劇場版仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼感想

 

 戦国響鬼。現代とも絡ませてますが、これは現代でもちょっと未来でしょうか?明日夢くんがはっきりとサポートか弟子、の位置に来てる。っていうか響鬼が「明日夢」って呼んでるのにびっくりしました。
 最初は海での魔化魍との戦闘シーン。砂に埋まった響鬼に笑いが起こってました。何かわかりますが。
 ずたぼろにやられた響鬼さんは入院。明日夢は資料を調べてる途中に戦国の頃のお話を発見。あの資料、ほとんど絵本みたいな感じですね。

 戦国。生贄に出されているあきらちゃん似の鈴ちゃん。気丈な感じです。っていうかこの辺のシーン怖いです。せっかく覚悟を決めたのに目の前で父親殺されて食われるのってどんな気分だろう…。母親もなぁ…最期を見届けるのっていいのか悪いのか。
 それを見ている明日夢と持田ちゃん似のひとえ。きついシーンです。そして一年後にはこのひとえちゃんも生贄になることに。泣きそうな声で心情を語り、ついには泣き出しちゃうひとえちゃん。気丈に振舞おうとしても振舞いきれない感じが泣かされます。最後の願いが殺されるとこ見ないで欲しい、ってのは悲しいですねぇ。
 が、このまま納得できるはずもない明日夢くん。噂を頼りに化け物退治を請け負う鬼を探すことに。
 近くの村で化け物退治をしていた鬼はカブキ。いきなり「ダイエット」とか「ラジャー」とか言い始めて大笑い。そうか、そっちに持ってくか。
 音叉が剣になるのは何かかっこいいですね。見事化け物を退治し、感謝されてるカブキ。が、やっぱり鬼への嫌悪感はあるようで。「鬼の触ったものなんか」と来ますか。私は一瞬芋に毒でも塗ってあるのかと思いましたが。
 この辺を見ていた明日夢。このままカブキに化け物退治の依頼です。自分だけじゃ勝てない、とはなかなか正直。で、あっさり断ったかと思いきやちゃんと協力する気はあると。子どもに芋渡すとこといい、ホントにいい兄ちゃんっぽいんだけどな…。

 仲間探しにまずはヒビキの元へ。が、明日夢が拒否。明日夢の兄はヒビキに殺された、と。ここ、最後まで何でそう思ってるのかわからなかったんですが。ヒビキの弟子になったせいで死んだとか言いたいのなら逆恨みもいいとこだ。それとももうちょっと何か深いエピソードでもあったんだろうか。
 ヒビキ自身も引退した身だから、と協力は拒否。普段武器の開発とかしてるらしいですが、それは一体誰のためなんだろう…。
 次に向かったのはイブキ。イブキの登場は何かずっと笑ってる客が居ました。わかる気もしますが。大名になってるイブキですが、結局その生活は単純らしくカブキたちとともに脱走。愉快な人たちです。
 続いてトウキ。仏になるための修行中。石なんか念力で動かしちゃいます。怪しい修行してるとしか思えません。
 「仏の声を聞いた」で話も聞かずに協力。みんな仲良いなぁ。何かキン肉マン思い出した。映画の。
 3人揃って敵に向かうも結局やられて退散。村人たちは怒ります。そりゃそうだ。言い方はあれだけど、どう考えても敵の怒り買っただけですしね。

 追い出された3人。ま、しょうがないかな感じがちょっと怖いです。カブキは気にしてるけど。そこへ突然やってきたのは凧に乗ったキラメキでした。仲間集めてると聞いて飛んできたみたいです。いいキャラだ。テンション高くて楽しい。
 これに乗せられたのか、もう一度仲間集めて挑戦することに。
 次はニシキか、とか言ってるところですがニシキは人間に捕まってました。窃盗で。鬼の力を使って窃盗って何か暴力的なやり方しか思いつかないんですが。
 慌ててカブキたちが駆けつけたところニシキはホントに打ち首寸前。思わず目をそらしちゃうみんな。あ、諦めてる。
 ニシキの方はしっかり刃を歯で受け止めてました。「うそー」役人さんの呟きが笑える。何か、素に戻ったみたいな感じが面白い。
 ここで煙幕(?)か何かを投げたのはキラメキでしょうか。普通に逃走の手助けしてこれで5人。あ、ニシキは埋蔵金があるからとか言って連れてきたらしいです。魔化魍と戦ってはいないのか…?
 次は畑作ってるハバタキ。なんと妻子持ち。化け物と戦うより畑を耕して生きていきたいみたいです。これもまた一つの道だよなー。ところでこの人、本編後の数分紹介では思い切り九州弁だったんですが、普通に標準語…?何でだ。
 戦わないと言ったハバタキですが、内心の方はしっかり奥さんに見透かされてました。今でもひっそり特訓って。わかりやすいなぁ。そして奥さんも鬼のこととか全部知ってて一緒になったんですよね。いいなぁ。奥さんの言葉で再び鬼になる決意をしたハバタキ。後から追いかけたんでしょうか。まだみんなその辺にいたのか。
 最後の一人は化け蟹と戦闘中だったトドロキ。何かいきなり普通の敵相手にピンチになってます。敬語だし、この中でもやっぱり下っ端なんだろうか。キラメキたちに助けられ、7人で再び村へ。

