牙狼─GARO─〜闇を照らす者〜感想 (21話〜25話)


第21話「義 Justice」

 捕まった莉杏、なんか脱がされてます。これはちょっと屈辱的なシーンだなぁとか思ってたけど、着替えさせるためなんですかね、っていうかあの服装じゃなきゃ駄目なんでしょうか。儀式には関係なさそうだし、趣味? まあ法師の服とかいろいろ仕込まれてそうだけど。
 かつての儀式と同じ場所に連れて行かれる莉杏。何か飲まされたら勝手に歌声が。どうやるのかと思えばそんな手段が…って、あの薬なんなのホント。涙流しながら歌う莉杏がきっついなぁ。
 流牙たちの方はひたすら戦闘です。あれ、哀空吏の弓普通に戻ってるな、と思ったら、あの弓二つに割れるのか…元々そういうもんだっけ。
 矢を使ってロープでひたすら道を作って駆け抜けてます。あんな危ない場所通る意味あるんだろうか。とにかくこれでぎりぎり間に合いました。ホント、莉杏に種が浴びせられる寸前…!
 しかも暴れてる最中に種が戻り(?)ゼドムが目覚めた? みたいな感じに。よくわからないけど、このままだとシティが全滅するとか、あなただって死ぬのよとか言われてる滔星。ホントとことん悪役なので彼は存分に痛い目にあって欲しいとは思う。これだけのことやらかして小物感満載なんだもんなぁ。
 とにかく滔星は逃げちゃったので今回は燕邦との決着です。「おれと出会ったために滔星に目をつけられて」と言ってる流牙ですが、それがなくてもSG1の現場トップならいずれ目はつけられてたんじゃないかな…先に滔星と会ったのも燕邦だし。まあでも流牙の考えも事実ですよね。ホント、何も悪くない燕邦を殺さなきゃならないんだよなぁ…。まあ今まで魔導ホラー斬ってきた以上、ここに来て助ける手段が出てきても微妙な気はするけど…!
 あとリベラさんはずっと嫌な女全開なんですが、彼女のあれは元々の性格なんだろうか…。燕邦も尊士もあんまり変わらない分、リベラも元々ああいう女だったとしか思えないな…。それでもマスコミとしてのプロ意識あった人なら、やっぱり悲劇は悲劇だけど。
 そしてリベラが猛竜たちと対峙してるところに駆けつけてるSG1。一応全員咄嗟に変身は解くんですね。流牙が生きてたんだから私は無実だろうと言い切るリベラ。確かにそうだけど、その言い方とか表情は引かれないのか。リベラ的にありなのかあれ。
 それでもまあリベラの方が信じられるよなぁというところにやってくる燕邦。流牙たちの指名手配を解く、ときました。まあこれの前のシーンでやられてる感じだったし、言ってることと、ついでに使ってる銃で…まあ莉杏だとはわかりますね。っていうかこんなことも出来たのか莉杏。
 リベラが化け物であることがついにここでSG1に知られ、燕邦の死体はちゃんと隊員たちに回収され弔われる…とまあ良かった良かったの流れ。燕邦の遺品から流れる感情にも涙するみんなですが、これ、やっぱリベラの方は悪役一直線のままでいいのか。燕邦はホント…最初に普通の人間として出てきて味方になった後だっただけになぁ…。最初の頃はホラーが何なのかさっぱりわかってなかったので意味わかんなかったけど。
 倒れたときの笑みは、やっと解放されたって感じだったんですかね。少しは…救われたのかな…。
 ところで、事件のあと母親にすべて話して慰めてもらってるみたいな流牙にちょっと突っ込みたくなった。そうか、母親が居るとそうなるのか…。ヒロインが一人で落ち込んでる横でこれだからさ…! いや、莉杏の方は符礼が来てたけど! まあ今は母親に甘えてもいいときかな流牙…。
 あと最後に燕邦の夢みたいなのを莉杏が見てます。何より普通にバーのマスターみたいなことやってる猛竜に笑ってしまった。何だその配役!


