救急戦隊ゴーゴーファイブ感想 (41話〜50話)


第41話「マトイが負けた男」

 今回はマトイの先輩、工藤の登場。いつも威張り全開なだけにマトイの上の立場 の人間ってのは面白いですな。更にこの工藤先輩、役者は何とマイク真木さんの 息子さん。
 「遊び尽くしたって顔してますね〜」
 「親の顔が見てみたい」
 面白過ぎます、この2人。

 工藤に怒られるマトイの後ろでダイモンが小さく拍手してたりするのが 可愛かった。マトイに対する「かわいい〜」発言とか何かよっぽど兄に 対して言いたいことがあるんですかね(笑)。

 工藤とマトイはマジ勝負。最初の大食い対決は以前もしたことがあるんですかね。 この家庭、カップ麺の数が異様に多いのが気になります。大食いなのはマトイだけじゃ ないのかな?

 山登り対決中にサイマによる地震発生。次男以下は戦いに赴くもののマトイは 子どもを助けて崖下へ。長男がいないとしっかり次男が仕切ってる辺りが良いですな。 三男以下だけになったときも見てみたかった。

 戦闘になればやっぱり上なのはゴーレッド。
 「手間かけさせないで!お願いだから!」謝ってる工藤先輩は素直でいいです。

 マトイを散々半人前呼ばわりしてた工藤さんですがやっぱりちゃんと認めては いたんですね。今回サイマの印象が薄い薄い(笑)。面白かったです。


第42話「地獄の災魔獣軍団」

 今回はお母さん話。お父さん、本気で忘れてたならちょっと酷い……。 「ホントに忘れちゃったの?」ダイモンのセリフが切ないです。
 お母さんは父親の居所を知り一人旅立ってたんですね。あのー、確か第1話で 「父さんて死んだんじゃなかったの?」とダイモンが発言してましたが。 母さん死人の元に旅立ったのかー!?(怖)。
 母さんはそのとき以来行方不明だったようです。

 5人はサイマによって地獄へと。後のないサラマンデス、色々必死です。
 しかし髑髏に怖がるマトイ兄ィはちょっと違和感。何だこんなもん、ぐらい 言って欲しいですな。最初悲鳴上げるのはありとして!

 地獄では倒したはずのサイマ獣が肉体が欲しいとさまよってます。しかも 何度でも復活、倒せない。これは怖い。でもマトイ兄ィ「このぴちぴちの肉体を渡せるかよ!」 ちょっとその動きはどうだろう。
 サラマンデスや死神?さんも肉体はあるのですが杖によって操られてたんですな。 杖を壊されサイマはサラマンデスたちも襲います。逃げようとして出した扉は グランディーヌに壊される。……サラマンデス……さすがに哀れになってきましたな。

 逃げる手段をなくしたゴーゴーファイブ、逃げ込んだ洞窟で光を見ます。 それは母の声。「母さん!」とマツリ、 「母さんなもんか!母さんがこんな地獄にいるもんか!」とダイモン。 どっちの気持ちもわかりますねぇ。助かったのは確かだけどホントに地獄へいたなら それは……。

 地獄へは結局サラマンデスのみが取り残される。砂漠を歩く彼もまた切ない。
 ところでライナーボーイはなぜ奴らがゴレムサイマ獣だと知ってたんでしょう? 


第43話「戦慄の災魔ツリー」

 ピエールはさすがはサラマンデス育ての親。頑張ってサラマンデスを 助ける方法を探しておりました。その方法は幽魔サイマの力を手に入れること。 一歩間違えれば幽魔に体を乗っ取られる、と。これでくたばってたら ピエールはどう思うんだろう……。

 人間界ではマツリが買い物中。シスターさん、見知らぬ人に ほいほい人の家庭の事情話すものじゃないですよ……。怒られてましたが。

 サラマンデスは無事復活。それでもまだ力を求めます。災魔ツリーね……。 効果は凄いが駄洒落じゃないのか。しかしツリーに閉じ込められた人は大した 数ではない様子。もっとツリー増やしたらどんなことになるんだか。

 サラマンデス、よっぽど地獄へ取り残されたのが嫌だったのか地獄へ落ちろ、と 繰り返します。ライナーボーイもやられピンチのゴーゴーファイブ。 勇気付けたのはあずさちゃんのお母さん。こんなときでも喜ぶマツリ。 それでこそゴーゴーらしいですが。何よりも家族の絆って奴ですね。

 ツリーの方は何とお母さんの涙により機能を失いました。えええ〜。
 突然力の供給が途切れ倒れるサラマンデス。まあお約束通りの逆転です。 今回ミントがゴーライナー運転してきましたね。やっぱり一人でも運転 出来るんだよなぁ……あれ。


