ダブル見終わったのでようやく見ましたオーズ＆ダブル。
　ですが。
　ええと、最初の感想は…これは「ダブル」でも「オーズ」でもない、でした。
　前情報全くなかったせいもありますが、正直ちょっとショックだった。オーズも、上映時期に見ればまだ良かったんでしょうが、最終回まで見たあとだから違和感しかない。
　そんな感じの感想です。

　開始５分の衝撃。ダブルがヤミーと戦ってる…じゃなくて。照井と亜樹子が結婚ー！？
　正直花嫁姿で駆けて来ても、そういうことになってるとは思わなかった！　何か、くっ付いたのかお前らとは思ってたけど、まさかホントに…。亜樹子の照井への憧れが恋だと思ってなかった…照井が亜樹子を意識してる描写なんか全くなかった気がするんだけど…いやぁ、びっくりした。
　翔太郎に対して「一緒にバージンロード歩いてくれるって約束したくせに」がなんかちょっと良かった。ちゃんとおやっさんの代わりになってるんだなぁ。
　とりあえず結婚式１時間前だというのに照井がいつもの格好で外に居たわけですが、あれは怪人見つけて飛び出してきたってことでいいの。
　「何で変身しねぇ」「おれに質問するな！」毎回思うけど照井のこの台詞便利。今回も説明せず済ませられました。亜樹子が駆けて来てわかったけど。「今の彼女は仮面ライダーアレルギーなんだ」って何なんだ…！　アクセルドライバーもメモリも没収ですよ。
　父親が式に出られないことを考えててナーバスになったってとこでしょうか。マリッジブルー扱いには笑って、ああなるほどね、で済ませたんですが、この後の亜樹子が物凄くシリアスに仮面ライダー否定するのできついです。ギャグならいいけどさ…ずっと仮面ライダーの側に居てその結論酷すぎる。こんなの亜樹子じゃない。ダブル側一番の違和感。マリッジブルーだけで片付けられない、こんな亜樹子嫌だ。