第22話「礼 Master」

 ぼろぼろになってSG1に追われているリベラ。あー…すっきりするな正直。「私のどこが化け物」と言った瞬間矢に貫かれて平気そうというシーンは、化け物じゃねぇかということを示してるんだろうけど、哀空吏の矢がホント威力ねぇな、とも思えて微妙な気持ち。 それはともかくこのSG1と魔戒騎士の協力体制は燃える。これは隊長さんにどれだけ人望があったかってことでもあるんだよなぁ。「SG1は市民の安全を第一に」と言った哀空吏に敬礼して従うSG1とか、ちゃんと正しいものを見てくれてる感じがして嬉しい。
 そしてここでやってくる類ちゃん…! 正直猛竜が指名手配されてから、彼女が出てくるのちょっと怖かったんだけど。普通に誤解とけた後か。それまでどう思ってたのかなぁ。「もうすぐ全部終わるからさ」「そしたら2人で」素直に言葉に出して、彼女もちゃんと受け取って、という流れが気持ち良い。でも今書いてて気付いたけどこれ死亡フラグみたいだな何か…!
 その頃、符礼は波奏と莉杏に何か術をかけてもらってゼドムをどうにかしにいく準備中。こっちはこの時点で死ぬ気にしか見えないな。こういう状況で流牙たちじゃなく師匠立場の人間が動くとね…!

 そんなところへ普通に乗り込んでくるリベラ。えええ、どうやって、と思ったけど、ああ舌で感知したのね…。そんなことも出来るのか。さっき思いついたんだろうか。あと人間の魂で回復したら服まで修復されてたんだけど、服も一部なのかあれ。
 まあともかく戦闘です。猛竜たちが帰ってきたので魔戒騎士3人VSリベラ。もう最終話近いからか豪快に暴れてますね! アジトぼろっぼろです。しかし右手のない猛竜は、何かずっと普通に戦ってるけど戦闘力相当落ちてるはずだよなぁ、と思ってたらここで符礼から「ソウルメタルの腕」なんてのが渡されました、何だ義手出来るのか…! ずっとあのままいくのかと思ったよ! あと最初の段階で手に見えなかったので喜んでいいのかそれ、とちょっと思った。変形するのかな、あの手。
 猛竜も無事復活した感じでついにリベラを倒すことに成功。一応順調に進んでる感じですね。しかし彼女がホラー化する以前のことは触れられないままなんだなぁ…。
 このあと流牙は符礼たちと合流。哀空吏にもソウルメタルの何かが渡されてました。パワーアップするのかな、あれで。
 さあ最終決戦かなーというところで突然明かされる、母の秘密。「魔導ホラーを生んだこの体が人間でいられるはずがない」「波奏は時期にホラーになる」と。…まあ正直何もないとは思ってなかったけど…! ここで触れるのか。今すぐ母をどうにかしなきゃならないわけじゃなかったみたいだし、もうちょっと後で言ったんじゃ駄目だったのか…! このあと普通に母置いてゼドムのところへ向かうからちょっとびっくりしたよ。

 で、ゼドムを何とかしにいったところへ逃げてくる滔星たち。これの前に「ゼドムの魂を封じてくれるのか」とか言い出した時点でいい感じにイラッとしますね。更に符礼を見て「命を捨ててゼドムを倒してくれるのか」「死んでくれるのか」とかはしゃぎまくってて、うわー腹立つな、これ…! 人の大切なものをいろいろ踏みにじりまくってます。これだけ嫌な奴だけど、今相手にしてる暇はないんですよね。ただの人間だから殺すのは物理的には簡単なのに、というこの嫌な感じ。
 とにかくまあ符礼はゼドムのところへ向かい、猛竜たちと尊士は外に出されました。「尊士は貰った」ってちょっといいな。あれは符礼が強制的に出したのか。巻き込みたくないからなの。滔星残したのが一応仕返しではあるのかな。
 流牙は符礼を置いていけないと一人残りましたが「あとはお前たちにたくした」「犠牲者はおれ一人で十分だ」「未来はお前たちの手にある」と…大人キャラのかっこいい部分持って一人で去っていきました。ここまでかっこ良く決めてくれたんだから…何とかなるんだろうか…! 最後に頭下げて「ありがとうございました」で見送る流牙。ここは…ホントにお別れになるのかな…。


第23話「輝 Gold」

 「我が身をささげる」「鎮まれゼドム」に対して「駄目だ」って何か普通に返されちゃった…! ゼドムの言葉は聞き取り辛くて何言ってるかよくわかんない。自分が求めてるのは魔戒騎士とかそんな感じ?
 とにかく符礼の言葉は聞き入れられず何かが符礼にくっついて弾けました。…って、え、符礼居なくなってるんですが一緒に弾けたのこれ…! 結局この後ゼドムは出てきて、哀空吏が「犬死か…」とか言ってますが、こ、これで終わりじゃないよね…? 何か筆残ってたし…何かはやってるよね多分…。

