七星闘神ガイファード感想 (21話〜26話)


第21話「七星剣を追え!」

 突然どこかの泥棒さん2人が七星剣を盗み出しました。「どうやら上手くいったみたいだ」って剛ー! 「釣り目のパンダだこりゃ」って博士ー!な、何やってるんだこの人たち……!
 盗まれたと見せかける作戦、というわけで。ううん、わからなくもないけどなぁ。
 一応麗たちは誘わなかったらしいです。敵をあざむくにはまず味方から、と。「泥棒の真似事などさせられんだろ」。いや、真似事っていうか……泥棒。

 その七星剣はまるで関係のない人に盗まれてしまいました。状況的に盗むように頼まれてたのかもしれませんが。
 そして車内には優。優〜、あんたやっぱり凄いよ……。結局捕まえられて縛られてましたが。でも隙を見てしっかり逃げ出せる辺りもさすがです。泥棒さんは泥棒さんで銃を構えながらも空に向けて撃つ辺り、いい感じです。 「おれは盗人だ。だが殺しはやらねぇ」と。こういう悪い奴のくせに変なポリシー持ってる奴っていますよね。わかりやすい。
 優くんは再び捕まるものの、そこで携帯を出し、麗たちに連絡しました。質問の出し方といい、この子はホント冷静に最善を選べる子ですよねぇ。
 金が欲しいという泥棒さんには「だったらぼくを誘拐すれば」とか言い出しました。まあでも泥棒と誘拐じゃ違うわな。っていうかここで優が七星剣買えばいいのに、とかちょっと思いました。

 泥棒さんはちゃんとご飯買ってきたり、とそういう面でも面倒見は良いのですが、優は受け取らず。「どうせ盗んだ金で買ったもんだろ」ああ、この辺が子どもっぽさなのかな、優の。でも「大人がそうだから平気で悪いことする子どもが増えるんだよ」といい、優が言う程深く頷ける言葉もないです。
 あ、泥棒さんたちの乗ってた車は警官に見付かり、麗たちにも連絡がいったようです。「ご苦労さまでした」で反射的に敬礼を返してしまう警官さんが素晴らしい。

 泥棒さんと優はついにクラウンと遭遇。泥棒さんの仲間はやっぱり殺されちゃったんでしょうか。
 「思いっきり遠くに投げて!早く!」に時間稼ぎか、とか思ってたらホントに本気で時間稼ぎだ……いつの間に剣抜いてたんだ優……。もうこの子見てると感心し通しですよ。敵ともちゃんと戦うしさ。
 でもやっぱりピンチになり、そこへ駆けつけたのは剛!って何で最初にそんなとこ登ってるかな!
 剛が敵を戦うものの、優たちも他の敵と遭遇し、剣は奪われることに。せめて……せめてもう少し持ってようよ…前回のあれは何だったのさ。 

 泥棒さんは結局警察に捕まってました。警官さんの「じゃ、行こうか」に大笑い。い、言いやがったな……!
 優は優で「心配かけてごめんなさい」謝るところは謝れる子なんだよなぁ。ホント、ちゃんとリアルに子どもっぽいのに出来すぎだ、この子。


第22話「ガイファード死す!」

 三種の神器、最後の一つ龍水晶を探す剛たち。それっぽいところで研究してる人がいるのでそこに行こうということに。ああ、悦子先生いつの間に「剛くんの悪い癖よ」とか言えるまでに付き合い深めてたんですか。剛も「はい」とか頷くし。この、大人たちと子どもたちに挟まれてる立場って可愛くていいなぁ。
 そして麗ちゃん。「心配しないで悦子先生。私も行くから」最近置いてけぼりが多かったからでしょうか。
 「遊びじゃないんだからな」の博士の言葉にも「そうよ」とか乗ってます。「麗ちゃん、君もだ」の博士の言葉がナイス。麗の表情が可愛い。

 その頃敵さんは一足早く研究者のもとへ。あー何か普通に部屋漁ってる。ここの雑魚敵さんはこういう点がいい感じ。
 そのあと剛たちも辿り着くものの、研究者さんは既に亡くなったあと。孫娘さんは割と頑な。さすがに怪物と一緒にされるのは何か可哀相です。麗は怒ってましたが、剛は割とあっさり引き。「やつらがまた襲ってくるかもしれません。そのときは…おれが守ります」口説く方向に持っていったか。
 実際このあと、自分も一人だと話したらしく、女性は完全に気を許しちゃいました。早。しかもこの女性黒帯です。強。いきなり蹴りかますからびっくりしたじゃないか。
 戦いながら咄嗟に発信機つけた麗ちゃんは素晴らしいです。