 明らかに厄介者が帰ってきた、との様子の村人。当たり前ですが。帰れといいつつもやっぱりびびり気味の村人は7人を小屋に残してひとえを探しに行くことに。
 何だか複雑な感じの7人。今までだとこういうときはどうだったんですかね?そもそも村に入る必要もなかった気がしないでもないですが。
 そんな鬼たちに対し村人たちが強行手段。小屋に火をつけました。わぁ。村長さん怒ってましたが、これは放火という考え無しな行動を、でしょうか。火事は怖いもんなぁ。風が悪けりゃ村中に広がるのに。
 この強行手段のきっかけは村人が殺されたこと?現場にはニシキの武器。ニシキはとぼけた感じですが、当然村人を殺したりはしてないと主張。信じない村人と戦闘になることに。女たちも石投げつけてますね。私はこういう石投げとか大嫌いですが、今回は村人側の気持ちもわかるなぁ…。魔化魍には立ち向かえなくても集団で鬼たちには、ってのはわかるし。
 さすがにキレたのがキラメキ、トウキ、ニシキ。ってトウキもこっち側なのか。
 人間と戦おうとする3人をさすがに止める残り4人。「人間を傷つけることは許さない」カブキの台詞には燃えました。そしてここで鬼7人が戦闘開始。何でそうなっちゃうんだ、と思いつつちょっと燃える。このままいってたらどうなってたかわかりませんが、止めに入ったというか普通に割り込んできたのがヒビキでした。様子うかがってたんでしょうかこの人。

 ここでひとえちゃんの容体悪化の話。カブキが看病してヒビキを呼ぶように。ヒビキには協力求めるのも嫌、という明日夢くんがガキっぽくていい。ひとえのため、と言われて仕方なく出て行きましたが。
 それよりカブキさん。看病も優しくてホントにいい人なんですが…怖がるひとえ。カブキが村人を殺したシーンを目撃してました。「見たのか」カブキのこの台詞が入っても、ひとえの首に手をかけるとこまで来ても正直この裏切りは信じられませんでした…。マジですか。何か普通に凄いショックだった、これ。
 ヒビキがやってきて「ばれたか」と決定的な台詞。最初の村を助けたところから既に芝居だったと。カブキは魔化魍になるために鬼を殺すと。仲間集めたのすら作戦ですか…。
 ヒビキと戦闘になったものの、他メンバーが駆けつけてきてカブキは退却。結局他の鬼たちはカブキの裏切りと、今の村人の状況から去っていきました。うわぁ…。
 ところで引退していたヒビキさん。音叉も武器もトドロキに預けてたみたいですが、なんでなんでしょうか。単に近いとか連絡とりやすいとか?っていうか戦う武器を人に預けちゃってるのって怖いなぁ。ホントにもう戦わない気だったのか。いやホントに戦う気ないなら処分するか。
 ともかくみんな帰ってしまい、ヒビキも家へ。そこへカブキ登場です。カブキの目的は鬼の抹殺ですからね。っていうかそういえばみんなカブキを何とかしようとは思わなかったんだろうか…。
 カブキの攻撃から逃げるヒビキ。そこへ駆けつけたのは明日夢でした。カブキが明日夢を呼ぶ声が何か切ない。いい人なんだ、ホントはいい人だったんだよなこの人は…。
 明日夢からタケシの作った剣を渡され戦う決意をしたヒビキ。漸く変身です。どうでもいいけど戦国時代の変身は服燃えないのね。
 ヒビキVSカブキは傘を使ったアクションが良かったです。ベタだけど。っていうかカブキ普通にやられちゃいましたね…。何も言わず死体も見ず去っていくヒビキ。切ないよホント…。この後何でもいいからカブキに駆けつけて欲しいと思いました。

 生贄にささげられるひとえちゃんの元へ危機一髪で駆けつけたヒビキ。一人でしたが、しっかり仲間も駆けつけてきました。理由はそれぞれですが、まあどうせ言い訳みたいなものなのでOKですね。この人たちはホントにちゃんと仲間だなぁ。
 敵さん側も何か大量に。姫や童子とはまたちょっと別物でしょうか。あとヒトツミも。特別ゲストでしたが、あまり台詞なかったですね。でも絵的に何かいい。姫や童子と一緒で。
 戦闘はそれぞれ特性がある感じが楽しかったです。水中戦あり空中戦あり、何か戦隊みたい。
 必殺技連打は燃えました。やっぱ必殺技は叫んでやるのが基本ですよね。武器もいろいろで楽しい。「いらっしゃーい」は笑いましたが。
 こうしてみるとイブキとトドロキの武器は何か浮くな。今と一緒だもんな。
 雑魚(?)を大量に倒して最後のおろち。ここで場面は現代へ。

 現代に残ってる本はここで終わり。ヒビキはとりあえず退院。早。現代にはイブキたちが全く登場してないんでしょうがどうしたんでしょうか。死んでたらどうしよう。
 再び一人でおろちへ向かうヒビキ。明日夢は本の記録を頼りにそのヒビキにかつてのタケシが作った剣を。戦国では剣は海に落ちてたんですが何で普通に洞窟に?この辺、削られてるだけなんだろうか。
 剣が何かパワーアップバージョンになってヒビキも変わっておろち撃破。何だか急展開だな。って戦国の戦闘も終わってるし…!そこ省略なのかよ…!
 対おろち戦を何度もやってもしょうがないのかもしれませんがちょっと寂しかったです。これだったら現代版なくても良かったな何か…。中途半端だし。
 最後は村人たちに例を言われて去っていく7人。トドロキは何か直ぐ戻ってましたが。

 馬で去っていくヒビキに「バイバイ」と声かけてた子どもが居ました。何かほのぼの。
 7人のキャラが良かっただけに何か物足りない気持ちもありますが楽しかったです。最後のおろち戦はやっぱり見たかったけど…。

 

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