　で、今回はここから敵のメモリの力（？）で亜樹子の精神が過去に飛んだみたいな感じに。実際は違うんだろうけど、映像が出るからまあ。
　ここから仮面ライダースカルの開始。全く知らずに見たので、延々スカルなのに驚いたというか、見る体制が整ってなかったせいできつかった。早くダブルに戻れよ、と。途中戻りましたが、中途半端なとこだったので亜樹子自ら先を催促して結局またスカルですよ。ちゃんとダブルが見たかったなぁ…。
　スカル編はね。私はつくづくかっこいいだけの男に興味はないなと思った。ただのハードボイルド見てても面白くないんだ…。
　まあともかくスカル編。
　1999年ということで、ダブルの舞台から約10年前かな。鳴海壮吉に相棒が居たのにびっくりです。頭脳派っぽいですね。しかし扉に触るなと言われてるってことはガレージのことは知らないのか。「幽霊が出る」って何かと思えばシュラウド…しかも幼馴染だと…何歳なんだ彼ら。何かいろんなところが繋がってるなぁ。
　この後の話の中でもちょこちょここれまで関わった人が見えますね。幼い翔太郎とか。幼馴染のことは正直なかなか思い出せませんでした。翔太郎はあれがおやっさん初見になるのか。
　で、鳴海探偵絡みだとメリッサなる女性。亜樹子に似てるって話から一瞬お母さん？　とか思いました、いや、10年前だ…。ていうかホントに似てるのに別に血縁関係全くないってどういうことなんだ。おやっさんが、娘に似てるから思い入れたとかそういう流れも別にないしなぁ…。むしろダブルキャラが全く出ないことへのフォローなんだろうか…。
　彼女の元へ届いた謎の脅迫状、歌を採点して減点の数だけ人を殺すとか怖。しかも歌が終わったあとざわざわと客席にクモが…！　うわああああ！　これはもう、２度と歌聞きに行きたくないレベル。１回目はともかく２回あったらもう確実にそういう噂になるよね…！
　このクモドーパントと対峙するおやっさんが「おれの依頼人に手を出すな」と。ああ、おやっさんだ。「メリッサの何だ」には「保護者だよ」と答えました。この時点で妻子持ちですしねおやっさん。
　クモ男を止めてというメリッサからの再度の依頼で動き出す鳴海。相棒に対して「調べてくれマツ」「お前の本棚で」と、フィリップを思わせる感じ。勿論本は手動検索ですが。資料作りが丁寧というか、まあ好きでやってる感じっぽいけど。
　で、建築物オタクとかいう男性に案内されて怪しい社長のところへ乗り込み。オタクさん殺されたんですか、あれ…。守ってやれよおやっさん…。さすがに可哀想過ぎた、あれは。
　戦闘になり追い詰められた末にシュラウドに投げられたドライバーとメモリでスカルに変身。これが初変身か。まだ完全じゃないようですが。とりあえずそれで戦う壮吉。途中ショベルカーに潰されながら娘の電話受信ですよ、えええ。っていうか「珍しく電話出た」って、普段出ないのか。誕生日だと気付いて出たので、そうじゃなければ出ないのか…まあただ仕事中って以上に物凄い大変な状況だけど。
　「たまには帰ってきてえな」何で大阪に妻子置いて東京で事務所開いてるんですかね。風都が好きで、嫁さんは大阪が好きとかそんなオチなんですか。
　ここで嫁に行くときは側に居るという約束が。しかし電話の会話は一応してたんだなー亜樹子とおやっさん。全然会ってなかったようだから、父親のこともほとんど知らないのかと。
　この後、怪しい社長さんは奥さんに触れられたあと爆発。奥さんが何かしたのかと思いましたが、「最愛のものに触れると相手が爆発する」というドーパントの力…何それ怖い。何気に奥さんが主人とちゃんと愛してたのが泣ける。
　ここで何やら書き込んだ文字で、壮吉が犯人特定です。相棒でした。あー、そうくるのね…まああの相棒は死ぬか犯人かしかないんでしょうが。
　壮吉のことが妬ましかったという相棒。愛する女も壮吉に目が向いてると。そんなのと相棒やってるのは辛いだろうなぁ、まあ。
　追い詰められて外に出た相棒さんは、ここでクモを街中にばらまき。あちこちで爆発が起きてます…これ、目の前で最愛の人に死なれた人たちが街中に居るんだよね…。怖い。こんなの…こんな話嫌だ…。
　「お前は、超えてはならない一線を越えた」壮吉怒ってますが、これだけの犠牲が出たあとなのが…辛い…。

　ガイアメモリ売買人と戦ったスカルは、トラックの下敷きになった彼女の「助けてくんなましに」に「無理だな」で去っていき、彼女は爆発に巻き込まれて死亡。これがハードボイルドか…私、やっぱ嫌だなハードボイルド…。彼女にほっとんどキャラがなかったせいもあるけど。口調と格好変なだけで。
　そして相棒とも対峙。相棒は「ガイアメモリに心を食われている」まあメモリ使用しちゃったのがそもそもこうなったわけではあるのか。
　「そばにいる仲間の心の闇を知らなかった」「戦う決断が一瞬鈍った」「そのせいで街を泣かした」自分の罪を数える壮吉。こうして並べると結構重い。
　「おれは自分の罪を数えたぜ」「さあ、お前の罪を数えろ」これはちょっと燃えた。そうか、こういう流れの台詞だったのね。これって要は反省しろってことだったんだろうか。
　相棒を倒したスカル。え、死んだの。メリッサさんはショックです。止めて欲しかったのに殺しちゃったからか。まあ彼だって仲間だったんだろうしなぁ。しかし「自分までばけものになって」…まあそう見えるよな。仮面ライダーとドーパントの違いなんてわかんないし、ドーパント化したことでおかしくなったのを見てたなら、壮吉がそうなってもおかしくないとは思うし。けど…その台詞はなぁ。
　「仮面ライダーってやっぱ辛すぎるよ」亜樹子がここまで見た感想はこれでした。この台詞のための展開なんだろうけど、やっぱ違和感ある。ダブルは街の人々に愛されたライダーだったしね…。

