平成仮面ライダー20作記念
仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER 感想

 

 今回はホント今まで以上に何の情報もなく見た映画。一番びっくりしたのはさとうたける。映画館もちょっとだけざわっとなったよ、びっくりしたあ!
 平成ライダー集合! みたいなイメージ強すぎて、これがそもそもジオウ&ビルドだということは忘れてました。ビルドの主人公コンビの安定感は相変わらず素晴らしい。ライダーたちが次々現れるシーンは何か妙に泣けてきた。というかもう、私は「民衆の声援」が好き過ぎるな。あのシーンだけでめっちゃテンション上がる。

 とりあえず本編最初から。初っ端の仮面ライダー好き少年みたいな写真、え、何、記念だから? 視聴者の記念写真? とか思ってたらがっつり本編だった…仮面ライダーが放映されてる世界の少年が出てきた…! なるほどなー。クウガの年に生まれたけどダブってるから高校生、はちょっと笑ってしまった。ホントただ高校生にするためだけにダブってるんだよねこれ…!
 あ、最初は何やらゲイツたちに追われるソウゴということで、まあ初っ端から何が起こってるのかさっぱりわかりませんね。模試がA判定とか言ってる時点で、いつものソウゴじゃないな…とは思ってたけども。ゲイツたちのマシンがデンライナーに弾き飛ばされて、おお…と思ってたら電車も普通に事故ってるのかよ…! 完全に偶然ぶつかっちゃったんですねあれ。しかもこれ結構重要な出来事だった。これがなかったら疑問に思う間もなく消えてたのかなソウゴたち…。
 この電車事故で逃げだした少年を追ってるのがアナザーダブル。そして今回はアナザー電王と…この二組メインだったのかな、っていうかここのウォッチは映画で終わりなんだろうか…。屋台のおっさんからダブルウォッチ渡されるのはさみしすぎるよ…! ウォズの本棚検索があってびっくりしたけど、ダブルは役者出る可能性あったのかなぁと…ここ見てると思うな…。

 アナザーダブルの方は戦兎たちと戦って、途中で逃走。ビルドが前年ライダーであることあまり意識してなかったせいで、一海たちが出てきたのにも驚いてしまった。こっちのライダーが記憶戻ったりなくしたり(?)してると、なんかもうややこしいな! 設定自体がややこしいからなぁ…。美空ちゃんが涙ながらに万丈に詰め寄るシーンとか何か嬉しかったんだけどね…。
 どうでもいいけど、戦兎一年ぐらいで妙に老けた感じが…髪型のせいかな。かっこいい。洗脳受けたのにはらはらしたけど、作戦かよ…! 後ろ手でバイク操作(?)してるのは精一杯抗った結果なのかなと思ったけど、普通に最初から大丈夫だったのか…理由はわかんないけど…。

 ジオウ側も記憶消失してたりしますが、記憶ないともはや別人…いやツクヨミとゲイツは普通の世界で普通に生きてたらああなってた…のか? 可能性はありそう。しかし店が変わり、知ってる人がいなくなってるとか言ってたってことはおじさんもソウゴのこと知らなかったのかな…少年案内してたはずがこっちが途方に暮れてる図はちょっと面白い。

