入ったあきらたち。あきらは武器を渡しディスクアニマルを使ってサポート。
 明日夢たちはトドロキが落としたギターを拾って香須実さんを助けました。おお、頑張った。明日夢に関しては京介への意地にしか見えませんが(京介もそうか?)。
 っていうかあのギターって結構重いんだね。二人で一緒に持ってたのがいい感じです。

 森が消えて。イブキのもとへ来たあきら。「最後のサポートができて、嬉しかったです」ってえええええー!
 まさかそういう結論になると思ってなかったのでびっくりです。明日夢や京介を弟子にしたのは自分が教わったことを無駄にしたくなかったから、と。じゃああの時点でもう決めてたのか…。しかし正直…わからないな。何でなのか。あきらの迷いってそこにあったんですか。うーん…。
 最後、明日夢と京介は無事ヒビキさんへ弟子入り。ヒビキさん、京介の名前知ってたんだ。


第42話「猛ける妖魔」

 無事弟子入りした明日夢。早速走って登校するなどやる気です。そしてあきらちゃんと一緒にお弁当。これ、どっちが誘ったんだろう。っていうかあきらさん、って呼んだのにびっくりだ。いつの間に。
 ここにやってきた京介は相変わらずの嫌味。ああ、もう何か言ってやれよ明日夢、と思ったら「そんな言い方ないんじゃないかな」言ったー! 漸く言ってくれたー。これはちょっと嬉しいかも。
 トドロキくんは後輩が出来て嬉しい様子。早速二人を呼び捨てです。まあ、それで正しいかな。あきらのことは何て呼んでたっけトドロキ…。っていうかあきらとトドロキはどっちが先輩だったんだろう。何年ぐらいやってるんだ、弟子。
 まあそれはともかくとして。鬼たちがおやっさんに呼び出されてます。前回童子たちみたいなのに呼び出されたのは何だったんだろう。大丈夫なのか。
 トドロキの戦闘中に魔化魍がいっぱい出てましたが、それがおろちという現象、という説明。おろちって現象だったのか…! それは大変そうだ。
 どうでもいいけどヒビキさん髪切った?

 おろちのことはともかく、いつも通りの魔化魍退治のトドロキたち。途中ザンキが駆け寄って弾かれてましたが、あれは何だったんでしょうか。いきなり危ないことを。
 この戦闘は童子が途中で動きが止まってしまって終了。えさ忘れてたって。そんなもんなのか。
 この後、姫の方が驚きの発言を。「私たちは一体何なのか、何のために生きているのか」わあ、ついにこんなこと考え始めちゃったよ。自我を持って成長しているとやっぱりここにくるのかなぁ。どうなるんだろう、これ。
 明日夢たちは本格修行開始。泳げないわ懸垂も出来ないわでへばってる京介くん。ヒビキが「いずれはどちらか一人に」という発言を聞いてたのでもうちょっと張り切ってるかと思ったんですが、やっぱり言い訳ばっかですね。「こんなことして何になるんです」とまで言い出して、あれ?と思ってたら「鬼の修行ってもっと神秘的なものなんじゃないんですか」……ああ…何か、何か根本的に勘違いしてるのかこの子は。うん、まあずれた子だとは思ってたけど。

 トドロキくんは日菜佳ちゃんと温泉に行く約束取り付けてました。この二人のやりとりは可愛いなぁ。まあもの凄く遅いながらも進展して行ってる感じですね。
 と、微笑ましく思ってたら次の戦闘で思いっきりやられるトドロキ。魔化魍に何度も踏み潰されて…こ、この光景はマジで怖い。
 土の中に埋まり変身も解けてるトドロキ。目を覚まさぬまま以下次回。