　続いてオーズ編。
　「日本の歴史上、最も欲深かった男は」とか会長が言い出して織田信長復活です。ああ、会長は信長みたいなの好きなんだな。
　これ、時期的にいつ頃になるんだろう。公開日は14話後15話前…ピンと来ないな。
　まあともかく、何やらバイトしてる映司と比奈です。結婚式で新郎新婦やってるから何かと思った。エキストラか、あれ。
　このあと映司は困ってる人々にお金配ってました。えええ。最後のオチ見る限り目的あって稼いでたみたいなのに。っていうか映司ってそんなことするキャラなのか。
　鴻上会長のもとで復活した信長は逃走し、「おれを殺したのはお前か」とか言いながら人殺してます。…殺してるよ。あれ死んでるんだよね…。
　追いかけた映司が変身。って自分でメダル出してる…！　っていうかメダルをホルダーごと持ってる…！　アンクがほっとんど出てこないし、どういうことなんだこれは…。
　そして記憶喪失の信長拾って何やら交流深めることに。アンクどこにいるのホント…。
　信長と一緒にバイトも始めた映司ですが、信長の方は突然ソフトのバグを修正してスカウトされました。何だいきなり、この能力…。復活させるときに会長が何かしたんですか。単に映司が知らない間に凄い勢いで学んだのか。一体どれくらいの期間一緒に居たんだろう。
　その後も、復讐しつつ社長にまで上りつめてる信長。最初誰だかわからんかった。自分の茶器を買おうとしたところで会長と遭遇し…仮面ライダーバースのベルトを渡されるとか…！　ええええ！
　ついでに掃除に来てた映司をクビにしました。欲のない人間だから面白くないとか。なんていうか…映司と信長の交流が全くわからないから、何か…何だこれ、としか思えない…。
　バースに変身して戦ったりしてる信長。「天下を取るためには人望も必要だ」なんてのはわかってるんですね。人助けはしてる。
　が、その後殺しに来た明智光秀の末裔の女性の踊りに完全に一目ぼれ。おれのものになれ状態です。そういう面は駄目なのか。っていうか映司も、舞台の人間がいきなり袖に引っ張られたのもうちょっと気にしないか。このあと女性が瓦礫に足挟まれてるのも放って行くし…そりゃ比奈ちゃんなら何とか出来るけどさ…。
　正直この辺りでもう見る気がなくなってきて、メモがほとんどない…。出てきたヤミーがいつもと違うヤミーらしいですが、何て言ったかよくわかんなかった。ギル？
　緑コンボ使って分身し、肩に次々乗って空飛ぶ敵に届かせてたのはちょっと面白かった。
　信長は「誰だお前は」ってどうなってんの。記憶また飛んだの。
　欲の塊の信長は欲のない映司が理解出来ない。「空は青いんだし」の映司はよくわからない。このあとも信長が何か惚れた女性の足を治した？　何だ、その力？　そしてドクターにメダル入れられて暴走？　バレエを背景に戦う映司と信長のシーンは何かシュール。展開早すぎて全く入り込めない。
　「映司、わかったよ。空は青いんだ」ううん、わからん…。

