仮面ライダーダブル感想 (41話〜49話)


第41話「Jの迷宮/猟奇的な悪女」

 「容疑者がお前に会いたいと言ってる」照井からの呼び出しに来て見れば、牢の中に居たのは刃野刑事…ええええ。「おれは予感がしてたんだよな、こんな日がくると」真倉さんがノリノリです、これはどこまで本気なんだ。日頃の鬱憤を晴らしてるのは間違いない。
 何があったのかと言えば宝石泥棒の濡れ衣を着せられたとのことですが。あの宝石はどこから盗まれたものになるんですかね。とりあえず刃野さんの無実を証明するために捜査開始です。怪物が人間を宝石に変えるとかそんな噂が出てるのか。しかも全員モデルで同じクラブのメンバーとか、普通真っ先に気付くとこなんじゃないのか。
 そのクラブに行ってみる翔太郎たち。会員制ということで止められてます。「おれはモデルだ」って適当だけど、あの店員さんは会員全員の顔覚えてるんだろうか。ちょうどここで会った人気モデルの人に入れてもらったようです。割とすぐ見付かる帽子の女。「あの女かも」でいきなり強気発言の亜樹子が凄いです。その態度は何もなくても反感買うことあるだろ。
 まあ「ダイヤの価値ってわかる?」でいきなり亜樹子投げ飛ばしですが。亜樹子がやられるのは何かシーン的にきついな。
 暗闇になったあと、ドーパントが辺りの人間を宝石に。これは怖い。そして強い。いろいろ試してもノーダメージ。すげぇ。ここは逃げられることに。
 彼女の正体は城島ルイ。人気モデルさんの親友だったそうです。

 その後、ドーパントの能力について検索しようとするフィリップですが、ここで若菜に遭遇…。もう本にもフィリップにも触れられるとか、早いな!
 戻っちゃったフィリップ、検索できないということでそっちはお預け。とりあえず刃野刑事へ報告です。「吐けよ」とか言いながら一緒にカキ氷食べてる真倉はやっぱ楽しんでるんでしょうか。彼はいつでもあんな感じなのでよくわからん。
 刃野さんはルイさんとも人気モデル上杉さんと知り合いのようです。上杉さんからルイがああなった原因が語られてます。今回随分トントン拍子に進んでますね。お約束通りならこの男性にも何かありますが、っていうかあからさまに怪しいですが、まあそれは置いといて、ルイさんの行方を追うことに。照井と真倉が聞き込みです。ルイさんのところにはちょうど冴子さんも。「ガイアメモリ流通の容疑でお前を逮捕する」ああ、一応照井はこっち方向にはなるんだ。っていうかこの2人、女子トイレに来たんでしょうか。
 逃げたルイの方は翔太郎と遭遇。お気に入りの場所で待ち伏せです。逃げたルイが途中でドーパントに変身。「決まりか」ってことは、まだ確信はなかったのかな。前に変身したの、暗闇だったしね。意外と慎重。
 戦闘の方はエクストリームでもまるで効かず…えええ。そんなに凄いのか。
 一方、刃野刑事がルイさんの言葉「好きになればなるほど、最後には壊したくなる」を思い出して慌ててます。まだ牢の中には居るんだな刃野さん。
 しかし刃野刑事の反応からすると、ルイが上杉さんを好きなことは意外なようですね。さあどうなるのかな。


第42話「Jの迷宮/ダイヤモンドは傷ついて」

 「もうすぐ最後の仕上げ」「それで全て終わる」とのドーパントに最後の攻撃し掛けたら跳ね返された上に、その余波が照井や冴子にも。全員変身解けてるよ! 怖い相手だなぁ。
 刃野さんからルイさんの過去も聞いて、上杉さんが危ないとそちらに向かう翔太郎たち。ってすれ違った女性がルイさん…! 普通に入ってこれるのか。「このおれを宝石に変えようってんだな」「この悪女め」刃野さんの反応に…ちょっとショック受けてる? ルイさん。でもルイさんこのとき何しに来たんでしょう。助けを求めに…なのかなぁ。
 あとで気付いた翔太郎が追えば「ころっと私に騙されてるくせに偉そうなことを言うな!」思わず出た本音でしょうか。これで翔太郎が何かに気付きます。
 一方、本棚に入ると若菜に会ってしまいどうにも出来ないフィリップ。中で変身してますよ。連れ戻されそうになってますが、精神体を引っ張ってきても意味あるんだろうか。直接探偵事務所に行って攫った方が早そうなのに。
 まあともかく、検索出来ないと困るため悩むフィリップ。また亜樹子の言葉がヒントになりました。シンクロ率をわざと落とすとかも出来るんですね。本に触れないからわざわざ相手に本を開かせたりとなかなかやります。若菜さん絡みだとどうもフィリップが可哀想な感じになるけど、久々にやり込めた雰囲気がちょっと楽しい。