 敵さんはとっとと龍水晶を手に入れ、欲しかったら、とのことで戦闘開始。「自信過剰は怪我の元だぜ」とか言う剛ですが、実際強いです。ぼろぼろにやられ、変身も解け、宙に舞って……消えた?は!?
 「剛が……ガイファードがやられた」とか言ってる場合じゃないですよ博士たち……!?それとも剛も、敵さんたちと同じく、死んだら消えちゃうんですか。あ、ありえそうで怖い……。


第23話「復活!」

 剛が消えたことについては「ワープしたんだ」ということでいいらしいです。落ち着いて考えてみてそうなったってことでしょうか。
 剛の発信機を頼りに探してみようとするものの、反応はなし。リカさんは何か切り替え早いっすね……。でも麗ちゃんは諦め切れない様子。そりゃそうだ。ああ、泣いてるよ麗ちゃん……。
 そして今度は優とリカが攫われました。敵さん的にも龍水晶持ったままいなくなられたのは困りますね。捕まった優は静かに発信機のスイッチを。この子どもにパニックとかいう言葉はあるんだろうか。常に冷静。しかも助けられたときの台詞は「慣らされたんだよ」……割と最初からそうだった気がしますが。この子の過去に何があったんだろう。

 漸く剛がいるかもしれない場所に辿り着いたものの、追いかけてきてる敵さん。泳がせた、ってとこでしょうか。咄嗟に構える3人が素晴らしい。戦える一般人っていいなぁ。勿論博士も。前回のアタックですよ。でも敵さん今回は岩で対応。が、学習してる……!
 その頃剛。妙な世界で倒れてました。浮かび上がる老師の姿。更に体から抜け出して立ち上がる剛。な、何だ、この妙なバランスはー。
 「まだ終わっちゃ居ない。倒れるわけにはいかないんだ」と剛。うん、そりゃそうだ。当然ですね。老師は何故かもう十分だ、系のことを語ってます。それにも反論する剛。「おれにはまだ守るべき人がいるんだ。途中で投げ出す事は出来ません」かっこいいよ、剛!そして龍水晶の力で復活!結局この世界はよくわからないけど、剛の強い意志が云々の場面だな、きっと!

 捕まった麗たちはピンチの状況。
 そこへ颯爽と現れるガイファード!OP付きの登場です。凄い。何かもう、凄い。喜ぶより呆然とする麗たちがある意味リアル。
 そして復活したガイファードはやたら強かったです。前回はあれ程圧倒してた敵が雑魚並です。いっそ哀れだ……。
 さりげに「あれは一体」とか言ってるリカさんにちょっとびっくりしました。あ、そういえばガイファード=剛はまだ知らないんだった。
 戦い終わり、剛に駆けつける博士。お前が真っ先に行くか!らしいけど!弟くんの言う通り、麗ちゃん本当に「先を越されたね」な状況です。博士ー。
 この後はまたやたら仲良くやってましたけどね。可愛い人たちだ、ホント。
 ……リカさんはガイファード=剛は結局わかったんでしょうか、どうなんでしょうか……。

 平和に帰っていく剛たち。ああ、麗が剛の後ろに乗ってる。来たときもそうだったとはいえ、車もあるのに……。乗りたいんだね、うん。
 そして突然浮かんできた監視用の球体は誰かに潰されました。おう、こういう終わり方ちょっと好きだよ……!


第24話「よみがえる闇の戦士」

 突然バイクで去っていく剛。博士がいないことに気付いて探してます。「見っけ」とか「わっ」とか、何でそんなに言動が可愛いんでしょうか。麗と優がやってきたときは膝抱えて座ってるし!ああ、もう。
 そしてクザンさん。いきなりマスコミやら学会やらに研究の報告に行ってます。これは作戦の一環なんですか?割と本気っぽいんですけど。「私は予言者じゃない。科学者だ」って台詞はいいなぁ。興味本位のマスコミは蹴散らそうとする辺り本物っぽくて。
 クザンさん、テレビの前でガイアネット発言。当然のように皆さんが注目。村越博士も会いに行ったみたいです。っていうか村越さんが北辰文書を解いただの、あなたはクラウンに利用されてるだの何か普通に敵側と味方側が接するのって妙な感じですねぇ。
 クザンさんの言い分としては科学者である以上自分の研究を確かめたいのは当然だ、と。うん、それは納得。村越さんも心の底では共感してるんじゃないですかね。まあ場合が場合だから否定しなきゃならないけど。
 クザンさんが村越さんを利用しようとか言い出したところに博士たちも登場。「お友達っていうのはあっしのことかい」……うん、もうこの人これが素なんでしょうけどね。優と麗に置いてかれてるのもらしいです。割に結構身軽なんですが。
 そして敵に襲われ、全員捕まる、というところで登場したのはデスファード!見てたのは村越さんだけだったので伝わらなかったですが。

