帰ってきた特命戦隊ゴーバスターズVS動物戦隊ゴーバスターズ感想

 

 もうキョウリュウジャーも終わる時期になりましたが、ようやく見ましたゴーバスVシネ。
 タイトルは目にしてたけど、どういう内容かは知らなかったんですが。
 …ああ、シンケンジャーのVシネと同じだ、これ、もはやゴーバスって言えるのか…。
 全力のパロ、それ自体は楽しいですが、長いよ! いつまでやってんだよ、としか思えないよ! シンケンのときと一緒でゴーバスターズを全然見れなかった、って感想になったなぁ…。

 始まりは大みそか。さすがゴーバスと言うか、日付が何かはっきりしてる。
 作業終わったようで、よし、これであとは年越しそばとか言い出すリュウさんですが、まだみんな掃除中ですよ。
 まあとにかく一年平和に終わったなー、というところで何か出てきました。未確認の高エネルギー反応…ってこれは結局何だったんでしょうか。「見た目から言って」「バグラスじゃなさそう」らしいですが、敵の見分けはよくわかりません。
 やたら強く、やられまくるみんな。エースの腕取れてる…! 地上戦では律儀に小さくなってくれた敵さんですが、それでも全然敵わず、ゴーバス全滅…ええええ! みんな倒れてるところに爆破が起こるシーンが怖すぎる。
 茫然としつつも日付や時間を読み上げて全滅を伝える仲村さん。それも…仕事なのか…。
 あっという間の展開でしたが、ここから突然白い空間で目覚めたニック。100万人目の死者とか神様に言われてます。ニックってカウントされるんだ。100万人って日本限定なのかな。
 神様は見た目エンターですが、特に意味はないですね。キャラが全然違うけど、エンターには見える。見た目が濃いからかなーやっぱ。
 この神様への願い事ってことで「13年前の事件のない世界におれたちを連れてってくれよ」となりました。なるほど、こういう展開か…。あの状況だとゴーバスの全滅をなかったことに、っていうか全員生き返らせてって言いそうなもんですが、それやったところでまたやられるんですもんね…13年前からのリセットを望んだニック。それってニックの存在もおかしくならない? と思ったけど、普通にヒロムたちと暮らしてて特に違和感なく受け入れられてました。ヒロムにフリーズがなく、両親が普通に居る世界…で、何やってるかと思えば教育実習生のヒロム…! 教師かよ…! ここには熱血体育教師のリュウジも居ました。黒木司令官も教師です、森下くんと仲村さんが実習生です。13年前の事件がどうとか以前に完全なパラレルワールド突入です。いや、13年前のあれがなかったらこんな道に進むわけ…ないよね? ヒロムとリュウさん全然キャラ違うけど、事件がなかったらああなってたとでも言うのか…! あとリュウさんってこんなイケメンだっけ、とか思った。髪型って重要だな…。
 ヨーコがあまり変わらないのはほっとするような、なんか寂しいような。相変わらずヒロムとの初対面の印象最悪みたいですが。まあニックも言う通りベタなラブコメみたいな展開ですね。こういう喧嘩見てて嫌だけど。バイクでぶつかりかけといて相手を罵倒するヒロムも嫌だけど、あの場所見る限り突然あそこを横切ってるヨーコちゃんもわけわかんないな。更にヒロムどうこう以前に実習生にはあの態度ってヨーコちゃん…。化学式間違ってたとか、出来ない奴相手にするの嫌だってことのようですが。っていうかこの世界では頭いいのかヨーコちゃん…。
 ゴリサキとウサダは普通のロボット。ロボット自体は居るんだなぁ…。陣さんは順当に年取って40歳らしいです。正直あの人の年齢よくわからないので40歳でもあんな感じだろうなとは納得してしまう。しかし何か不潔そうなので臭いひどいのかと思ったら加齢臭って!

 凄い世界だなぁと思ってたところに、突如敵さん出現です。「来たか」とか反応した黒木司令官によって職員室がそのまま基地に移動…機械帝国メカリアスが襲ってきたとか…ヒロムたちにブレス渡して動物戦隊ゴーバスターズだとか…えええ、こんな流れでこうなるの! びっくりした。ブレスに戸惑うヒロムたちに対し、自分から手差し出すリュウさんは笑った。司令官の格好と動物たちの下の基地とかサンバルカン思い出すな。
 そしてここからもうとことんベタな戦隊ドラマの開始です。「アニマルチェンジ」とかでポーズつけて変身し「大地のハンター」とか「林のウォーリアー」だとか名乗りもばっちりです。ちゃっかり入ったJの「樹液のドランカー」は笑った。OPまでしっかり作られ、敵さんの目的もわかりやすい。あ、敵はエスケイプでした。何かやたら可愛い、このエスケイプ。
 巨大化とかロボ戦とか、ホント普通に…こういう戦隊あってもいいというか成立してるよなぁ。とか眺めてたら「第5話 深まるキズナ」で崖から落ちかけてるヨーコを助けるヒロムとか、何かきらきら飛んでる…え、何か芽生えてる…とか思ってたらリュウさんとヒロムの殴り合いとか。そこから生まれる友情とか。「第15話 吹き荒れる緑の新風」とか、ホントひたすら続く戦隊パロ…ゴーバスより戦隊らしいし、この戦隊はこの戦隊で見てみたいなぁと思ったけど…いつまでやってんだよ…! パロだけで話の大部分使われてもな…。おいしいネタはちりばめられてるけど、何だかなぁとしか思えない。緑の人は、見た目と出方的に声優さんかなとは思ったけどウサダの人なのか、あれ…! 何か途中で死んでました。なので司令官も変身しました。「私が行く」とか司令室出て行った司令官への森下くんの反応が何か笑えた。何か軽くて…!
 その後、タイトルコールは早口になって巻き入ってる感じでしたが、話の方は何か普通にやっぱり戦隊っぽく進み、30分経ってようやく「そして迎えた大みそか」って、ああやっとつながるんだ…。
 結局こっちでも普通に謎のエネルギー体に負けて、ニック再び死亡。
 今度はJの言葉をヒントにして、動物戦隊を特命側に呼び寄せて戦えば、ということになりました。凄いな。そしてその場合動物戦隊側に出てくる敵は放置になる気がするんだけど、そこは考えないのかな。っていうかニックは一体どれだけの期間動物戦隊に付き合ったんだろう…戦隊的には約1年のはずだよなぁ、あれ。

 まあともかく、神様のおかげで動物戦隊合流です。単純に倍、と言ってたところに「おれはおれだ。1人しかいない」のJにはちょっと笑った。名乗りで移動してるのも笑った。Jは相変わらず美味しい。
 あとはまあ普通に戦闘。レッド同志のキャラの違いがいいな、ホント声から違うから変身後でも違和感なく見れる。いや、デザインも違うけど。この辺はVSものの醍醐味ですね。
 「アニマルコンプリート! あーんど」「…シャットダウン、完了」の流れは楽しい。
 しかしこれで動物戦隊はどうなるのかと言えば、ニックが死ななかったから神様への願いもなくなってパラレルワールドも存在しなくなる、とか、えええ。それ言い出したら他にも突っ込みどころは満載なんですが、普通にホントに消えたようです。凄いな、それでいいのか…。
 正統派の熱血集団だった動物戦隊。彼らは彼らで素晴らしかった…けど…やっぱもっとゴーバス見たかった…なぁ…。

 

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