第43話「変われぬ身」

 今回マジで泣きそうでした。
 まずは明日夢と京介ですが。まだ似たような修行中。基礎体力を見るっていうならもう十分のような気がしますが。やってられない、といった感じの京介に対し「父親の前に超えなきゃいけないものがあるんじゃないか」とヒビキさん。そういえば父親がどうこう言ってたっけなぁ。何かこの子の設定はよくわからない。どうすれば父親を超えたことになるんだろう。
 とりあえず今の自分を超えていくことが大事だと。まあそりゃそうだ。
 この後も溺れたり、明日夢を抜かすためにタクシー使ったりの京介くん。泳ぎはちゃんと習わないと。
 次の修行では何故か賞状やらトロフィーやらを持ってきました。「おれには優れた点がいっぱいあるということです。安達くんなんかよりずっとね」どうしてこの子はこんなに頭が悪いんだろう…。今まで困ることなかったのか、これで。
 ここで過去は忘れろ、と言ったヒビキに対し「あんたはどうせおれのことが嫌いなんだ」と弟子入りやめて去っていっちゃいました。こういう、何を言っても駄目そうな子ってどうすりゃいいんだか。っていうかこれでリタイアなのか、彼は。何だかなぁ。いつまでもこうやって逃げてるのか彼は。

 一方本当に再起不能になってしまったトドロキくん。体に力が入らないと。具体的にどうなってるのかはわかりませんが、鬼になるのはもう不可能らしいです。ああ、やばい、私が一番弱いとこだ、これは。トドロキもザンキも泣きそうですが私も泣きそうです。
 「再起不能らしい。残念だが」おやっさんの言葉にはちょっとびっくりしました。「残念? そんな言葉ですませないでください」のザンキさんにはちょっと同感。残念って何か微妙だ。
 トドロキは完全に生きる気力を失い、食事も取ろうとしません。日菜佳ちゃんから温泉のことを持ち出されても無反応。うわー怖い。
 「おれ、生きてても仕方ないと思うんですよ」でザンキさんの手で、とまで頼んじゃったトドロキくん。動けないから考えばかり回っちゃうんだろうなぁ。
 「おれは今心の中でお前を殴った」さすがに今のトドロキを殴るわけにはいきませんね。今回のザンキさんは凄い穏やかに話してる感じです。トドロキは何も悪くないもんな…頑張ったんだもんな…。
 「鬼というのは生き方の一つ」と諭してます。ああ、でも選んだ生き方が駄目になっちゃったんだよなぁ。

 そんなトドロキくんのもとへヒビキさんも。「お前十分頑張ったじゃないか」「元気になったら一緒に人助けしてくれよ。今度はおれが頑張る。お前を待ってるから」最近微妙な気分を抱きっぱなしだったヒビキさんがかっこ良く見えました。
 一方魔化魍の方は相変わらず大量に出てきてます。館の男女も困ってますか。鬼ばかりに頼ってられないとか。この人たちの目的は何なんだろう。
 もう厳戒態勢敷いて鬼は集団で行動した方がいいと思いますが。イブキが襲われヒビキが助けにくるもののとても間に合わない。そしてザンキさんが再び変身。それは…ザンキさん…。


第44話「秘める禁断」

 トドロキはリハビリ頑張ってます。日菜佳ちゃんが応援してます。ちゃんとやる気出しましたね。これでこそトドロキだ。ヒビキさんの優しい口調がいい感じです。頑張ってる子はちゃんと認める。
 京介のことはまだ言ってないんですね。言ってないというかヒビキもまだ京介は弟子のつもりってとこでしょうか。「大事に育ててやってください」トドロキからの言葉は 重いなぁ。
 そういえばトドロキと持田ちゃんって親戚か何かだった気がしますが、見舞いには来ないんでしょうか。知らないのか。ここで京介くんと遭遇。京介くんは運動神経悪いのがばれて前の学校を転校したそうです。そのことをからかわれていきなり水ぶっかけました。ホントにまあ、反応が素直というか何というか…。でも周りを馬鹿にしまくって自分が馬鹿にされたらキレるんだからマジで性格悪いですよねこの子。結局喧嘩になり警察に補導された京介くん。ヒビキさんが引き取りに行きました。京介の「怒らないんですか」にはちょっとびっくり。やっぱまあ素直は素直だ。
 ヒビキさんは、京介は弟子だから味方する、と言ってますが警察に補導されたんだから事情によっては怒るのは師匠の役目じゃないのか…。っていうか正直こんなどうでも よさそうな反応されたらそっちの方が嫌だ。