 探偵事務所に突然訪れた上杉さんからは、ルイから呼び出しを食らったとの話。もう翔太郎がかなり怪しんでますよね。そして見てる側的にも怪しい雰囲気満載。ルイさんと上杉さんのやりとりがまた微妙な感じ。
 待ち合わせた場所で爆弾を発見する翔太郎。おお、デンデンが役に立ってる。あのガジェットいいよなぁ。
 爆弾が爆発し、間一髪助かった上杉たち。「許してくれルイ」という上杉を見下ろす翔太郎の視線が怖い。
 そして後日、船に乗ってる上杉を追う翔太郎。っていうか翔太郎、亜樹子に何の説明もなしなのか。
 ドーパントの正体は上杉、と。ルイさんに変身する振りまでさせて、ボイスチェンジゃーまで使って騙してたんですね。さすがに目の前で変身されたら信じちゃうよなぁ。
 ルイさんは上杉に恋人の命で脅迫されてたと。ルイさん生きてたのはほっとしました。救ったのは照井か! なるほど。投げ捨てられそうだった宝石にされた恋人も照井が救いました。トライアルすげぇ。
 戦闘の方も、フィリップが検索した情報を使ってあっさり勝利。「ぼくの完璧な計画が」の上杉さんは何か凄い顔してる。
 メモリが破壊され、恋人も元に戻りました。抱き合う2人と、顔逸らしてる照井が面白い。照井はひょっとして本気でこういうことに免疫ないのか。亜樹子を避けてるよ。今更意識しだしたとかじゃないよな。

 最後、釈放された刃野と、元の関係に戻ってる真倉。あれだけ調子が良いともうあれでいい気がしますね。
 刃野はもう騙されないとか言ってますが、雪男情報に飛んでいきました。単純にそういうの好きなんじゃないのか。
 あとホントに雪男居ました。何だそのオチ!


第43話「Oの連鎖/老人探偵」

 墓参りにきてる照井。帰りにお土産買って帰ったようです。ホント普通に友達付き合いしてるなー。翔太郎はとりあえず文句言ってますが。
 ここへ今回の依頼人。「みゆを助けてください」と。10歳の娘が一晩でおばあさんへ…。これは怖い。探偵事務所に駆け込んでくる辺り、怪物絡みだとお母さんもわかってるんでしょうか。
 まあドーパントの仕業以外ありえないだろうということで調査開始。まずは母子を恨んでそうな人物を聞き込む照井と亜樹子。「大して裕福でもないくせに背伸びしちゃって、見ているこっちが恥ずかしいわ」あからさまに怪しいお母さんが居ました。
 翔太郎は老けさせ屋なる人物の噂を聞いてました。翔太郎の情報網は頼りになるなホント。合言葉まで聞いて、街中の占い師に当たってみる亜樹子。「コースどうする。10年で10万、50年で50万」何て軽い交渉。軽すぎて怖い。
 ここまで聞いて照井たちも登場。戦闘開始です。明らかに怪しい技を食らっちゃう照井ですが、何ともなし。ダブルが食らえば翔太郎のみ「急に足腰が」と。老けました。うわあ。
 照井が老けなかったのはフィリップと同じく特殊体質だからと。シュラウドは最初っからそういう方向で目をつけてたんですね。フィリップと照井を組ませるのが元々の目的なのか。「フィリップのパートナーは左しかありえない」照井…照井はホントいい奴だな…。
 この照井、この後冴子さんに聞き込みに行ったところ、衝撃の事実が。照井の家族の件もシュラウドが仕組んでたと。あああ…。強い憎しみがどうのと言ってたし、それのためだったんですね。井坂にウェザーのメモリを渡したのがシュラウドだとか。井坂が言ってたことにも繋がった…これはきつい…。

