劇場版カブト。スカパー放送の録画で見てます。DC版からの視聴。前情報は特になし。
本編は26話まで見てます。ちょこちょこ挟まれる映画宣伝みたいなのは見てた。
で、本編。
始まりは7年前。隕石の落下で渋谷が…とか思ってたら地球全体が大変なことになってました。海が干上がってるって、えええ?
ああ、パラレルなのか、この頃の平成ライダーはそういえばそんな感じだったよなー、とここでとりあえず納得。初っ端でひよりと天道らしき男が手を伸ばしあってるし、本編と噛み合わなさそうだ、あと思ったし。
この7年前から進んでの現在は、東京タワーは曲がったまんまで、荒れてるというか荒廃した感じなのかな。…と思ったけど車やバイクは普通に走ってるし携帯も通じてるし組織は動いてるしお店もあったので、水がない&ゼクトが世界を牛耳ってる(?)って程度ですかね。
ゼクトとネオゼクトの抗争とかありますが、ネオゼクトはテロリストっぽい感じかな。こっち側に大介が居たのはびっくりした。自分は風だなんだ言ってる人なら、まあ自由を求める組織には合うのか。ゼクト側のザビーはまさかの矢車さん。今回影山くんは出演なしですか。もう影山のものって印象の方が強いんだけどなザビー。
そして一切出てこなかったサソードにもびっくりです。序盤のライダーとワームが戦ってるシーンにはちらっと居た気がするんだけど。まあこの話のどこに組み込むにも面倒なキャラだとは思うけど。
ゼクトとネオゼクトのそれぞれのリーダーが映画キャラ。いきなり土下座する大和さんとか、どういうキャラだと思えばいいのかよくわからなかった。あんまりこの後に繋がってないし。
ゼクトVSネオゼクトの戦いを止めに入る加賀美は、この世界でも加賀美ですね。本来の敵はワーム、なんですが、何かほとんどワームと戦ってなかった気がする。
唐突に割り込んできた天道は「どっちかおれの腕を買え」と。どっちの組織にも入ってなかったみたいですが、彼がライダーになってる経緯はどうなってるんだろう。
関係ないけどゼクトの衣装が何かかっこいい。あの片側マントみたいなのってどういう意味あるのかよくわかんないけど。
天道はネオゼクトの方に入ったようです。ネオゼクトの人が天道のことを「おれをひきつける闇がある」とか言ってたけど…あったの?
弓子さんの店は普通に存在してますね。加賀美はさすがにバイトしてないのかな。
ここで弓子さんからの「付き合ってもう1年でしょ」発言は衝撃過ぎました。ええええ、そうなってるの…! いや、もうまさかの展開…。ひよりちゃんって初っ端で完全に子どもだと思ってたから全く考えてなかった…! そうか、別に年齢的にはおかしくないんだ。ヒロインなんだよなぁひよりちゃん…。
なかなか結婚を言い出せない加賀美と、加賀美に顔向けないまま笑ってるひよりちゃんが可愛い。普通にカップルしてる…可愛い…。このあと加賀美のことを「新」と呼んでるのに何かにやけてしまった。うわぁ恋人なんだホント…! っていう。
結局プロポーズは天道に邪魔される形になりました。海が干上がってるってことなので鯖は珍しいんでしょうね。っていうか一応まだ居るのか鯖。
加賀美との会話では「強きを助け、弱気をくじけ」とか言い出す天道。一瞬おかしさに気付かず流してしまった。
ここまであからさまなこと言うなら、まあ作戦かなぁと思ったら「ネオゼクトを内側から潰す」とか普通にその流れで言ってる天道。加賀美に協力求めてます。まだ信頼関係もないのに無茶な…と思ってたら何かの計画を天道に話しちゃったらしい加賀美。一瞬がっかりしたけど「信用できるの」にはっきり「いえ」と言ったよ…! ちゃんと冷静に判断してるよ、さすがにそこまで馬鹿じゃなかったよ…! 何か嬉しい展開だった。本編で駄目なとこいっぱい見ちゃったからなー。
ゼクトの計画ってのは何か彗星を地球に引き寄せてその水分で海を取り戻すとか何とか。凄いな。最初「水星」と思って、びっくりしたけど。
ネオゼクトのリーダー、オダくんはどんな字だろうと思ったけど、天下統一とか言い出した辺りで織田かなと思ったら合ってた。
その後、何かデート中の加賀美とひより。いいなぁ、この普通っぽさ。
「側に居て欲しい」とようやくプロポーズを、しかも結構いい雰囲気で口にする加賀美でしたが、ひよりがそっと手を引くという…こ、これはちょっと見てて辛い…! 「これでいいんだよね」とか泣きそうな顔で言うひよりに、何か事情があるのはわかるけど!