　信長の崩れた体から飛んで行ったコアメダルが…ガイアメモリと…ええと、どうなったの、あれ？
　よくわかんないけど何かが生まれました。でっかい仮面ライダーみたいなの。「異形となった悲しみを憎しみの力に変えるもの」見た目がライダーだし、この台詞何かきついな。仮面ライダーコア、ということです。昭和っぽいなぁ。異形となった悲しみのあたり。
　ピンチの亜樹子を助けたのは映司。おお。でもベルト見て亜樹子が気付きました。
　「また仮面ライダー」「いい加減にして」「仮面ライダーがいるから危険な辛いことばかり起こるのよ」亜樹子は何を言ってるんだ。
　父が式に来れない＝父が死んだから＝仮面ライダーだから死んだ、みたいな部分まだわかるけど、そもそも仮面ライダーだからじゃないよね。探偵だからだよね。そして旦那さん刑事さんなんだよね。仮面ライダーがどうとか言われても。ああ、もう、もやもやする！
　「それでも戦いたかったんだと思うよ、君のお父さん」仮面ライダーじゃなければ戦ってなかったってわけでもないしなぁ。
　とにかくまあ戦おうとする映司。翔太郎たちも来ました。
　「また世話になっちまったな、オーズ」ああ、夏映画で接触してるのはちゃんとあったことになってるんだ。いいな、こういうやりとり。ライダー同士での絡みはやっぱ嬉しい。
　敵の仮面ライダーもどきはやたら強いですが、その力の源をフィリップが分析して向かいます。戦闘の展開も早い。
　って地下に来てようやく腕アンク現れた…！　「こいつのことは気にしないで」「いや、気になんぞ。手だぞ！」当たり前の反応をする翔太郎が楽しすぎる。言って欲しいこと言ってくれるのは嬉しい。
　オーズ側はアンクがいるとやっぱほっとするな…。
　敵さんの「仮面ライダーの記憶全てを得たおれが」で、ようやくメモリでやってたことわかりました、何かよくわかってなかった。「得た記憶が偏ってんじゃないの」はいいなぁ。確かに。
　ダブルの「お前の罪を数えろ」に「かっこいいー」「ねえアンク、おれたちも何か作ろうか」の映司は笑った。いいなぁ、そういうノリ大好きだ。あと何気にここでおれたち、だったのが。アンクは映司の相棒だよねやっぱ。
　この流れになる前に照井も変身です。「おれは仮面ライダーをやめられない」「君を守るためにも」当然ですよね。ライダーは守るための力だと…亜樹子も知ってるはずなのに…。
　あとバースの登場びっくりした。しかも後藤さんだと…。伊達さん登場前に後藤さんが変身してたとか…。
　ホントオーズとしてはパラレルワールドにも程があるなぁ今回の話。

　オーズたちの方は、捕まったオーズにアンクが赤メダル２枚渡し赤コンボ。これはこの時点では初なのかな。もうオーズ見終わったのも結構前だからなぁ…。
　ダブルの方はエクストリーム…の映画版？　羽生えて中黄色くなってる奴。あれは何なんだろう。
　これでトドメ。
　亜樹子の方もようやく認めたんでしょうか。「竜くんありがとう」「所長」ってまだ所長呼びなのかよ…！
　あ、映司は何故かリオの町に出てました。え、突き抜けちゃったの地球。

　最後、結婚式場にメリッサさんが。
　「おれはもう２度と娘には会えない」壮吉の腕に残ったクモ。触れれば娘が死ぬから…そうだったのか、とか思う前に、え、メモリブレイクしてなかったの、になるんですが。メモリ壊したら効果消えるじゃん…消えてないの…。街の人たち結構な数打ち込まれてたはずだけど…それも残ってるの…。何だこの絶望オチ…。
　壮吉が娘に会わなかった理由がついたんでしょうが、きついよ…。
　最後、おやっさんの幻とバージンロード歩いてますが、あれ、他の人には見えてないよね。亜樹子がおやっさんの真実をついに理解した話って感じだけど、やっぱ納得いかない部分のせいで入りきれない。
　あとフィリップの服装は何とかしてあげて翔太郎。かちっとした服装する子じゃないんだろうけどさ…！