 一方完全におじいちゃんとなった翔太郎。探偵事務所で座り込んでます。意識どうなってるんだ、これ。みゆは普通に子どもの意識あったけど、翔太郎は何かおじいちゃん化してる。
 にしても「近くまで来たから、そのしけたつら見に来てきてやったぞ」って、暇だな真倉さん。というか仲良いな。
 「肩揉んでくれ」には「はい」とか、この後も普通に世話してる真倉さんが素敵です。パシリ気質なんだろうけど、まあ優しいよね。
 依頼人さんの方には、復讐代行業者による仕業だということを説明。恨んでそうな心当たりということでクミちゃんのお母さんのところへ。依頼人さんに対しては普通に優しく接してたようで戸惑ってますが。
 行ってみれば普通に家から出てくる占い師…何てタイミング。さすがに詰め寄る依頼人さん。結構あっさり認めましたね。あんたの娘が居ると自分の娘が主役になれないからとか娘さんの前で…。
 フィリップの検索は、今使えるのかと思ったけど、入ってたら若菜さんが検索中。シュラウドのことだったようです。「まだあの女の正体を知らないみたいね」とか、若菜は何を聞いたんだろう。っていうかそもそもフィリップは現在どう認識してるんだろう。
 これだけ言って若菜は去りました。タイミング次第では普通に検索できそうか…。
 検索終えて、依頼人たちのところへ。占い師と戦闘です。ファングジョーカーなら戦える可能性はあるってことで翔太郎に電話。ああ、電話も何かもどかしい。が、「早く。ピンチなんだ」のフィリップの言葉で目が変わりました。おお。真倉を遠ざけ変身。メモリがなかなか入らなかったりしますが、頑張った。
 フィリップ側もメモリのはめ方が何かいつもより早い。ピンチだからなぁ。
 が、結局それでも途中で翔太郎側が崩れてます。そういや翔太郎は一体何年分年取ったんだ。
 ピンチのまま以下次回。


第44話「Oの連鎖/シュラウドの告白」

 「今の翔太郎の状態では、戦えない」完全にやられてるダブル。敵さんはとっとと去っていきました。
 照井の方はシュラウドのもとへ。「何故おれだった」は、まあ前回言ってた特殊体質ですね。そういうのどこで見極めたんだろう。精神干渉タイプおドーパントの攻撃に耐えられるとか。テラーの攻撃ってそういうタイプなのか。あのお父さまのあれはまだ謎なんだよなぁ。
 「井坂にメモリを渡したというのは本当か」には、躊躇いつつも頷くシュラウド。さすがにキレた照井。生身で向かったのは一応相手も生身だからでしょうか。攻撃されて変身です。が、結局止まってしまう照井。「私の命を絶てば、お前は完全なる憎しみの化身となる」こんなん言われたら却って出来ませんが。
 ここで若菜さん登場です。「私たち家族を捨てたくせに」予告の台詞から何となく想像はついてましたが、シュラウドはフィリップたちの母親と…そういうことだったのか…。「私と来人の実の母親」ってさらりと冴子さん入ってないんですが、これは別に意味ないのかな。
 シュラウドは去っちゃいましたが「お前がいるならそれでもいいわ。必ずきちんとしとめなさい」若菜は照井をそういう扱いするのか…。

 その頃探偵事務所には新たな老人が…。OPの名前欄で気付いちゃいましたがクミちゃんも老人に。依頼人さんの表情おかしかったもんなぁ。
 クミちゃんが老人にされて嘆く母親。やり返される可能性なんてのを全く考えてなかったんですかね。自分のしたことの酷さに気付いたって感じは全くないなぁ…。依頼人さんの方も「私はただ娘のために」ってそれはさすがに違うだろ。「憎しみをぶつけただけだ」照井はこういう状況で諭す側に回らなきゃなって気付くとかそういう感じだろうか。まあもう照井は復讐に飲まれてはないけど。
 「刑事さん、許してやってください」「親の子どもへの愛は理屈ではないんですよ」「元々は愛なんです」老人の言葉には重みがある、という流れですが、そういう問題か、これ。愛だからいいって話でもないだろうし、愛ゆえの行動だから許せってのは…納得いきませんが…。
 ただ、これを聞いて照井はシュラウドのもとへ行きました。「あなたを許しに」と…うわぁ。シュラウドの行動原理が愛だと気付いたから…なのか。だから許せるのか。どこかで許すしかないんだろうけど。照井はホント大人になったなぁ…。
 墓に花を手向けてたのがシュラウドだと気付いたからなんでしょうが、既に確信あったのかなそれ。
 とにかくまあ、シュラウドはそもそも来人を愛していた、来人を取り戻したかったと。フィリップがそれを全部聞いてます。連れて来てたんでしょうか。更に、闇の力に打ち勝つのは憎しみの力じゃないことを証明する、おれたち3人で、とか、今回どこまでも照井がかっこいい…。翔太郎の状態があれだからなー。翔太郎も老人状態で戦っててかっこいいですが。意外に生身で手こずってますよ敵さん。
 ダブルに変身してもやっぱりそれほど動きよくないですが、照井との協力で技も決め、最後は照井がトドメ。もう今回の主役は照井だ、ホント。
 井坂の暴走はやっぱりシュラウドには予想外だったということで。「ごめんなさい」って謝るのか…! ひたすら不気味だった女性がいきなり人間味持ってきた。
 「もうあなたは誰も傷つける必要はない」「おれたちが園咲リュウベイを倒す」「仮面ライダーとして」最後まで照井が決めました。
 去っていったシュラウドをフィリップが追いますが、既に姿は見えません。この関係どうなるのかな…。
 あ、探偵事務所では照井と亜樹子が甘い雰囲気でした。何か元に戻ったな照井。