 で、外では尊士VS魔戒騎士3人です。尊士は流牙の体狙ってます、ってゼドムから直接尊士に指令が来るの…。「おれの体を用意しろ」で指名されたのが流牙なわけですが、牙狼ってそういう位置なの。
 「最初から全力でいくぞ」で戦う3人ですが、最初から全力って…すぐ変身するってことでいいんだろうか。この辺りずっとよくわかんなかったけど、この後の戦いで「今召喚しても時間を無駄にするだけだ」って言葉もあったし、やっぱ時間制限とかあるの?
 結局ぶつかりあったあと鎧は解けて生身戦闘です。車の上やらコンテナの上やら凄いことやってるなみんな…! ちょっと楽しい。けどやっぱ車の上で戦闘になるなら車停めた方がいいんじゃ。仲間にもダメージいってるよね、あれ。
 しかしまあコンテナひっくり返して車で跳ね飛ばして、ともう全員で全力でかかってる感じがいいなぁ。哀空吏の新武器(?)はここで使ったのかな。トドメは勿論流牙ですね。
 尊士に対してはやっぱ尊敬の念がありますよね。「あんたのおかげで自分の未熟さを知った」「勝つことの意味を知った」とか言いながらついに決着。鎧も完全な黄金を録り戻ました。ちょっとずつ金になるんじゃなくて全部倒したらいっぺんになるのか。
 これが母にも伝わったようです。お互いの夢が叶った瞬間ですが…波奏の時間はもうないという。ゼドムを倒すことより強くなることより「死なないで」と最期に残して自らを刺す波奏。うん、でも黄金騎士の完成見届けて、全て伝えて、と、まあこの状況じゃ一番きれいには終われたのかな…。きっついけど。符礼が駄目だったこと知ったばっかでこれだしな…!
 母の死体はそのままSG1が運ぶことに。これを滔星が見つけてるのが怖いなぁ…。滔星のことは伝えてなかったのかみんな。滔星が化け物じゃない以上、難しいとこなのかな。証拠集めしてる時間もなかっただろうし。
 ゼドムのところへ向かう流牙たち見て「おーい、ゼドムよ。朝飯の時間だぞ」とかまあ、相変わらず憎らしい…。

 最後はゼドムと対峙する4人。なんか凄いものが凄い勢いで飛んできてる。これは怖い。
 その鎧をまとうものは本来ゼドムの下僕だとか、そもそもゼドムのものだとか言ってますが、そうだったのか。
 ホラーのことは後半でようやくちょっと説明されたけど、鎧のことは結局わかんないままだからな…!
 まあともかく戦闘開始。外も結構ばたばたしてるし、まだ何かあるのかな…。


第24話「照 Future」

 「絶対私から離れるな」「おれを一人にするな!」下種な滔星さんは最早取り繕う気持ちもないんだろうか。SG1を完全に盾にする気で夜明けを待ってますが、飛び出してきたホラーたちがみんなSG1スルーで滔星に殺到。あはははは。そういや邪心のあるものに向かうんですっけホラー。ホラーのこと勉強してるならこうなる予想は出来なかったのかな! 自分が最低なのは知ってただろうに。
 とりあえずお母さんに何もされなかったようで良かったです。

 で、対ゼドム戦。もう何か何と戦ってるのかもよくわかりませんが。何が飛んできてるんだ、あれ。火の玉? これを猛竜が盾出してひたすら突っ走ってます。そのまま砲台(?)ぶっ壊した! 「ここはおれに任せろ」とか言って砲台に突っ込むから死んじゃわないかはらはらしたよ! 案外平気そうでした。
 しかしこのあと牙狼の鎧が…何、鎧だけ閉じ込められた(?)のかな、あれ。遺跡が地面ごと持ち上がってひっくり返りそうになってるし、もう何が何やら!
 ここで符礼の筆が莉杏のもとへ。莉杏が来ること見越してメッセージ残してたんでしょうか? 莉杏が発動させた術で、符礼が作ったゼドムの急所が出現。おおお。ちゃんと全員の行動が繋がってるのいいなぁ。ここで哀空吏の矢が! どうにも哀空吏はあんまいいとこないというかわかりやすい活躍なくて寂しかったけど、一応決めてくれた! 瓦礫の山と一緒に落ちながら弓引くからどうなるんだと思ったけど普通に着地はしてた。
 哀空吏は、これの前に流牙を諌めつつ「死ぬなよ」とかやってたり、素直になりすぎるとこういうキャラはあんまりやることがないんだな…とか思ってしまった。
 このまま哀空吏と猛竜も流牙の元に突入し、全員でゼドム撃破。何か哀空吏と猛竜も金になってるんだけど、どういうことなんだ。この光は人々の希望、人々の夢らしいです。そういやこの話は闇を照らす者、なんだよなぁ。

