何やら倉庫っぽいところに捜査にやってきてる進ノ介と霧子。霧子が見つけたのは「てれびくん…いや、てびれくんです!」…相変わらずのノリですねてれびくん。偽物のてれびくんで子どもたちを悲しませるなんて…というのを大真面目にやるからホント見るテンションに迷うよなー! 戦闘自体は割と真面目な部分が大きいだけに。敵のノリはふざけてるけど、コピー怪人は結構厄介ですよね。水鉄砲なのに逃げて避けてやんの、とかなかなか憎らしい。っていうかそっくりにコピーできるなら何で「てびれくん」にした! 「見た目さえそれっぽけりゃ簡単に騙されるからな」あんなん騙されるわ! 微妙に変えてるだけに、悔しいね。中身のコピーは出来ないけど剣の切れ味はあったりいろいろ半端な敵さん。効果音自分で言ってるのはちょっと笑った。ベルトさんのコピーはさすがに無理なのか。
そして2体が戦ってるときにやってくるマッハ。どっちが本物だ、とはまあ当然の流れですが、ちょうどシフトカーも偽者に付いちゃってる状況だったため間違える剛。声でわかれ声で。その前によく見れば「027」とか書いてますが、まあこれもぱっと見じゃなかなか気づかないよなぁ。
そのまま進ノ介を倒しちゃう剛。ちょっ。見たことないほど酷いダメージ負ってる気がするよ進ノ介!? ギャグノリの方がぱっと見が酷いことになるな。まあなんだかんだこのあとは元気だけど。「コピーされた泊さんが悪いと思います」弟庇うためか知らないけどさすがにそれは酷いな霧子! にやにやしながら偽ドライブの悪行写真持ってくる剛も酷いな。落書と自転車泥棒の次が歩きスマホで笑った。一瞬何言ってるのかと。わかりやすく「悪い」行為ですね!
「スクープ写真として高く売れそう」こんなことまで言っちゃってる剛。勿論冗談でしょうが、そもそもその写真撮ったの誰なんだ。剛が撮ってるわけないよねまさかね。すぐ拡散されて大変なことになりそうな状況ですが、まあ特に問題はなかったのかな。
こんなノリの中「本物のドライブの力ってなに」なんてちょっと真面目な話に。完全にコピーできるなら、本物の力って一体…となるのか。そうか。アイデンティティに悩み始めそうな展開ですが、何故かもっとハイクラスになればという流れから高級シフトカーを作ることに。ええええ。
高級車、という発想は面白いけど、いやぁわざわざ赤絨毯で出てきた進ノ介がびっくりする程高級感がない…もうちょっと…もうちょっとどうにかならなかったのか…! ごてごて阿保みたいに宝石付けた方がまだそれっぽかったような。
あ、敵さんはこのときてびれくん配ってました。…あれ、配ってるんだよね? 売ってるの? あと「てびれくん」にしてるのは騙してないよ勝手に間違えたんだよ、の言い訳のためならわかるのに看板は「てれびくん」かよ…! ホント何の意味があるんだてびれくん。
まあそれはそうと客は呆れて去ったので普通に戦闘開始です。変身後も当然高級バージョンです。ベルトさんがちょっと言い方変えてるのも笑える。「なんだその地味な格好」に「この渋さがわからないとは」と返すけど、このあとの比較では何かめっちゃきらきら光ってるんだけど。「落ち着いたシルバーグレー」には見えないな…! 敵さんもいろいろ律儀に突っ込んでくれてます。「シャルウィードライブ?」にしっかり「ノーサンキュー」と返したり、やっぱノリはいいな。
なかなか強い高級ドライブに敵さんも逃走しかけますが、そこはマッハが止めました。おお、生身名乗り。
最近本編の展開があれだから明るい剛が見れるのは嬉しいなぁ。
トドメは当然ドライブが決めて終了。
オチは「実はね、改造前とスペック変わってないのよ」でした。ああ、なるほど。だから早く出来たのね。こういうのって一回限りにしないと本編と矛盾するけどどうするんだろう、と思ってたら。なんか妙にすっきりしたオチ…! 「おれ見た目に乗せられたってこと?」落ち込む進ノ介ですが「いつも形から入る泊さんにはぴったりです」で、うん、進ノ介らしいと思えたしな。
「おれにも派手なの作ってよ。やる気出そー」見た目の改造で十分楽しめそうな剛もいいなぁ。剛のこのノリは好きだなホント。「君はやる気も派手さももう十分」と返されたけど、それはそれとして別デザインはちょっと盛り上がるじゃんねえ!
バトルDVDとしてはちょっと弾け具合が足りないなと思ったけどオチが好きだった。面白かった。