 少年シンゴと仮面ライダーオタクみたいなアタルくん。アタル、ツクヨミやゲイツはわかったのに一海はわからないのか? と思ったら音也と迷ってたのねー! 笑った。気付かなかったよ、なるほど…!
 この後、話の流れで、ああソウゴがアタルの兄なのかーとじわじわわかってくるのが面白い。この辺「仮面ライダークウガの年」みたいな知識がないソウゴたちは気付きにくいんだろうなぁ。スマホにびっくりするのはわかりやすくていいね。こうしてみると服装はあんま変わんないんだな、この20年ぐらい…90年代以前になると大分変わってくるイメージだけど。
 アタルが弟だと気付いた途端、お兄ちゃんモードで「アタルに手を出すな!」とか言っちゃうシンゴくんがかっこいい。こういうの泣ける。このままシンゴ攫われて一海が倒れてる状態で普通に家戻っちゃってたアタルにはびっくりだよ…! なるほどすべて妄想だと…現実逃避の上に現実逃避してた…。イマジンとか出てきた時点でもう妄想の話じゃない気がするんだけど。あ、イマジンはいいキャラでした。イマジンって大体いいキャラですね。
 願いを叶えて過去に飛んで…と懐かしい道を辿ってようやく完全な事情把握。ウォズの検索でカードまで出てくるの凄いな、っていうか何の説明もなく検索空間入るんだな…! 「この本によると」とか普通にウォズの力っぽい。
 過去の世界では、シンゴが自分の兄と知って敵に殴りかかるアタルくんがいいですね、兄弟そろってなかなか熱い。結局これでアナザー電王にされたのか…この後、ようやく全てがつながってった。シンゴくん、結構長いこと追われてたのかと思ってたけど、単に事態の把握がめちゃくちゃ早い…。すごいな。
 で。シンゴくんが攫われた理由は特異点だったからと…。なんか特異点って結構たくさん居そうなんだけど、シンゴくん攫っただけでいいんだろうか…。

 ジオウやら戦兎たちやらが助けに行ってますが、突然電王たちのところに飛んだのはなんなんだろう電王の力?
 4人のイマジンが順番に出てきて、もう相変わらずのやりとりが懐かしくて仕方ないと思ってたら、ここで良太郎ですよ、佐藤さんー!? ウラタロスバージョンですが。声がウラと重なって結構普通に喋ってる…。いやぁ人間体出てきてゆっくりカメラが顔に向かうから、え、出るの? 出るの? とどきどきしたよ…! でも最後までウラタロス憑依版なんだなー。良太郎モードに戻って欲しかった…! モモの最後の意味深な呼びかけは、実は良太郎だったってことなのか単にメタ的なものなのか…いや、ホント…本物が居た…。

 世界が混乱に陥る中、子どもたちが叫ぶ仮面ライダーの名前に応えるように出てくるライダーはあっつい。子どもが呼ぶエグゼイドやゴーストに、大人が呼ぶクウガですよ、ああホントそういう世代なんだなぁ。次々現れるライダーたちも燃えるけど、それに対する大声援が楽しすぎる。こういうの大好きですホント。決め台詞言うライダーたちの中、クウガのサムズアップがなかなかにくい。
 この後のバイク大集合もいいですね、クウガはしっかりバイクアクションしてるし! やっぱそれぞれのマシンがある感じは好き。でもこれ、ドライブは車で追ってくるんだろうかシュールだな、ってか龍騎は? あのマシンなの? とか思いながら見てたらドライブが横から車で敵はねてって笑った。龍騎と響鬼、空からくるし…!
 あとはもうひたすら必殺技ですね。人数多いから延々ぼこられてる敵さんがちょっと可哀想なぐらい! いやぁ楽しい…楽しかった…。

 最後のシンゴとアタルのお別れシーン、シンゴがえらく大人びたこと言うな、どっからそんな言葉出てくるんだ…と思ったら普通にアタルにも七歳の言うことか、みたいに突っ込まれて笑った。けど、なんて言ったか思い出せない。
 今回は「仮面ライダーを見ている現実の少年」みたいなのが出てきたことで虚構だの現実だの、妄想の存在だのの話もありますが、まあ見てる側にはホントどうでもいいことではあるな…! この流れでちょっと悩むソウゴに、戦兎からアドバイスってのが素晴らしい…戦兎はホントなぁ…言ってる通り作られたヒーロー、だったもんなぁ。そして最後があれだもんなぁ。一人の記憶には残ってる、とかまた…。
 平成最後の映画がジオウとビルドの映画で、それに記憶と時間がキーワードの電王が入ってなんか綺麗にまとまったなぁ…。もっとゲストいっぱいのお祭り騒ぎぐらい想像してたけど、これぐらいの方が話としてはすっきりしてていいな。まあ見てる途中、早く過去ライダー出ないかなとかはちょっと思っちゃったけど…!
 楽しかったー。

 

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