OVA２本目。映画の敵が主役で１本作るとか凄いですね。あれも仮面ライダーなんだよなぁ。仮面ライダーの定義が何かわかんなくなってきますが。この話では「みんなの英雄」って部分なんですかね。
　初っ端はダブルから。いきなりフィリップが食べられそうになってます。変身中の無防備な体はいつかああなるんじゃないかとは思ってました。相手が相手なので何かギャグで済んでますが。そしてこの状況に対して「倒れた体は私に任せてって言ったよね」って亜樹子に怒るんか！　まあ確かに亜樹子の役目のはずですが。ドーパント相手に自分より体格いい男抱えて守れとか厳しいですよね実際！　あ、相手はスイーツドーパントでした。「試作品メモリで一般市民が暴走」って何があったんだ。ついでにこの一般人、テロップ見たら脚本家でびっくりした何やってるんだ。
　ここで謎の女性登場です。シンケンの茉子ちゃんです。Wと時期かぶってる戦隊なのに凄いな。時期的に終わって大分経ってるけど。「よくも克己を」ということで、映画のエターナルの関係者。いきなりダブル襲っといて、割とその後普通に話し始めました。
　というわけでここから過去回想。何か焦げたメモリ持ってると思ってたらハーモニカだった。
　ハーモニカはかつての克己の持ち物。ああ、親子仲良くやってる時期だ。克己の少年時代がフィリップの役者さんってのはやっぱ違和感。あのお母さんいくつなんだ。そして一応年取ってるらしい克己は何歳なんだ。
　まあともかく、事故にあった克己が母親の手でネバーになりました。元々そういう研究してたんですねお母さん。言ってたっけ。あの映画はホントフィリップが可哀想過ぎてお母さんの話が微妙にまともに聞けてない。

　財団Xの投資対象としての競争でガイアメモリに負けたネバーは、その後仲間集めて見返してやろうとした…って話ですかね。見込みありそうな死刑囚拾ってくるつもりだったのか。「死体を盗む手間が省けた」って言ってたけど、殺されなかった場合はスルーしてたんだろうか。
　仲間になった強盗犯はレイカさん。素晴らしいスタイルですね。「私の方がおっぱい大きいわ」の京水にはちょっと笑いましたが、全体的な空気がシリアス過ぎて彼のキャラへの反応に困る。
　残り２人の仲間はほとんどキャラも出ませんね。何となく雰囲気は伝わってくるけど。
　いきなりネバーにされたレイカはわけもわからず傭兵としての戦闘開始。ここからはもうひたすらアクションですね。生身はいいなぁ。ボウケンシルバーの人も銃だけかと思ったらちゃんと動いてくれてて嬉しい。普通に仲間扱いなのもいいな。
　そしてその後、超能力兵士ミーナと戦闘。やたら強いですが、消耗が激しいと。長期戦だと有利だよなーネバーは。
　というわけで負けた感じのミーナですが「早く殺して」「お断りだ」のやりとりです。嫌々戦ってるから、か。戦う理由はなんなんだろう。彼女もあそこからは逃げられないのか。
　ここで２人ほど追加。ああ、アバレブルーが居る。ダブルはホントに特撮役者多いな。
　その後、今度は加頭さんです。エターナルに変身ですよ…！　えええ。彼もロストドライバー持ってたのか。あのドライバーは誰が作ってるんだ。
　ここでエターナルメモリに克己が反応するわけですね。メモリと惹かれあうってこういうことなのか。

　攫われた克己とレイカは超能力者の集落へ。能力で物凄い格差つけられてるんだなぁ。克己は村人の中に放り込まれ、レイカの方は吊るされて検査されてる（？）。こっちは何かエロい。この後自力脱出してるのが凄い。
　戦闘は善戦してますが、敵ボスは強い上に酵素切れ（？）。定期的に打ってなきゃ駄目とかそういうのもあるのかやっぱり。
　ここで仲間の回想とかしてます。出会いがちゃんと全員分書かれるんだ…。死んでからじゃなくて、死にそうなのを拾ってきてるんですね克己。死んでくれなきゃ困るのも何か不思議な感じ…。あと京水は元々オカマじゃないのか…！
　残ってた３人の方はお母さんが助けに来てます。携帯用酵素を渡すレイカとかいいなぁ。既に信頼関係出来てる。…これが映画でああなっちゃうのがきついですが。この後の展開のせい…ってことですよね、これ。

　脱落者の処分をしようとしてる敵ボスさん。加頭さんが相変わらずの感情篭らない声で「残酷ですねドクター。私、ぞっとします」とか言ってますが、これって本心なんだろうか。
　ここに乗り込んでくるのが克己。割と直球で助けに来るなぁ。「過去が消えていくならおれはせめて明日が欲しい」「助けて欲しいというお前の気持ち、最初から感じてた」ちゃんとヒーローしてる…。
　そして加頭さん、ひょっとして超能力も使えるんですか。自分の体でテストしてるとか素晴らしいな。ネバーになったのもその一貫かーと思ってたら、戦闘で殺されてびっくりです。「駄目だ、死んでる」って、えええ！　この流れでネバーになったのか加頭さんは…。「財団Xはあなたを失うわけにはいかない」とか思われてたんですね、いい位置だなぁ加頭さん。実験体なんだろうけど。

　村の方は京水たち３人も助けに来ました。あの状態でどれが敵かよくわかるな。まあみんな白い服着てわかりやすいといえばわかりやすいけど。レイカと京水たちの友情がいい感じです。このまま村人たちも助けてハッピーエンド…にはならないんですね、この話は…。村から出たら死ぬとか。これはきつい。この出来事がきっかけで克己は変わっちゃった…ってことなんだろうか。何だかなぁ。正直死人を仲間にしまくってた状態だと仲間が増えるんじゃないか、とか思っちゃったしな。このあと「あの子もネバーに」を拒否したってことは、もう仲間増やす気なくなったんだろうけど…ううん、よくわかんない。「何て冷たい目」ってそうだったのか。このあと風都で市民を全部ネバーにしようとした…んだよね。何でそうなるのかな…。おれと同じ化け物に、系のこと言ってたし助けたはずの人たちに化け物扱いされたとかの方が展開的にはわかりやすかった気がする、それもきついけど。ネバーであることの辛さみたいなのがあんま出てなかったのにむしろびっくりした。
　ついでにミーナは生きてました。これは能力値高かったせいなのかたまたまなのか。「君だけでも生き延びていたことを大道が知っていれば」とか言われてるし、やっぱ彼女の死が克己を絶望させたのか…。仲間への態度も変わっちゃったのは何でかなぁ。

　ミーナはこの辺の話をダブルに知ってもらいたくて来たようです。いきなり喧嘩売ってたのは何なんだ。
　最後は克己に花を手向ける翔太郎たち。「彼がただの悪魔ではないという事実を知った今では」か…。映画時点から、彼の目的考えると何か切ないと思ってたけど、一体どう思ってたんだろう、あのとき。

　何かいろいろ納得出来なかったけど、ネバーという集団はやっぱり良かったな。だからこそ敵役なのが辛いんですけどね。