第45話「Kが求めたもの/悪魔のしっぽ」

 風都タワーが再建中。「おれたちの町のシンボル風都タワーもこんなありさまにされた」って映画が挟まってる! この回はまだ公開前じゃないのか。私は44話と45話の間に見てちょうど良かったようです。
 「かつてない恐怖が」とかいつものモノローグ中出てくる女性。「独り言なら」ってやっぱあれ実際声に出してるんだなぁ。
 探偵事務所に用のあった女性、翔太郎が探偵だと知ってムチで縛って連行しました。「私の依頼を受けなさい」ああ、一応あれに依頼したんでいいんだ。そしてこの女性「見ての通り博物館の学芸員よ」ツッコミどころ満載過ぎる。っていうかメレさま! メレさまじゃないか。相変わらずかっこいい声してる。
 博物館館長のなくしものを探したいという轟さん。ここでいきなり園咲の主人に関わってくるか、「こいつはきっと運命だ」ということで依頼を受け、館長がなくしたものを探しに遺跡へ。普通に入れるんだ、あそこ…。そして相変わらず冴え渡る亜樹子の直感。ダウジングスリッパなんてふざけたものでホントに目的の場所へ…! すげぇ。っていうか館長もどこでなくしたんだ、あれ。
 ミックがやってきて戦闘開始。結構長々引っ張ってる幹部ですよね、そういえば。
 分析を超えたミックの力に手間取ってるとお父さま登場。ああ、ちゃんと声でわかるんだ轟さん。ここでさりげに翔太郎側の足が下がってるんですね…やっぱそういうことか。
 亜樹子たちも居るから、ということでとりあえず脱出。
 轟さんにははっきり事実伝えてました。まあ轟さんもあれ全部見たわけだしなぁ。仮面ライダー含め。
 館長を「家族も平気で犠牲にする悪魔」呼ばわりした翔太郎が気付いたようにフィリップに謝ってますが、むしろフィリップのための怒りかと。フィリップは父親に対してはどういう感情持ってるんだろうなぁ。
 そのフィリップ、さっき検索してたらミュージアム関連の本が読めるようになってました。セキュリティ外したとか。このタイミングでそれをしたのも仕組まれてるんですよねやっぱ…。
 自分の本を怖くて読めなかったフィリップですが、轟さんがなくしもの持っていなくなっちゃたりもして、決意して読むフィリップ。年齢やら家族やら丁寧に載ってるんだなぁ。って若菜と冴子ってそんなに年齢差あったのか。9歳差? 若菜とフィリップも思ったより差あったなぁ。

 轟さんを追ってお父さまとも対峙することになった翔太郎と照井。「この街の涙はおれたちが拭う」との決め台詞ですが…睨まれて動けなくなる翔太郎。やっぱそうなのか…。今まで園咲家に触れなかったのも、無意識に避けてたからだそうです。まさかそんな答えがあるとは。最初に園咲家が怪しかったときにそういえば既に対峙してるんですよねテラーの力と。
 照井の方は特殊体質のおかげで大丈夫なようです。戦闘はミックと。トライアルでも追いつけないのかミック。
 翔太郎の方はトライアルの戦闘見ながらも動けてません。駆けつけたフィリップも、ショックの事実を知ったばかりで翔太郎に何か言いたそうですが、それよりまずは変身。一応「変身だ」と言われて「あ、いけねぇ」と正気には返りました。まあミック相手には特に問題はないのかな。今まで手こずってきたミックですが、「ミック、静かに」でごちそう上げるときの仕草をしたら…止まった! えええ。これはフィリップが言ったからってのもあるんですかね…誰にでもああだと困るだろうけど。
 ミックのメモリがここでついに破壊。今までずっと正体知らなかったんだよなぁみんな。「猫が組織の幹部だと」見てる側には今更ですが、びっくりですよね、これは!
 全てを知ったフィリップに「おめでとう来人」「ようやくおのれの使命を知ったな」やっぱり企んでたっぽいお父さま。
 彼が出てくるとやっぱり動けない翔太郎。
 照井は向かいますが、テラーの力に捕まってます。「噛み砕いてさしあげよう。物理的にね」ちょっ、怖いことになってる!
 フィリップ側は、ここで閲覧した事実をもう1度突きつけられることに。「お前は死んだのだ。12年前にな」と…これはどういうことなんだ。っていうか映画がまさに死人が活躍してたんだけど、ええと…。
 「ぼくはもう死んでいる」フィリップの今後が何か怖くなってきました…。
 っていうか照井が今まさに死にそうなのももうちょい気にしてみんな…!