第44話「救急ファイル99」

 恒例の年末総集編。英語OP〜。歌ってるのは女の人なのね。

 巽家は大晦日の大掃除中&正月の準備中。割ぽう着姿のダイモンが可愛い。
 今回の総集編はゴーゴーファイブの関わった事件の編集作業と絡めてます。 それぐらい前々からやっとけよ親父……。編集中逃げ出そうとする次男と三男。 どんな作業してるのかいまいち謎。

 一方ピエール。サラマンデスが死んだため酒飲んで嘆いてます。敵側とはいえ こうやって普通に悲しんでるキャラがいるのはちょっと悲しいですな。
 ピエールの投げた缶によって組み込まれた日付が変わってしまうミント。 2000年問題……懐かしい……。
 狂い方が間違ってる気もしますが。

 マトイたち、嬉しそうに乾総監からのお年玉を見せてます。こいつら今 収入ないもんな……。つーか総監もちょっと何考えてるかわからない(苦笑)。
 ミントはデータの狂いのため自分を災魔だと思い込む。 怖がってショウにしがみつくマツリとダイモンが可愛い。三男以下の3人だと こうなるのね。暴れるミントに気合の鉄拳マトイ。何とか元には戻ったものの データは全消去。

 除夜の鐘を聞きながら5人は徹夜作業。ノーパソの前のショウとダイモン。 あー皆パソコン使えるんですね。全部で5台もあるならそれなりに効率良く 出来そうだけど。
 で、博士は作業を手伝わんと年越しソバ作ってたわけですか……?

 エンディングは2番かな?これは。


第45話「初夢は災魔の旋律(メロディ)」

 今回は初詣より。母の着物を着てきたマツリに「おおー」と反応しておいて 「七五三みたい」とは兄らしい反応でよろしいです。お父さんはどこで 雇ったのか3人の人を連れてゴーゴーのテーマソングを歌わせてます。今回は CD収録曲紹介も兼ねてるんですね。

 初詣先には京子先輩が。まだ諦めてなかったんすね、ゴーゴーファイブ入り。
 今回のサイマ獣は夢を吸い取ります。夢を吸い取られた4人の 馬鹿っぽさがいいですな。ダイモン、ナガレへの懐き方が子どもっぽいというより 女っぽい……(苦笑)。
 京子先輩も含めて巽家では正月遊び最中。「命に関わるのか!?」「いえ、単なる 怠け者です」のやり取りは確かにちょっとがくっと来ますな。何だよ。

 マトイは自ら怪人の口に飛び込み家族の夢の中へ。
 京子先輩はゴーレッドに。根性ハチマキ……。マトイは怪人扱いです。
 ダイモンの夢は白バイ警官。……ごめんなさい、ここ吹き出しちゃいました。 そうだったのかダイモンくん。似合わねぇ……!
 次はナガレの夢。ええと、ボクサー養成ギブスを作ることが夢だったのか ボクサーになることが夢だったのか。どっちにしてもその貧弱な体じゃあ 成果が出てるとは……(苦笑)。
 ナガレに吹っ飛ばされたマトイは今度は手術台へ。マツリの夢は医者? ドリル持って迫られたらこれは怖いっすな。
 何とか逃げ出した先はショウの夢。ええと、彼の夢は兄弟で 歌手デビュー?まあこれも収録曲紹介の一環、と。「何でもおにいちゃんの 言いなりになると思ったら大間違いよ!」……絶対日ごろの鬱憤を 晴らしてるんじゃないかと思える。

 そしてとりあえず広い場所への移動ー。変身せずに武器持って戦ってるのが 新鮮でよろしいです。
 マトイ、絶対絶命のピンチに聞こえてきたのはモンドの声。ここはさすが 本業ですか(笑)。

 正気に返った4人。夢の世界から戻ってきます。そしてこれからが 一番の見所!変身前の名乗りポーズ!これはかなり燃えました〜!他の戦隊でも やって欲しいですな。

 ロボ戦ではディーナスさんの歌。男共が騙される中マツリちゃんだけ 正気なのがいい。ディーナスさん、まるでプロモーションビデオのようです。
 対抗して歌いだすマツリちゃん。マツリちゃんもどうせなら戦闘服 じゃなく……仕方ないか。

 最後、初詣のやり直しをする5人。相変わらず考えなしだったモンドさん オチかと思えば今日はマトイ兄ィ。目先のことしか考えてないのが 彼らしいといえばらしいですねー。


第46話「火を吹く消防ロボ」

 ライナーボーイといいショウくんはロボットに対してやたら感情移入 しますよねぇ。こういう話だからともかく現実にはあれはやりすぎ だと思いますよ。

 まず火の中に入ったロボに出てきていきなり抱きつくのはどうかと思います。 熱いだろうよ!?見てて思わず「ええ!?」とか。煙出てるし!
 災魔の手に渡り命を得たビックを連れ出すショウ。もう何か ここまで来るとやっぱり異常としか……。おまけにこれのせいで一般人に 被害が。
 「どっちが正しいんだろう」と悩むダイモンと「今回に限って口出しは なしだ!」とマトイ。マトイ兄ィ、あんたも決めかねてるな……?