 一方トドロキくん。応援してくれてる日菜佳ちゃんをついに追い出しちゃいました。「このままじゃずっと日菜佳さんに甘えちゃいますから」とのことですが、甘えてる感じじゃなかったですよね。しかもこの後すぐやってきたザンキには思いっきり甘えてる。弱音吐きまくってぼろぼろ泣いてます。日菜佳が側に居ると弱音吐けなかったのかなぁ。むしろ甘えられなかったのか。昔は甘えまくってた気もしますが。女の人はむしろああいう姿を見せて欲しいと思っ……いや、まあそれはともかく。
 泣きじゃくるトドロキに「おれが側にいてやる」とザンキ。それはどうなんだろう。弟子になれ、との発言もあったので厳しくいくのかと思えばそうでもないし。トドロキにはもっと怒鳴るぐらいでいいんじゃないかと思いましたが。
 ザンキさんは病院で血を吐いて「まだおれは死なん」とか言ってます。相当やばそうです…。

 ヒビキさんの方は明日夢に何か渡してます。鬼の力がなくても式神?を使えるようになるものらしいです。何か凄いものあるんですね。が、これをしっかり見ていた京介くん。あれがまさに京介くんが求める力ですよね。学校に持ってきてる明日夢の姿もドアの陰から。体育は相変わらず見学っぽい。
 この後、それがなくなり慌てる明日夢。「まさか」と京介のもとへ向かうと、そこには倒れている学生の姿。うわぁ。あれ、死んでるんですか…? っていうか周りの人誰も声かけるとか助けるとかしないのか…。あんな近くで取り囲まれてると見た目的に怖いな。
 更にザンキさん側。大量の敵を前にまた変身してしまうザンキ。敵にやられ、イブキが見つけたときには既に変身解けた状態。こんなときですが、やっぱり裸はちょっと間抜けだと思いつつ。
 「死んでる」イブキ衝撃の一言、そして病室に現れるザンキで以下次回。次回タイトル散華…。


第45話「散華する斬鬼」

 OPの歌が変わってびっくりしました。2番かな、これは。何でこんな時期にいきなり。
 今回はザンキさん側と京介くん側の話が平行してましたね。あ、明日夢がどこかの子どもと約束もしてましたが。まだまだ流されてるな彼は。
 京介くんの方、誤解ネタだろうとは思ってたもののやっぱり腕にあれつけてつけてるとちょっと「ん?」と思っちゃったなぁ。っていうか最初は復讐のつもりだったわけだから凄い危ないとこだったんじゃ。
 喧嘩のあと漸く二人でちょっと落ち着いた話が。京介くんが父親のこと語ってます。消防士で英雄ねぇ…。京介くんは「人のため」という気持ちをホントに理解してるんでしょうか。もう何か私の中で京介くんはフォロー不可能なところまできちゃってる…。見方を変えれば馬鹿で可愛い奴なんでしょうが、もう無理だ。諦めた。
 ええと、一応今回は明日夢から盗んだオンミョウカンで魔化魍を倒そうとしてました。これならヒビキさんに認めてもらえると。この辺もう既に純粋な気持ちから出てないんですが。結局それを使わず、使わなかったことをヒビキさんに問われれば「おれの力じゃないから」。まあそうですよね。そこが問題だったわけなんですが…どこでそういう結論に至ったのかわかりません。あれだけ今まで鬼の力に執着していながら。何がきっかけなのかさっぱりだ…。使おうとして初めて、なんて言われても納得いかないぞ。

 まあ京介くんのことはこれぐらいにして、今回また泣きそうになったザンキとトドロキ。
 前回のザンキさんの死体?はイブキたちが戻ってきたら消えてた、ってことですかね。「ほら、お前の勘違いじゃないかよ」それでいいのかヒビキ。イブキならありえるとか思ってるのかひょっとして。
 前回のは幽霊とかそういうのではなくザンキの術だったわけですね。そういえば死ぬ前に何かやってたっけ。トドロキのことが心配で死ぬに死ねなかったそうですが…それはどうなのかなぁ。
 側にいる、と言ってトドロキのリハビリにずっと付き合ってるザンキさん。何だかこっちの方が子離れ出来ない親みたいです。倒れたら即座に起こしに行くし。今までのザンキさんだったらもうちょっと突き放してたんじゃないか。別れが惜しくなってるようにしか見えない。どう考えてもこっちの方がトドロキに良くない気がします…。ザンキ居なくてもトドロキ、リハビリ頑張ってたし。一度弱音吐いて泣くことは必要だったかもしれないけど、それならそれだけで良かったんじゃ。
 トドロキも「おれのせいで」って思ってるしね。
 結局トドロキは必死の思いで鬼に変身してザンキの元へ。これも、ザンキはこれを見ないと安心して成仏出来なかったって感じだ。こんなに急がせる必要あったのか…。
 「戦わなくていいんすよ」には「だったら止めてみろ、おれを。お前の力で」だし、こういうのダシにするのって何かなぁ。こういうのがザンキなのかもしれないけど。