第46話「Kが求めたもの/最後の晩餐」

 「そこにいる来人は人間じゃない」「データの固まりよ」それが答えってことでしょうか。言われると納得する方向ではあるんですが。
 そして照井の方は一応死ぬ前に解放されました。ぼろぼろですが。腕が血まみれなのが怖い…。「ぼくはものじゃない!」迫られて何とか翔太郎に変身してもらうフィリップ。翔太郎頑張った。が、結局駄目でした。エクストリームで手も足も出ず、翔太郎は恐怖に捕らわれ、フィリップは連れ去られるという…。
 この後毛布に包まって震えてる状態の翔太郎がもう見てらんない。「静かにしてあげて。お願いだから」亜樹子も大分参ってますよね。でもこういうとき自分を抑えられる亜樹子ちゃんにはほっとする。
 フィリップの方は家族の晩餐会に参加。こんな状況でもまだ希望を持とうとしてるフィリップが悲しい。っていうか冴子さんも結局来たんですね。やっぱり喧嘩になってますが。
 せめてお母さんはもうちょっと何か言ってあげないのかなぁ。「お前の家族はもう園咲ではない、左翔太郎よ」には確かに同意だけど。お母さんまで放っとかなくても…。
 姉妹喧嘩の方は若菜勝利で、冴子さんのメモリは砕かれました。もう冴子さんもしんどいな見てるの。
 そして翔太郎へ電話。電話にすら怯える翔太郎とか…うわぁ。
 フィリップからの電話は「翔太郎、お別れだ」って、えええ。「若菜姉さんの生贄にされて消滅するらしい」そんなこと普通に言っちゃうのか、っていうかどう伝えられたんだそれ…。
 「ぼくは消えない。君の心に悪魔と相乗りする勇気がある限り」ここで勇気とか言っちゃうのかと思いましたが、これが一応翔太郎に託した希望だったんですかね。最後にお別れの電話させてくれとか言ったのかなぁ。
 この後、生贄にされるフィリップ。制御プログラムになるとか。ホントに人間扱いされてないな。「あなたはそれでいいんですか。ぼくが消えても」「ぼくはあなたを救いたい、父さん」フィリップがずっと希望を捨てないのは逆に悲しい。返って来ないんだもんなぁ愛…。

 その後、エクストリームが発動し若菜にフィリップが組み込まれていく(?)中、ようやく翔太郎がやってきました。亜樹子に支えられて。まともに動くのすらきついのか。「ああ、そうだ」の声は弱いけど、頑張ってる感じがする。
 きっかけは轟さんの持ってきたイービルテイルですね。普通に忍び込んで盗んでるのびっくりしたよ、すげぇよ!
 このイービルテイル、何かと思えば発掘用の刷毛。家族の思い出とか…そういうことか。
 「返せ。私の家族だ」家族に対する思いがあったのか。でもその愛をもう本物の家族じゃなくあの刷毛に託してごまかしてきたのか…何か、結局実際今の家族に目を向けてなかったんだよなぁ。昔がホントに楽しそうなだけに、完全に壊れてるのが辛い。
 けど、これを突きつけたことが突破のきっかけにはなったんでしょか。
 翔太郎ここで変身。「あいつがおれを相棒と呼ぶ限り、おれは折れない」そういえば言ってましたね、そういうの!
 フィリップのメモリが転送されて無事ダブルとなりました。「 見事にぼくを呼び込んでくれたね、翔太郎」うわぁ、何か普通に平気な声出して…! 信じてたってことかなぁ。
 若菜さんはこれでバグったようです。あのメモリで強制的に引っ張ること出来たんですね。
 そしてお父さまとの戦闘開始。久々にリボルギャリー来たと思ったら照井乗ってた! 「おれが操り人形。上等だ」「それで悪を砕けるなら、人形でも何でも構わん!」かっけえ…! 大怪我なのにこれで動きまくって敵撃破ですよ!
 ダブル側でもエクストリームメモリがフィリップの肉体データを取り戻し、この状態で圧勝。翔太郎が恐怖振り切ったのと、お父さま側にほころびが出来たってことかな。
 ここでお父さまのメモリが砕かれるとは思わなかった…。てっきりラスボスかと。財団の人の方が出てくるのか。若菜さんも運ばれたようだし。
 お父さまは燃え盛る屋敷の中で「私の人生に後悔はない」とか踊ってます。これは…壊れてるよね。そうじゃないほうがきつい。
 「やっと悪魔のメモリから、みんなを引き離せたのに」フィリップにとっては辛い結末。でももうどうしようもなかったよなぁ。
 一応気になるのは若菜さんですが。あの突然の変わり身は何があったのか。救いは…あるのかなぁ…。


