各戦隊嫌なところ

今日はですね。
ジェットマンからアバレンジャーまでの戦隊のね。
「嫌なところ」。
そりゃあ何から何まで素晴らしい、とは思いませんからね。好きな話でも「ここはちょっと…」みたいなのはあるわけで。
なので今日はそれ。好きな作品がけなされるのが嫌な人は(けなしてるわけじゃないけど)見ない方が良いです
100%主観。

 

「鳥人戦隊ジェットマン」
ジェットマンで一番きつかったもの。
実は戦隊内恋愛。
元々恋愛ものに興味ない私はさすがにどろどろした恋愛をやられるときつかったというか。いや、泥まみれの殴り合いとか好きでしたけどね。
やっぱ何か見てて痛い人物がいるってのが……!
好きなんだけどー……辛い。結末を考えると辛い。
そんな感じ。

 

「恐竜戦隊ジュウレンジャー」
かなりの人気を博した戦隊ですが、実は私の中でいまいち印象が薄かったり。多分あまりにも敵も味方もほのぼのし過ぎてたせいかと。まあ、ただこれは私が見た年齢のせいもあるかと。子どもから見ればあの魔女なんか怖いし、嫌いだろうしね。
あとはこの戦隊は結構演技も酷かった気がする…。よくは覚えてませんが。
敵幹部全員が生き残ったことについてはありだと思います。だってほのぼのだし。……そう考えるとブライの死だけがやたら浮いてるのかもしれませ んね。私はあれは悲しかったですが。

 

「五星戦隊ダイレンジャー」
この戦隊は1話1話が非常に熱い。燃える。
が、登場人物の性格、行動に一貫性がなさ過ぎるのは問題。ストーリーも大きく見るとおかしな部分が多い。
キャラでは、特に大五はどこまで狙ってたのかわからないが、ああいうわかりにくいキャラは作るべきじゃないとも思う。面白かったけど。
それより何より酷かったのは道士嘉挧。彼の行動は一貫性がないどころか、ことごとく矛盾していて意味がわからない。後半で彼に怒りを覚えた人は多いんじゃないかと思う。死んでしまったのであまり悪く言えませんが。
あとはタイトルのおふざけも少々やりすぎの部分があったかと。「感動、君も泣け」なんてタイトル付けられて素直に感動するのは難しい。実際に感動話だというのに……。

 

「忍者戦隊カクレンジャー」
ラスボスを作らず、妖怪退治の「旅」をする一行、というやり方は面白かった。忍者という設定も使いどころは多くて面白い。
が。
まず5人中3人が完全な忍術素人だったにも関わらずすぐさま他2人と同じ程度使えてるのは納得いかない。また、初期の頃は何でもかんでも忍術で解決し、忍術が便利な魔法状態になっている。
後半は結構地味な忍者らしい活躍もしてくれたが、やはり前半との違和感がある。そのための異例の2部構成なのかもしれないが。
また、この戦隊の特徴の中にケイン・コスギを採用、というのがある。これについてはアクションの出来る俳優、ということで問題はない。ただ日本語が話せない俳優というのはどうだろう。
特に初期の頃は日本語の台詞すら聞き取り辛く、字幕を付けて欲しいくらいだった。英語部分は諦めるが、日本語くらいわかりやすくしゃべれるようになってから出て欲しい。
最後の敵をただ全員で押し込める、という展開は…まあありだとは思った。

 

「超力戦隊オーレンジャー」
久々のかなり組織的な軍隊ものとして、初期と最終回付近はシリアス全開に燃える展開をやってくれた。
が。
まず、組織の人間がほとんど姿を見せないのはどういうことだろう。人数が必要な作戦でも5人しか動いてない。これでは既に5人と参謀長しか残ってない戦隊に見える。
また、中盤の脱力系ギャグ展開も頂けない。オーレンはひたすら真面目なので、逆に馬鹿みたいに見える。というより存在が浮いてしまっている。
そして何よりの問題点は敵の設定にあったと思う。「心を持たない」「愛を持たない」機械という設定。それ自体は面白い。敵に人間体が一人もいないこともその点でリアリティがある。だが愛を知らないはずの敵幹部3人が「親子」というのはどういうことだろう?夫婦愛、家族愛が初期の頃から敵にある。おまけに彼らは早い内からギャグに走っており、これでは「半年間地球が征服された」というシリアス展開もオーレンが間抜けだっただけのように見える。
意味なく増殖したロボットや目立つ参謀長についてはありだと思うが、敵の作り方だけは間違えた気がしてならない。

 

「激走戦隊カーレンジャー」
1年間通してギャグで突っ走った姿勢は素晴らしい。正義を皮肉ったかのような内容は賛否両論あるだろうが、面白いとは思う。
が。
最後に「敵の更生」という結末を持ってくるのなら、それまでの展開ももう少し軽めに持ってこないとおかしい。
そもそもカーレンの司令官は敵に「故郷を滅ぼされた」者なのだ。父親はかろうじて生きていたものの、母も故郷も帰っては来ない。それは毎回カーレンに殺されていた敵怪人も同じだ。
この戦隊であれば最後に「実は星は滅んでなかった」「実は怪人は死んでなかった」展開も出来たはずだ。しかしそういった部分を無視して平和に終わらせてしまったのは、さすがにまずいと思う。

 