 剛を探しに行くことになった博士たち。村越さんはお留守番。っていうか優くんから中継基地としての依頼があったんだから、そっちを先に言えばいいのにな。
 剛くんの方はさっさと敵と遭遇してました。「待ってたぜ龍水晶」に対し「間違えるな。おれは風間剛だ」うん、まああんな言われ方は嫌だわな。
 そして変身しようとしたところを何と敵さん攻撃。へ、変身中を攻撃なんて!何て酷い奴だ!
 剛はその後両腕を捕らえられピンチ。そこへ駆けつける足音。兄さんー!出たー!っていうかめっちゃ普通に登場したー!
 敵さんの標的が変わった隙に剛くん脱出。2人とも大した会話もなく普通に戦い始めてます。普通に協力もしています。な、何か言うことは……いや、今は戦いが大事だよね、うん。そして共闘を終え、兄に駆け寄る剛。「剛、一緒に戦おう。そのためにおれは帰ってきた」ってそれで済ませていいんですかー!

 まだ剛たちを探してる博士たち。後ろに普通に現れる剛たち。な、何かまあ、これがむしろ当たり前なんでしょうけど。もうちょっと、もうちょっと感動の再会とかそういう……いや、らしくっていいんですけど!
 最後にナレーション「剛の兄、風間将人は生きていた」だからそれで終わらせていいんですか!?


第25話「地球最後の日」

 剛の誕生日が近いということでパーティーの準備をする麗と優。「そういうとこ、まるで女の子みたいだね」と優がからかってます。いやぁ、麗ちゃんは普通に女の子らしい子だと思うけどな。

 敵さんの方は作戦発動中。クザンが将人を呼び寄せたみたいです。呼び出されると行かないわけにはいかない将人。でも何で誰にも言わず出てきてるんでしょう。それが条件だったのかな?
 そんな兄貴を探してる剛たち。兄貴には発信機がつけられてました。ええ?まさかまた疑ってるんじゃ、とか言う剛に博士は暴走したらいけないから、と。いや、それ疑ってるってことじゃないのか。せめて心配だからとか。そういうのは言い方一つですよ。
 で、将人の方は以前のことをクザンに突っ込まれてます。ああ、言っちゃうんだ。復活の理由は言わなくても言っちゃうんだ。
 「自分の過ちに気付き、改めるのに遅すぎることはない」これを自分で言えちゃうのが凄いよなぁ。かっこいいよ。
 クザンの方は当然目的のことを話す様子もないのでやはり腕ずく、というところ。「これだから体育会系は」にはちょっと笑いました。「何のために私がこんなアホな問答してると思う」と続けるクザン。要は時間稼ぎだったということですね。これはなかなか上手いんじゃないでしょうか。ああいうキャラだとばれにくい。

 その頃襲われてる麗ちゃんと優。剛たちが駆けつけたときには荒らされた部屋に麗ちゃんが倒れてるだけでした。しかも何かやばいっぽいです。うん、凄い勢いだったもんね、あれ……。
 剛、急いで何かを取り出します。何かと思えば勾玉か。なるほど、気を注ぎ込んで治すと。凄い、立派な治療なんだ、これ。
 気を使い過ぎてふらふらしてるものの、今度は優を助けに出発です。「僕に構わないで戦って」ってああ、もう優くんもお約束だ。でもそういうわけにいかないんだよね、ほんと……!
 そしてここで現れたのは兄貴!ああもうかっこいいぞ兄貴!
 優は無事助け出され、剛の方もまともに戦闘開始。敵の武器の巨大斧は結構リアルに怖いです。本気で当たればやばそう、と思える辺りが。とか思ってたらいきなり斧投げるし!怖!怖!更に戻ってきてるし!そんな!
 しかもここで剛の変身が解けました。「あの娘を助けるために気を使い果たしたな」って何で知ってるんだ敵さん。あの球体はそこまでちゃんと監視済みか。気を使うまで待ってたんですね、人質のこと言うの……すげぇ。その気があったのかどうかは知りませんが、素晴らしい作戦だ。
 で、ピンチの剛。生身であの斧と戦うのはマジで怖いなぁ。一度何か当たっててびっくりしました。峰打ちじゃなかったら真っ二つ……?