第47話「残されたU/フィリップからの依頼」

 探偵事務所にミックが。「どうだフィリップ。おれ得意の猫探しの技は」翔太郎いつの間にそんなことに。とりあえず家族が一匹だけだけど戻ってきたようです。もうかなりの年でしょうが。あの猫。
 ここでフィリップから翔太郎へ依頼です。若菜姉さんを探してくれと。一度融合しかかってるし、生きてることはわかるようです。「引き受けてもらえないだろうか」「どんなに辛いことが待っていたとしても、かい?」辛いことって何だよと思ったんですが、これはつまりフィリップが消えること指してるんでしょうか…。お前のために耐えられないことなんかないと言い放つ翔太郎ですが…これは…。

 若菜さんは財団の中へ。ミュージアムが投資対象から外れたようです。ネバーのことも出てますね。ってメダルが…! これはオーズか。一応この財団も狙ってたのかあれ。
 ガイアメモリに関しては今まで出てた男性が継続するとの宣言。組織のトップも用意する、ってこれが冴子さんなのか。そういう目的でずっと冴子さんについてたの? 本心が見えないキャラなのでホントにわかんない。
 冴子さんはその頃翔太郎たちに追われてました。若菜さんを攫った可能性が一番高いのは確かにそうだなぁ。「教えてくれ。若菜姉さんをどこへやった」って完全に決め付けてる。
 勿論冴子は知りませんが、ここに投資家の男性が来て若菜が財団に居ることが判明。とんとん拍子。男性はここで変身。やっぱメモリは持ってるんだなぁ。ユートピアです。ゴールドメモリは園咲家の人間だけのものだったのか。色で何か違うのか。まあとにかく強いです。やられまくる照井。またこんな…。
 そして変身しないフィリップ。「まだ出来ない」と。今度ダブルに変身したらフィリップの体が消滅するとか…やっぱリスクはあったのか。何か既に消えかけてましたしね手とか…。
 なので若菜を助けるときにとっておきたいようです。もう最初からそういう決意してたんだなぁ…。冴子さんがヒントを出してくれたおかげで敵の居場所は掴めましたが、翔太郎はそれよりもフィリップのことです。当然ですね。あれを黙って流すわけにはいかない。
 「諦めてくれ」と翔太郎に言い放つフィリップ…。そんな馬鹿な。「諦められっかよ」当然の反応の翔太郎、そのまま外へ。どうするのかと思ったらシュラウドか…。そういやフィリップを助けてと鳴海探偵に依頼した人物のこと忘れてましたが、シュラウドだったんですね。そりゃそうか。フィリップが幸せに生きて笑って死ねるならそれでいいと…お母さん側ももう覚悟決めてる感じですね。そんな。

 帰ってみれば、フィリップ海外留学パーティーとかやってます。フィリップがこれから居なくなることをそういう方向にしたと…。何かもう完全にお別れモードになってるのがきつすぎるな。亜樹子も亜樹子なりに覚悟決めたんでしょうが。
 フィリップから翔太郎へのプレゼントは何なんでしょう。何かあるのかな。
 そして翌日、照井や亜樹子も連れて敵組織乗り込みです。照井が「おれの側を離れるなよ」とかかっこいいこと亜樹子に言ってましたが、結局ここはおれに任せて先に行けになるのか…! まあそれが照井の役目だろうけど。
 若菜は見つけたものの、ユートピアの男も来て戦闘です。照井が頑張ってますが、変身出来ない翔太郎。まだ翔太郎の覚悟が決まってない…。
 ユートピアは照井に対し「君の生きる気力をもらい」とか怖いこと言ってるんですが。っていうか今度は炎に包まれた…! 最近の照井が酷すぎる…黒こげですよ。また大怪我ですよ…。
 翔太郎は生身のまま飛び出し戦ってます。「やめるんだ翔太郎!」フィリップが叫びまくってますが、それでも翔太郎は変身せず…。
 何かフィリップと若菜の精神が同調し「来人くんの精神的苦痛が若菜さんを呼び覚ます」なんてことになったため、トドメ刺されそうになる翔太郎。ってここで終わりか! ホントにダブル変身しないと思わなかったよ…!
 ああ、オーズのCMが入り始めた。残り2話か…。