 戦い終わって、頭を下げたトドロキ。既にザンキの姿はありませんでした。これは…消えた? 死体も残さず消えるのがあの術の終わりってことなんでしょうか…。
 「おれ、泣かないっす。ザンキさんに心配かけないように」トドロキはザンキ絡みでさえなければもう十分強い気がする…。


第46話「極める鬼道」

 新年を迎えヒビキさんたちはお正月。願い事がそれぞれです。ところでトドロキはもう完全回復なんですか。日菜佳ちゃんは普通に仲が進むことを祈ってます。素敵な恋愛云々の香須実ちゃんはやっぱりイブキのことは対象外なんでしょうか。それとももうちょっとイブキが変わってくれることを願ってるのか。
 明日夢はこういうときの願い事も決められないのか他の人が気になるのか。夢は決まったはずなのになぁ…。
 トドロキは初詣にも参加せず魔化魍と戦ってます。に、二刀流になってる…! 振り回しにくそう。
 ちなみにヒビキの願いは「今年一年また生きることが出来ますように」うわ。さらりと言われると何か怖いな。
 鬼である以上、死と隣り合わせ。ここは突っ込んでいかなきゃならないとこですよね。私は別に死ぬときに悔いなんかいくらあったっていいと思いますが。

 一方姫や童子側にもいろいろ変化が現れてます。鬼を守れなんて指令が出るんですね。彼らにとってもおろちは不都合らしいですが、彼らの目的はいつになったらわかるんだろう。
 鬼を守れ、という命令を無視して鬼に襲い掛かった姫と童子は「奴らの命令に背きたくなった」とか言い出してます。こっちは気になるなぁ。最終的にどうなるのか。
 京介くんは新年早々学校を退学。退学のときの挨拶も何か微妙な気持ちになります。忠告でも何でもなく人を見下してるだけだからなぁ。
 「鬼になろうって人間が学校に通ってる方がおかしいと思う」彼の行動力だけはホント尊敬できますがね。
 明日夢くんの方は持田ちゃんたちとパネルシアターへ。引っ張られて本読みに参加してます。この愛想笑いというか照れ笑いは何とかならないのかと思いますが。真面目にやってんのか。
 あ、京介くんは結局ヒビキさんに言われて復学しました。これは偉い。もうヒビキさんには逆らわないことにしたんですかね。「ルールある中で自分を見つけて鍛えていくことは大切なことだぞ」とのヒビキさんの言葉ですが、この年になってもあれな京介はもう気付けない気がしますがね。いろいろ。

 パネルシアターの最中子どもが倒れ、気になって仕方ない明日夢くん。ヒビキさんから渡された課題、「死」や「生きること」と合わせて悩んでる様子。
 何ていうか、京介は考えなさ過ぎで明日夢は考え過ぎなんですね。一旦ハマり込むと周りが見えなくなるのは一緒なんだなぁ。
 おろちの方ですが、大地を清める儀式なるものを一人の鬼がやることで何とかなるそうです。その鬼に決まったのがイブキと。宗家の鬼ってのも大変なんですね。
 トドロキはイブキのフォローのために一匹でも多くの魔化魍を倒すと。決断も行動も早いです。でも日菜佳ちゃんのことは忘れないでやってください。
 イブキくんは「いつでも命を捨てる覚悟は出来てます」とは言ったものの、その後香須実ちゃんのところでは「ぼくはまだ死にたくない」と。ああ、ヒビキさんが見てる。これはどう解釈するんだろうヒビキさん。


第47話「語る背中」

 いつの間にか話が佳境に入っているらしい響鬼。全然気付きませんでした。もう来週最終回なんですね…。
 何とか頭の中で今の展開をまとめようと思うのですが、ヒビキさんの考えがどうにもよくわかりません。イブキは死にたくない気持ちがありつつも、自分なりの覚悟を決め、トドロキはとにかくイブキの助けになれるよう頑張ってるのはわかるんですが。