 逃げ出したビックを探す兄弟。
 ダイモンは「こういう奴見ませんでした?」とビックの敬礼を真似してみたり。お前は それでも元警官かい。

 ピエール意外と強いですね。……や、弱いのか?この人はそのときによって 戦闘能力が違い過ぎる気がします。ただこいつの能力は使い方次第でとんでもない ことになるのはよくわかります。ピエールは敵の中では愛嬌があって好き。

 最後はナガレとショウ二人でビックを撃破。悲しいね……。でも修理すりゃ いいじゃん、とか思っちゃった私は酷い?まあ修理というか作り直すしかない レベルにまで破壊されてましたが。

 最後、次回への伏線を残しつつ終了。マ、マトイ?


第47話「冥王!復活の代償」

 災魔寄生獣に寄生されたマトイ。マトイの命で兄を復活させようとする ディーナスたち。ピエールはまだサラマンデスさまサラマンデスさま言ってますね。 これも一つの親子愛。
 そしてマトイの苦しみようが半端じゃないです……。マツリに 連れられて大人しく逃げてるし、意地張ることすら出来ないんだなぁ……。
 ピンチのゴーゴーファイブをライナーボーイが救いに来て一時退却。 ゴーゴーはある意味引き際がいい。

 ジルフィーザ、母に対して「姿をお隠しになったか」って、女王、死んだのかと 思ったよ(笑)。

 「今度はおれたちが兄さんを助ける番だ」と4人。それにしてもダイモンは ホント成長したなぁ。長男がいないときは相変わらず次男が仕切ります。

 ピンチのゴーゴーファイブは気合い、の一言で復活。便利だ。マトイ兄ィの 決め台詞ですもんね。 そしてマトイを救うためジルフィーザについてるサソリを撃つ4人。もっと酷い 状況になるとは思わないんだろうか。上手く寄生獣は取れたものの それまでで一番苦しんでだし。
 マトイはそのまま気絶。

 パワーが送り込まれなくなってピンチのジルフィーザ。 そこでディーナスの取った手段は自分の命を送り込むこと。 お前らホントいつの間にそんなに結束固く……。サラマンデスの存在が 兄弟の絆を高めていた模様です。
 兄を庇い、兄にパワーを与えて死ぬディーナス。こんな悲しい死に方をする 悪の女幹部がいるとはねぇ。悪も悪で貫き通せば素晴らしい。
 でも「災魔でただ一人お兄様は優しい方だった」……それって悪として どうなんだろう。だから母親に嫌われるんでは。

 あまりの雰囲気に手出し出来ないゴーゴーファイブ……かと思ったら コボルダと戦ってました。敵の悲しい姿は見ない振りですか?

 ここで漸くマトイ登場。「弟や妹たちに手を出すな!」これこそ マトイ兄ィ!熱い絆合戦です。
 グランディーヌ復活の知らせに敵側はここで退却。最後の 戦いが迫っていますねぇ。


第48話「決戦は災魔宮殿」

 災魔宮殿へと誘いこまれる次男以下4人。マトイ、説得されたぐらいで 付いて行かなかったのはホントに体辛いんですね。
 災魔の空間では相変わらず気合いで頑張るみんな。そこにグランディーヌ、 ジルフィーザに弟ごとゴーゴーファイブを撃たせます。「コボルダー!」と 絶叫するジルフィーザ。だからお前らいつの間にそんなに仲良く……。
 「愚かだが愛しい弟」というのがあまりにも当てはまり過ぎてて 面白かった。

 ここでさすがに母へ反抗するジルフィーザ。「子は親を裏切るものだ」 とグランディーヌ。彼女は本気で悪役一直線ですな。まあ彼女ぐらい 悪だけで走ってる奴がいないと話的にもね……緊迫感が。

 「炎が怖くてレスキューが出来るか!」とはゴーゴーらしいセリフですね。 しかし脱出出来ずピンチのゴーゴー、スーツが溶け始めてるのが リアルです。
 弟たちの悲鳴を聞いて災魔の空間へ飛び込むマトイ。 弟たちを助けるため一人グランディーヌの元へ向かいます。 ジルフィーザもちょっと協力。何で裏切られるかとかよくわかって ないよね、グランディーヌ。

 マトイ、ついにグランディーヌを倒す!?ホントに一人で やっちゃいましたね。でも一人じゃない、という言い方は好きです。

 平和ムードの5人の元へ突如現れる巨大グランディーヌ。 空も暗くなり恐ろしい雰囲気。
 ここでロボ戦。災魔の反応は完璧に消え任務完了。
 でもまだ48話。最後はオープニングと重なる映像で以下次回。