第48話「残されたU/永遠の相棒」

 ピンチの翔太郎たちのところへ割り込んできたのはまさかの冴子さん。「こいつの方が気に入らなかっただけよ」とのことです。生身の相手に攻撃ですよ、これ普通死んでますよね。「私がネバーでなかったら」って、えええ。こんなところでまさかの事実。
 結局この後、若菜も冴子も一緒に攫って加頭は去っていきました。もうちょい早く逃げれてればな…。
 照井は病院に搬送。やっぱり相当ひどい状態です。前のときよりも更にきつそう。「人間の希望、願望」「生きるための感情」を吸い取るという部分はよくわからなかったけど、照井が精神派攻撃に強い体質だから、その点は助かってたんですね。そういえばそうだった。
 そんな状態になったことで「翔太郎、何か言うことはないのかい」怒ってるフィリップ。結局若菜も連れ去られましたしね。フィリップ側は覚悟決めてたからなぁ。
 それでもやっぱり嫌だという翔太郎。フィリップ側としては、変身しなくてもどうせ近い内に消えるんですかね。「どうせ消えるなら、姉さんを助けてから消えたいんだ」悲痛な叫び。「聞きたくねえ。どうしても飲めねえ」でもこっちも悲痛。どっちの気持ちもわかるもんなぁ。
 「たとえ一人になっても、君自身の手でこの風都を守り抜く」という約束も出来ない翔太郎。自分に自信がないとかそんな…ここでそんなこと言うか。
 そしてこの状況の中かかってくる電話。刃野かと思えば、刃野の携帯を使った加頭。この時点で嫌な予感がしますが…これまで関わってきた女子高生やらサンタやら情報屋やら刑事さんたちが次々と襲われ…その情報流し込まれてるような状態でしょうか。フィリップ絶叫。きつい。しかも最後は亜樹子です。のっぺらぼうみたいになってますが、あれは生きるための力というのを奪われた状態なんでしょうか。
 さすがにこれで覚悟を決めたのか、翔太郎一人で若菜姫を救いに。一人で守るって部分の実行ですかね、これは。
 生身で敵に向かってます。それの前に冴子さんがやられてますが。加頭の愛の言葉が全部本物だったとか…それはそれで加頭さん切ないな。冴子はあくまで拒絶。こんな形で若菜に勝っても駄目ってのが大きいんでしょうか。結局若菜を助けようとして死んだ冴子さん。ホントまさかの結末だなぁ。そして結局全くわかりあえてるわけじゃあないんだな…。
 翔太郎の方は強いです。うん、まあ普通に生身でも戦える人だけど、それでもドーパントのパンチ受け止めるとか!
 そしてホントに一人で若菜を救いましたよ。ガジェットも使ったけど、これは普通に凄い…。

 このあと、エクストリームメモリから転送されてくるフィリップ。あの転送は大丈夫なのか。笑ってますよフィリップ。ああ、良かった。そして最後の変身。「お前の罪を数えろ」を生身で言うのはいいな。
 ユートピアの情報も検索し、最も効果のある攻撃で撃破。「人を愛することが、罪だとでも」悲しい最期だな、これも。
 というわけで最後の敵も倒し、別れです。変身解除すればもうフィリップは居ないってことになるんですよね…。「おれの手でやらせてくれ」翔太郎も覚悟を決めました。なかなか解除しませんが。泣きじゃくる翔太郎と、割とさっぱりした顔をしてるフィリップ。何かもう一緒に泣きそうだ。
 解除の瞬間はフィリップも泣いてました。どう覚悟したって別れは辛いし寂しいよな…。

 若菜は病院に運ばれ、フィリップの居なくなった探偵事務所、って照井が何か酷いことになってるんですが大丈夫かこの後の復帰…。
 そしてフィリップからのプレゼントは…一人用ドライバー! あああ、そうきたか。フィリップの本も入ってます。最後にメッセージもあって改めて泣く翔太郎。フィリップは全部用意してたんですよね。「ありがとよ、フィリップ」もう完全に最終回ノリな終わりでした。まだあと1話あるのか…。