 全てが終わり、人々からホラーと魔戒騎士の記憶は消されたようです。結局最後にこれが出来るなら指名手配とかあんま考えなくて良かったのかな…。
 これで流牙たちも解散。それぞれ別方向に歩み出し…って、あれ、これ最終回じゃないよね…まだ1話あるよね…? とかここに来てようやく思ったけど、まあお話はここで終わりってことでいいのかな。
 そして猛竜が向かった花屋…あああ、やっぱり類ちゃんの記憶も消えてるのね…! これが魔戒騎士の使命かぁ…ホント誰とも関われないのかこれ…。
 花を買って去りながら泣きそうな猛竜。もう泣いちゃっていいだろ、これは。
 「おれも真面目に生きるよ」ってこの恋が猛竜を変えたって感じにはなるのかな…。何か襟合わせてたけど、どういうこと。あれが正装なのかな。ああ、きっちりしてるのもかっこいいな…。
 哀空吏は元老院に行くとか言ってたけど、結局ひとまずは修行らしいです。彼が一番、まあ強くならなきゃな…と思ってしまうのは何故だろう。
 そして流牙。
 ステーキ店に来たから、あれ? と思ったら普通に居るよ滔星…! 陰我ホラーになる、ってのがどういうことなのか何かよくわかんないな…。流牙が来なけりゃこのまま普通にステーキ店続けてたのか…?
 まあ見逃す流牙ではないですね。きっちりホラーになったことで問題なく斬れる、と。なるほど、ここはこういう結末かー。斬るんじゃなくて莉杏が撃ち殺しましたが。正直もうちょいなぶってもいい気はしてしまった。
 莉杏は符礼と波奏の後を継いで魔戒騎士を支える法師になることに決めたようです。ああ、あの2人の死のあとだとそうなるよなぁ。
 というわけで最後は流牙と莉杏。自分についてきたら命がいくつあっても足りない、とか忠告してる流牙ですが、ホラー相手の仕事続ける以上、むしろ一番安全な気もするけどな流牙の側…!
 「流牙は死なない」「流牙は私を守ってくれる」でも堂々と言い切れるのも凄い。おれたちの戦いはまだ始まったばかりだ、ということで終了。
 VOLCITY編完か…。次回がスペシャルエピソードってホント何なんだ…?


第25話「道 Beginning」

 なるほど、最終回は符礼編…。符礼が莉杏を拾って葛藤しつつ育てることを決めるまで、って感じですかね。父の死を伝えに行くシーンからかー。莉杏はもうこの時点で結構法師っぽいというか、あの格好はそういうことでいいんだろうか、この世界ホントよくわかんないな! この時点で莉杏何歳…?
 莉杏を引き取った符礼ですが、その後も波奏を守れなかったことがずっと頭の中回ってる感じです。いきなり机叩くとか、一緒に居て怖いわなぁ、これは。仲間の男性が忠告しに来てますが、ホントこの時点でダメダメなんだな符礼…。結局カンター(?)とか言うところに莉杏を預けることにし、自分には育てられないとか言い出してます。流牙に対しても「おれはもう流牙には会えない」とか映像見ながら言って…え、死のうとした…!? さすがにびっくりした。仲間の男性に止められましたが。それは無責任だよなホント…! 「もうどうでもいい」ってそんな! あの世で波奏が何というかな、みたいに言った男性にはもっと言ってやれ、と思ってしまった。そうだよなぁ。いくらなんでもそりゃないよ符礼…。
 この後、莉杏が一度居なくなって慌ててますが、莉杏は普通に戻ってきて流牙の映像見てます。何か普通に話しかけてる…。あんまり喋らないから何を思ってるのかわからなかったけど、明るい可愛い子だよなぁ。彼女の姿を見て反省したらしい符礼。莉杏に術を教え「ここに残れ」と発言。っていうか教え始めた時点でそのつもりだと思ったから、カンター(?)に行こうとしたのにびっくりした!
 ちゃんと普通に懐かれてるし。符礼。
 で、その後そのカンターに行って帰ってきた莉杏は、符礼に特訓されたんだから「誰にも負けるはずがないわ」とか笑う女性に。いやぁ、この流れで見るとホント…いい女になったな…。
 そしてここでボルシティに行く話、となるんですね。ボルシティでのあれは莉杏にとっては初の実戦だったのか。
 あと魔戒騎士3人はみんなまとめて問題児扱いだったんですか。何か初っ端の無駄に偉そうな哀空吏も…別に哀空吏の方が上という根拠なかったのか…? いや、まあ名門の人みたいだけど。そういうの全然わかんないまま進んでたからなぁ。

 これで牙狼も最終回。いやぁ、後半は特に楽しかったなー。やっぱ仲間との共闘が好きだな私。


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