そしてワームに襲われそうになったところを助けたのは天道でした。やたら取り乱してひよりを呼ぶ天道。ひよりの体のことは、この時点で知ってたんですかね。もう余命がわずかというひより。いつ頃からわかってたのかなぁ。
泣いて落ち込んで天道に叱咤されて、再びプロポーズする加賀美はかっこ良かったです。いつもの店で結婚式という流れもいいですね。家族が出来るとこっそり報告してるひよりちゃんが可愛い。
加賀美は仕事に呼び出されましたが、「いってらっしゃい」と見送るひよりとは、ホントいい関係結べてるんだな。
一方、加賀美と居るところをネオゼクトの女性修羅に見られてた天道。言い訳は聞かず拷問してます。何か凄い唐突に見えたというか何やってんだ。ネオゼクトという組織が一気に胡散臭くなるなぁ、こういうやり方許容してると。それほど力ありそうに見えない女性が殴る蹴るしてるだけなので、あまり酷くは見えないけど。っていうか修羅一人騒いでるので何かヒステリーっぽい…。天道からも「何を怖れている」とか言われちゃってます。
結局織田が許したというか、天道の目的を見たくなったという感じで解放してますが、織田は結局天道が裏切ってるとは考えてなかったってことかな。裏切り犯はまさかのこの修羅の方でしたが、そっちも全く考えてなかったようで…大丈夫かこのリーダー。
修羅は男まさりで「おれ」とか言っちゃうキャラでしたが「この作戦が終わったら、メイクお願いしていいか」とか大介に言ったのに燃えたので裏切りは残念だったなぁ。っていうか大介これで終わりかよ…!
織田の相手はザビー。矢車さんは出番が短かったせいかどうか、何かぼろが出ずに終わったなーという感じでした。普通にかっこ良く終わった気がする、負けたけど。
むしろこのあと黄金のライダーにあっさり破れた織田にびっくり。そうだ、この頃は結構ぽんぽん死んでたな映画…。
「おれは、まだ何もしてねえ」はホントそうだよなぁ…。何がしたかったのかもよくわからない。
天道の方は加賀美と大和を追ってバイクで乗り込み…と思ってたらちゃっかり先回りしてて何か笑ってしまった。あそこまで登るのに加賀美が結構なダメージ受けてただけに。いや、天道も大変だったのかもしれませんが。
加賀美が作戦遂行してる間に天道VS大和。壁が壊れて吸い出されそうになってますが、あそこはもう宇宙でいいの? 重力どうなってるんだろう。
あ、吸い出されそうになってたのはクロップアップで何とかしてました。何かどさっと落ちてたのはよくわからないけど。加速するとああなるのか。
結局隕石が近付いてきたことで天道と大和は地上へ落下。大和は天道の助けを拒否って墜落死…でいいんでしょうか。怖いなぁ。
加賀美は普通に帰って来てましたが、ここで弓子さんから連絡。一瞬ひより死んだのかとびびった。とりあえずはまだ大丈夫だけど入院したってことですかね。
ひよりを悲しませたくないとか何とか言ってた天道は、ここで「あいつは、おれの妹だ」との発言。何か初っ端からの取り乱しようや、今回天道妹が出てないことからちょっとそんな気はしてましたが…そういう形で繋がるとすっきりしていいな。ひよりの方は兄が居ることすら知らなかったようですが、両親の離婚とかなんですかね。ひよりの写真に父の姿もないしなぁ。
ひよりにウェディングドレスを着せ、病室での結婚式とか、これはもう泣くしかないな…。今回は完全に加賀美とひよりの話だったな。加賀美かっこ良かった、ひよりが綺麗だった…。
まあ話はまだ終わってません。ゼクトはワームと手を組んでるとか、そんな情報も入ってきて戦いに向かう天道と加賀美。この話での加賀美親子の関係はどうなってるんだろうと思いますが、とりあえずスルーでいいかな。
黄金のライダーはハイパークロップアップなるシステムを持ってて、手も足も出ない天道たち。クロップアップの更に上とか、凄いな。天道の目的は最初からこのハイパーゼクターだったようで…これは、最後のあれを実行するためってことですか。
黄金のライダーの方は何か上手いこと閉じ込めて宇宙へ放り出してます。加賀美を脱出させて、さて天道は何するのかと思ったら、その前に加賀美の脱出カプセル的なのにしがみついてた敵ライダーにびっくりした。これ何か怖いな! カプセル壊され、え、加賀美死んだ? と思ったら天道のハイパークロップアップで救出。「時間を戻したのか」って、ええええ。そんなシステムだったの、あれ!
ここで「ちょっと7年前まで引っくり返しにいってくる」と隕石に向かって行く天道。
これで隕石を7年前に送り、最初の隕石と衝突させることで渋谷隕石規模の衝突にまで押さえたと…完全なパラレルワールドだと思ってたら、まさか本編に繋がるの、これ!?
天道が子どもの頃の自分にベルト渡してるし…ええええ。
この世界があった上での今の本編世界なんだったらちょっと面白いなぁ。これはどうなるのか…本編のこの先も楽しみだ。
全体的な感想としてはひより可愛い&加賀美かっこいいが一番だった気がします。本編での加賀美にいろいろ思うところあったけど…本当に真っ当にかっこ良かったよ加賀美。