「電磁戦隊メガレンジャー」
非常にリアルでストーリーの矛盾の少ない戦隊。現実にヒーローが居たら直面するであろう問題にも色々と取り組んでくれたことは面白い。
が。
そもそも高校生たちがメガレンジャーに選ばれた経緯がかなり強引。そしてやはりいくら何でも「無給」はないだろうと思う。兼業ヒーローは無給というのがお約束だが、リアルに責めてきた戦隊なのだからそこは触れて欲しかった。「メガレンジャーはバイトじゃない」などと言われても納得出来ないくらい彼らは色々なものを犠牲にしたり、犠牲にしそうになったのだから。
また宇宙との通信代が学校持ちなのもおかしい。あの場を溜まり場にして通信を通すのなら、せめて学校側ぐらい事情を話しておいても良かったはずだ。お金のことに関しては少々踏み込みが足りないと思う。
ラスボスが私怨で突っ走ってることについてはありだと思う。迫害されるヒーローも見たくはなかったが、ここまでヒーローの問題をせめてきたメガレンなら有りだとは思う。

 

「星獣戦隊ギンガマン」
メガレンと同じくストーリーの矛盾は少ない。敵の行動の一貫性は素晴らしかったと思う。
が。
やはり何と言っても最終回。唐突に戻ったヒュウガのアースは問題だったと思う。1話での兄弟の会話を再び持ってきて対比に使う展開はかなり燃えたのだが。それでも、あれではヒュウガが一体何をしてきたのか、という話になってしまう。
最終的にヒュウガの力が通じなかったのはいい。ヒュウガ自身も「失敗してもリョウマたちがいる」という気持ちがあったからだ。だが、アースについては。あれだけ簡単に戻るのであれば、せっかくの葛藤も軽くなってしまう。
私はそこまで燃えさせてくれた分で、ぎりぎりOKの部類だったが、これのせいで最後の最後でギンガマンを見放すハメになった、という人もいる。
それまでが良かった分、もうちょっとあの部分は考えて欲しかった。だからといってアンハッピーエンドも嫌なのだけど。

 

「救急戦隊ゴーゴーファイブ」
燃えた。とにかく熱かった戦隊。兄弟愛、家族愛の素晴らしさを熱く語り、突っ走った部分は素晴らしい。
が。
全体を通してみると、消化されてない伏線、敵のキャラクターの違いに問題が多い。特に敵側のキャラの一貫性のなさは白けさせる一歩手前だと思う。敵側の感動的な兄弟愛も唐突過ぎた部分が多い。「共通の敵」が出て結託するのはよくあるが、それにしてはいきなり愛が勝ってる。
早すぎる母親の帰国などはご愛嬌だと思うが、敵の女幹部とゴーブルー、敵の皇子とゴーピンクの関わりなど、消化して欲しい部分も多かった。
また、モンド一人で作り上げたにしては巨大すぎる組織もいらない疑惑をわかせる原因になると思う。

 

「未来戦隊タイムレンジャー」
ジェットマンと並んで大人向け、との評価が高い戦隊。そういえば戦隊内恋愛も入ってる。大人の話に恋愛は欠かせないのかもしれない。
それはそうと、この戦隊はキャラクターの区別、斬新な敵、最終付近のシリアス展開などかなり素晴らしかったと思う。色々な部分で燃えさせられた。
が。
まずやはり子どもに理解出来ない展開。これは大きい。戦隊と切り離して考えなければ手放しで褒めることは出来ない。過去が暗すぎるメンバー、など、子どもには重い要素が多い。
また、「未来から来た人間が現代に子どもを作ってしまった点」は、燃え要素ではあったが、やはり問題があると思う。一体歴史はどうなっているのか。
あと、6人目の戦士の死亡については元々ヒーローの死に反対派の私としては辛い。特に「死ぬ必要のなかった死」については。だが、あの場合はやはり有りだとは思う。タイムレンジャーはそういう戦隊だと思うので。
……この戦隊は「戦隊」として見なければ問題要素がほとんどないことに気が付いた……。

 

「百獣戦隊ガオレンジャー」
数々のパワーアニマルたちが、色々なパターンで組み合わさってロボになる設定は面白かった。変身前も色呼びというのも新しいパターンとして有りだとは思う。
が。
何といっても「奇跡」の存在が辛い。何でもかんでも「その時、奇跡が起こりました」ですませられては話がとことん軽くなってしまう。それでもナレーションが入らなければまだマシだったとも思う。特に大した試練もないメンバーの復活劇は正直1度は白けた。1度見るのを止めてしまった。 まだ敵幹部の方は復活に力をかけている。敵側に「奇跡」は許さないが、正義側はばんばん起こされては不公平な気すらする。
あとブラックとブルーの関係は、どこまで狙っていたのか知らないが、やりすぎだと思った。

 

「忍風戦隊ハリケンジャー」
3+2+1という戦隊構成は面白い。ここでも忍術が「便利な魔法」化してる部分があるが、カクレンジャーほどではない。また、ヒーロー側に正体不明の人間を作り、変装姿に戦隊OBを当てていった試みは正直燃えた。
この戦隊については最終回まで見てないのでまだ評価が下しにくいのだが、正直印象に残る話が少ない。
また、主人公側が一番弱い、という構成も問題があったと思う。主人公を活躍させるために無理が生じてる部分が多いからだ。

 

「爆竜戦隊アバレンジャー」
これも漸く話の折り返し地点を通過して、話が進んできたところなので評価がし辛い。
個人的に4人、というのはバランス的に好きではないのだが、有りだとは思う。
……うーん、これもまだわからんなぁ。
どうかと思ったことがいい感じに展開するかもしれないし。
何より現役で見てるのはこれが初めてなので熱が一旦冷えるまで時間かかるかもしれない。

 

 

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