第49話「Eにさよなら/この街に正義の花束を」

 最終回。「お前が消えてもう1年になるな」って、えええ。いきなりの一年後。風都タワーも再建されたようです。
 で、そろそろ吹っ切ったかと思えば全然でした。「お前の力が欲しいよ」とか呟いてます。
 そしてここに依頼人。姉さんを取り戻してくれという小学生。「姉さんがいないと何にも出来ないんです」翔太郎がこけてますが、これだけ堂々と言い切るのはある意味かっこいいと思いますが。「ぼくは子どもでまだ半人前だし」「人に頼るのは当然ですよ」自分の弱さを認めてる点は素晴らしいのに、何だこの妙なじれったさ。単なる知識として言ってる感じだからかな。
 翔太郎はこの少年を捜査に引っ張っていくことにしたようです。やっぱああいうのは何とかしてやりたいのか。
 街ではガイアメモリを売買してる若者のグループなんてのが出てきてる様子。「ミュージアムをつぐもの」とか。悪はなくならないんだなぁ。そもそもメモリがまだあちこちに散らばってる状況なんでしょうが。
 相手がドーパントになったため変身です。「行くぜフィリップ」って一年経ってもそんなこと言ってるのか…。検索頼もうともするし、さすがに引っ張り過ぎなんじゃないのか。
 敵は軽く倒し調査続行。少年の方は姉さんが売買に関わってたのを知ってショック。「何も知りたくない」とか。でも姉さん明らかに嫌がってなかったか、あれ。
 「ぼくはあなたみたいに強くないんだ」「おれは強くなんかねえ」今回はもうこのテーマに直球過ぎる少年ですね。
 あと若菜さんが暴れてるんですが、これって回想? 途中で何か時系列がよくわからなく…照井が復活してるけど、いつの話なんだ、これ。
 しかし「風都を危機にさらす者はこのおれが許さん」とか、照井は本当に真っ当に正義の味方になったなぁ。
 ここで「今彼女を傷付けたらフィリップは何のために命を投げ出したんだ」って翔太郎…! めっちゃ若菜の前でこれはさすがに迂闊すぎる! このあと若菜さんは消えちゃいました。それでお母さんのところへ行って検索して…というのが一年前…なのか?
 お母さんもそこでいきなり倒れるし…えええ、どうなってんの、それ。

 事務所に戻ってきた翔太郎はそこでフィリップの声を聞いてます。あああ、完全に違うだろうことがわかるから痛い。
 カエルガジェットの声だったようです。「ごめんね翔太郎くん」気にしまくる亜樹子がもう…何かもうむしろ言わないでくれって感じだ…。「どうか、これで一発」スリッパ出す亜樹子ちゃん。この子のこういうとこは好きだなホント。
 「相棒がいなくなってめそめそしてるなんてかっこわる」少年のこの言葉にはこの野郎と思いましたが、ああ、外国行っただけだと思ってるからか。「ホントはこの世から消えちゃったの」死んだ、とは何かちょっと違いますよね、これ。
 やせ我慢がハードボイルドってのはわかる気がする。

 この後、組織の若者たちに呼び出された少年。バッグにメモリ隠してたのか。ここでお姉さんと逃げ出して追われてますが、メモリ手に入ったからいいんじゃない? まだあるんだろうか。
 ピンチのときに助けに来るのは当然翔太郎。「一人で踏んばったんだな。見直したぜ」少年の頑張りもお約束ですね。
 照井もやってきて若者たちをこらしめてますが…照井、最後まで変身しませんでしたね。どうしたんだ。変身出来ないのか。
 で、事件終わったムードの中、まだ居ました。エナジー。最初に出てきたペット屋の店員です。何て軽いラスボス。弱そうにしてながら街で一番強いとかは面白い位置ですが。
 この攻撃に倒れる翔太郎。やたら絶望的な展開ですが、普通にエクストリームメモリが助けてました、ってダメージなしかよ!
 このメモリから何かが出てくる…まさかと思ったらフィリップ…! おおおお、完全復活かあ…!
 「やあ、翔太郎」何か既に懐かしい感じだ、このフィリップ。最終回前はいろいろ大変だったからなぁ。
 「一年前、若菜姉さんがぼくに体をくれたんだ」らしいです。あの辺やっぱ回想ってことでいいんだよね。
 「あなたの相棒の泣き顔、見てらんなかったんですもの」翔太郎のせいなのか。結局人類の未来のためとか地球のためって使命をフィリップに託することにしたんですね。うわぁ、最後の最後で家族がフィリップに…って、冴子と若菜も何か仲良さそうに…。もう死んだから細かいことはどうでもいいんでしょうか。これは一応…嬉しいことなんだろうか。結局フィリップは家族側には行けないけど。
 一年かけて体を再構築し、その間も翔太郎のこと見てたそうです。あれ一年見られてたとかちょっと恥ずかしくないか。
 「完成されたハーフボイルド」に笑いました。うん、それが一番しっくりくるかな翔太郎は。
 まだ普通に居たエナジーメモリの相手はフィリップとの変身です。ダブルのドライバーも持ってたんだ。
 最後は「さあ、お前の罪を数えろ」で締め。これからも続いていくって感じの終わりでしたね。いやぁ、正直フィリップ本気で消えて終わりかと思ってたから、これは嬉しいな…!
 あと照井と亜樹子はホントにくっ付いてるんですか、あれ。


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