 ふらふらの剛に代わり、今度は兄貴の出番です。今度は斧が柱に刺さりましたよ。うわぁ、威力がちゃんとそれっぽい。
 兄貴、一度掠ってましたが大丈夫なんでしょうか。変身といたあと腹押さえてたし、やばい……?
 さらに剛の方は突然現れたボスさんによって攫われてしまいました。こ、ここでボス登場か!や、やられた……。
 剛、攫われたまま以下次回。っていうか剛を殺さずに力を取り出せる装置をいつの間にか作ってたんですね、敵さん。てっきりもぎ取るものかと……うん、良かったですが。


第26話「永遠の誓い」

 ガイアネットのある場所と判明した富士山に向かう博士たち。そこへ聞こえてくるパトカーのサイレン。「前の車。もう少し早く走りなさい」け、刑事さーん!何てナイスな、何て素晴らしい登場なんですか。「退院したんですか」に「追い出されたんだよ」って何やったんだ刑事さん。
 「行き先はどこだ。桜田門が先導してやるよ」……おいしすぎだよ、あんた。

 その頃敵さんは既にガイアネットを起動。「どいつもこいつもざまあみろ!」とか叫んでるクザンさんがいい感じだなぁ。いい感じに壊れてるなぁ。
 その光を見て一度絶望するみんなですが、村越博士の「まだ間に合うわ」の言葉で気を取り直しました。こういうときは部外者の方が強い。いや、村越さんはもう仲間の一員ですが。
 入り口がわからない、という話でしたが、そこは将人の出番です。気って便利ですね、ホント。敵さんの元へ向かうと雑魚もぞろぞろ出現。雑魚の向かってくる方向に行けばいいような気がします。
 今回は優くんも麗ちゃんもアーマー装着で頑張ってます。刑事さんも戦ってます。ああ、もうみんなかっこいい。
 ボスが出てきて剛は死んだ、とか何とか言い始めますがみんな聞いちゃいません。信じないわ、の一言で麗たちは剛の元へ向かうことに。

 敵基地内もまたぞろぞろと。っていうか刑事さんの銃ってホント一発で済むな……。雑魚敵には銃火器って有効だ。
 更に基地内には侵入防止システムもあり。こっちの方が厄介です。いちかばちかで飛び出してみた刑事さんは腕掠ってます。は、博士冷ましてる。っていうかちょっと焦げたくらいですんで良かったですね……。
 ここで更に雑魚敵出現ですが、ここは却って助かりました。雑魚敵を投げ、装置がそちらに向かってる間に刑事さんが装置を破壊。見事なコンビネーション。見事なコントロール。刑事さんいくら何でも活躍しすぎです……!かっこいい……!
 何とか剛のところに辿り着きましたが、剛は既に息がないようです。そこで麗ちゃんが取り出したのは勾玉!おう、こう来たか。「誰でもいい。教えて」の言葉に老師が反応してくれました。「純粋な人の心」で力を発揮すると。皆が手を翳し祈るシーン。ああ、これまでの登場人物たちが集合してこうなるんですね、ああもう……!

 その頃兄ちゃんはまだボスと戦闘中。結構ピンチです。そこへ現れたは剛!ああ、もういきなりか!「みんなの祈りがおれに力を与えてくれた」ってああ、素晴らしいよ剛……!
 というわけで共闘開始。ああ、何かちゃんと2対1って感じがするなー。ちょっとボス可哀相だけど。 ホントに順当に倒せたって感じがします。
 「たとえ私を倒したところで何も変わらぬ」「人間は自分たち自身の手で滅びるのだ」割とお約束の捨て台詞を吐いてついにボス死亡。
 ああ、将人が剛に服渡してる。な、何か微妙。いいけど。
 そしてまだガイアネットが起動したままです。止めに行こうとする剛と将人。「馬鹿言え。おれも行くよ」と普通に出せる刑事さんがいいなぁ。
 「これがおれの、おれたちの役目なんだ」ということで剛は二人だけで行くことを伝えました。不安そうな麗ちゃんには「必ず戻ってくる。約束するよ」……うん。いいよ、それがいいよ……!

 基地内部にはクザンさんが。そういえばまだこの人は死んでません。何か水鉄砲か空気入れみたいなの持ってますが、まあ爆弾……ですね。「誰にも止めさせない」「私だけのロマンなんだ」ということで基地もろとも自爆、ですか。一番らしい最期だなぁ、この人は……。
 そして兄貴は崩れた瓦礫の下、剛はガイアネットに飛び込んで……装置は止まりました。えと、あの、これは……。
 山には何故か虹が。地面には勾玉が。
 不安な博士たち3人。「戻ってくるわよ、約束したんだもん」という麗を茶化そうとした優ですが、麗は振り上げた拳を下ろすことも出来ず優に泣きつきました。ああ……ああ、もう……!
 最後は夕陽をバックにした剛と将人。ちょっと、ちょっと待って。そ、そこで終わらないで〜!うわ〜!
 ……いや、帰ってきますよね、彼らは。


 

 

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