 京介たちを連れての修行の最中、敵に対して変身せずに戦うヒビキさん。「鬼になるっていうのは変身するってことじゃないんだよね」というのを教えたかったようです。確かにこの上もなくわかりやすいやり方ですが、これは結局体鍛えろ、に繋がるんでしょうか。いつも怖いと思ってる、とか言ってましたが生身で敵に向かっていったあとの台詞としては微妙な気がする。っていうか音叉まで京介に渡しちゃってたら京介たちが襲われたときどうするつもりだったんだ。
 そんな中、明日夢は倒れた女の子の願いもあってパネルシアターに参加。これって鬼の道とどっちを選ぶか、という話ではないように思えるんですが、とりあえずパネルシアターのためには鬼の修行を休まなければならないようです。これがいけないというならやっぱりわざわざ学校に通ってる意味もない気がするし、明日夢の悩みがどうにもよくわからない。

 明日夢のパネルシアターへの参加については「世の中には悲しいことがもっとたくさんあって」とか「もし力になれるんだったら」とかいろいろ言ってますが、結局単に断りきれない明日夢の性格ですよね、この辺。ついでに言うならそれでも女の子が倒れた、というきっかけがないと決めきれない、とにかく何か理由を探してる感じです。あまり真剣味というか真実味が感じられないんだよなぁ。
 最終的に「ぼくどうしたらいいんですかね」だし。ヒビキさんにも「自分の生きる道を決められない奴に何の人助けができるんだ」とか言われてる。人助け云々はともかく、明日夢の煮え切らない態度はやっぱ苛付かせてますよね、ヒビキさんを。
 一方はっきり怒ったのは京介くん。これは明日夢がパネルシアターに参加したことで鬼を諦めた、逃げたと判断したからですが。ある意味で大人の嫌な部分を身につけてる明日夢に対して自分の感情をこの上もなく素直にぶつける京介、ホントに足して2で割ればちょうどいいんだなぁ。
 京介くんの良識のなさには今更言うことはないですね。今回ついに明日夢が怒鳴りました。さすがにもう抑えるのも限界でしょうか。怒鳴り慣れてない感じがするなー。

 ちなみに私が一番動向を気にしてた童子と姫ですが、反旗を翻したものの、エサがなくあっさり消滅。ええー。何じゃそりゃ。何の意味があったんだ。せめて反旗を翻したことがヒビキたちに伝わるなりなんなりして欲しかったな。ヒビキたちとは全然別のところの出来事なんですね…。お互い支えあったりして燃えてたのに。
 そして最後、おろちを抑えるために現場に向かうヒビキたち。ヒビキが嘘ついてイブキたちを遠ざけ結局自分が儀式を行うことに。これも何でかなぁ。イブキが迷ってるから自分が、ですか。イブキはせっかく決意したのに。それともイブキを信用できなかったとか、そういうのか。
 よくわからないまま儀式は始まり以下次回。あんまり終わりって気もしませんが終わりですね。
 新番組予告も開始。タイトルだけでは今回はどんなライダーなのかさっぱりですが。見た目はちょっと昔風味だと思った。


第48話「明日なる夢」

 最終回。いきなりの「一年後」の表示に何か倒れそうになりました。何だそれ…!
 「そういえばどうしてるかな明日夢くん」のお約束台詞から現在のレギュラーたちを振り返ってます。明日夢どっか行っちゃったのかと思いましたが普通に学校通ってるんですね。バイトを止めただけですか。
 で、学校から居なくなってるのは京介くん。結局弟子入りで学校辞めちゃったんですか。これはヒビキさんが認めたということ? 京介が身に付けなきゃいけない何かを身に付けたという判断なのか以前復学を進めたのは単に最終的な弟子にすることが決定してないがための保険だったのか。…誰かが死んで早急に鬼を増やす必要が出来たとか。
 ともかくまあ京介くんはヒビキのもとで頑張ってるようです。京介くんは対抗となる明日夢が居ない方が変な見栄捨ててがむしゃらにやれたんじゃないかと思いますが。