第49話「覚醒!二大破壊神」

 災魔は消滅した、と平和ムードな世界。ここでどこかの病院で 目覚めた女性のお話が。すっかり忘れてました、この伏線(あんまり 出てきてないからなー話が)。

 「戦いが終わった今だから母さんのことを話して欲しい」とマトイ。 みんな我慢してたんだね……。ショウは相変わらず責め気味ですが。
 そこに京子からの通信。今度こそホントに最後の戦いの始まり ですね。

 ゴーゴーは久々のレスキュー活動してます。あー下半身ロボ懐かしい。 1話以来じゃないかい?(笑)。

 逃げる乾総監の前に立ちふさがったのは復活したサラマンデス。総監を 庇ってるよ、あの男の人!偉い。
 サラマンデスがしもべとして紹介したのは何とジルフィーザでした。 サラマンデスも悪役だよね。色々可哀想な目に合ってるから 微妙な気持ちだったけど。

 ゴーゴーを襲うジルフィーザ。手こずってる時なのに 近くに要救助者がいる、との連絡。二手に分かれて助けに 行きます。最終回間際でも人を救うことを忘れないゴーゴーが好き。
 でもここ3人も行く必要はないよなぁ。1話の映像を使いまわしたい からとしか思えん(苦笑)。

 Vランサーを使って隙間を広げるレッドとイエロー。武器をこういう 風に使うのっていいですね。武器が折れて焦るものの マツリは何とか無事で奥の方へ。
 そこには「親は助けに来ない」と言い張る子どもが。 マツリは「絶対来る」と言ってますが親のいない子かもしれないんだから その辺はもうちょい気を使いましょう。でもこの子どもちょっと むかつく(苦笑)。

 ジルフィーザ側、ショウたちの言葉で記憶を取り戻した……というか 何かおかしくなってる気がしますが。
 「弟よ」と呟きながらサラマンデスに迫ってます。いや、これは 怖いと思っちゃうのしょうがないと思うよ?
 隙をついてナガレたちの攻撃がヒット。グランディーヌは サラマンデスとジルフィーザを巨大化させます。これが二大 破壊神というわけですね。

 ナガレとショウはロボ戦に。しかしどうにも やられ気味。マトイも出場して以下次回。


第50話「燃える救急魂」

 最終回。
 マツリとダイモンはまだ救助活動中。「子どものことがどうでもいい親なんて いないわ!」とマツリ。それと平行して漸く目覚めたお母さんの言葉。 ゴーゴーは名台詞が多いなー。

 生意気子どもも一応手助けしてますね。マツリの姿やマツリとダイモンのやり取りに 何か感じるものがあったんでしょうか。いきなり素直になってます。
 そこで何とか道が通じて子どもたちは脱出。生意気子どもの両親も いました。「信じあうのが家族だよね」。いいなぁ、ゴーゴーって。

 脱出した人々を庇ってマトイの乗るロボが倒れます。だ、大爆発……!
 モンドは京子に何かを託してどこかに行ってしまいます。あれ、これ 今考えると奥さんの元へ行ってたのか?(笑)。
 ベイエリア55はついには海の底へ。

 モンドともマトイたちとも通信の取れないダイモンたちは救助を終えて 家へ戻ってきます。
 京子、やっぱりダイモンとマツリだと一応ダイモンに渡すんですね。
 母親の無事も知り涙涙のダイモン、マツリ。

 マトイを探すナガレとショウ。そこへ聞こえてきたのはライナーボーイの声。 ライナーボーイはもう大破って感じですね……。しかし意思があるロボット ならでは。マトイの居場所を教えます。

 ばらばらになったままの5人。夜明けを迎えてもまだ戦いは終わらない。 終わったことにはならない、とマトイたち。
 必死で動くロボに乗り込むもやっぱり力不足。
 絶対絶命のピンチにやってきたのはダイモン&マツリ!最後のロボ と共に現れます。精神派で操ることが出来るロボとはまた凄いですね。 ここでマトイたちも母の無事を知り一気に状況が好転。信じる力 は凄いというお話。もう熱い!熱いよ皆。かっこいいです。

 敵を倒し基地に向かうマトイたち。しかしベイエリア55は沈んだまま。
 絶望するマトイたちに対し「そんなことない」と言い放ったのは ダイモン。強くなったよね、ホント。

 そして5人の元へ現れたのは父モンドと母律子。お約束だけど 感動です。ついに、マトイまで泣き出しましたよ。……もらい泣きしました、ここ。 良かったなぁ、皆。

 エンディングでは元の職場に復帰した5人。母の弁当がいい感じだ……v


 

 

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