 明日夢くんはいつの間にか医学部志望に。この子ブラスバンドはどうなったんだろう。もう完全に止めちゃったのか。正直これが明日夢が最初から一貫して持つ夢だと思ってたので突然鬼になりたいとか言い出したあと止めてこうなって、何かよくわかりません。
 それにしても「ヒビキさんとのことはもう思い出かな」は何か物凄く寂しい台詞ですね。会いたくないのか。何か失恋吹っ切った人みたいだ。
 で、病院でアルバイトしている明日夢くん。一瞬ここでまた時間が飛んだのかと思いました。何のアルバイトなんだろう…。とりあえず掃除とかしてます。ヒビキさんと会ったときのお互いの微妙な間が何か気まずい。何か話しかけにくそうだねヒビキさん。言いたいことあればはっきり言えって感じです。

 明日夢のことはたちばなでも問題になってるらしく、ヒビキが明日夢を突き放したままなことを問い詰められてます。突き放した…って言うほどのことだったのかな、あれ。ちょっと厳しいこと言ったら明日夢が勝手に離れちゃったようにも思えるんだけど。
 その明日夢。外で勉強中に子どもの悲鳴を聞いて駆けつけます。その子を助けに行って、ああ成長見られるのか、と思ったら「もう駄目だ」「響鬼さん…響鬼さん…」って成長してない…! このあと何とか京介に電話したものの、やっぱりいいや、とか言っちゃう明日夢。ホントに駄目なら抱えてる子どもがいるんだから助けを求めるべきだし、一番ぐじぐじ悩んじゃいけないところで悩んでるよ…。子どもが不安になるじゃないか。
 結局京介に助けられた明日夢。何か、成長してないどころか酷くなってるんじゃないか。
 京介は「人を助けるのが鬼の仕事だから」の台詞に嫌味が感じられなくて成長してる感じなんですがね。まあまだ明日夢に対して怒ってる辺りはガキなまんまなんでしょうが。

 ここでまた京介に電話。ヒビキさん、まだ携帯持ってないようです。持田ちゃんが攫われたということで駆けつける京介たち。ああ、ディスクアニマル操ってるよ。目に見える成長があるなぁ。
 明日夢についてくるなとか言っときながらディスクアニマルから発見を伝えられたら「あたったぞ、あっちだ」とか一応明日夢に教えてます。やられて気絶しちゃいましたが。
 気絶した京介を抱えて川の側まで連れてきた明日夢。起きないなら水ぶっ掛けろとか思いましたが、まあ手当てしてる間に京介起きました。「医者志望っていうのはホントらしいな」「おれを背負って運んだのか。鍛えてんだな」ホントにそんな判断くだせる状況でしたか…。傷もハンカチで縛っただけだし。
 起きた京介くんはその後しっかり戦闘、そして変身! これはさすがに驚きました。もうここまで来てるのか…。
 このあと変身解いたのに普通に服着てましたが、着替える間あったんでしょうか。服が燃えない新技術でも出来たか。

 ヒビキたちも駆けつけ戦闘はいつも通り終了。持田ちゃんも無事(なのかどうかわかりませんが)救出。京介が明日夢を認めたようです。どこで認めたのかよくわかりませんでしたが。
 一方洋館の男女。突然ふらふらしてて何かと思えばエサを忘れて…って、ええー! 和服の男女もまた洋服の男女に飼われてるだけだったのね。これ、どこまでも続いてるのかな…。まあ姫や童子は魔化魍と共に居なくなることはないんでしょうね…。

 最後はヒビキと明日夢の会話。ヒビキに頼ってヒビキの真似をしてたんじゃ駄目だと明日夢は気付いたようです。何か誰かを目標にする、と誰かの真似をする、がごっちゃになってた感じですよね。
 もっとたくさんの人を助けたいという思いに明日夢くんは気付き「鬼にはなりません」と結論。一年の間にいろいろ考えたんでしょうね。これで終わりか、と思ったら突然ヒビキさん「鬼になることだけがおれの弟子になることじゃないよ」「出会った頃からずっと明日夢は自慢の弟子だったよ」えええ、何で。わからない。「おれについてこい」「これからはおれのそばで自分らしく生きてみないか」だから何でだ…!? 最初の台詞は、ヒビキに影響受けて明日夢が成長していた、でいいんでしょうが何でここで「おれについてこい」になっちゃうんだ? 結局明日夢がどうこうよりヒビキが明日夢に離れて欲しくなかったってだけのような気が。せめて、これは、明日夢側から言うべき台詞じゃなかったのか…!
 最後の最後で混乱落としてヒビキ終了。本気で何でこうなったかわからない…。


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